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癒しの温泉・なごみの宿を探せ
新年明けましておめでとうございます。年末は奥鬼怒・鬼怒川温泉3連泊の旅で〆ました☆皆様にとって良い一年となりますように!!

書庫芝原温泉 かやの家

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過去2回に渡って芝原温泉『かやの家』の滞在記を紹介して来ましたが、最終回となる今回は旬な山の幸を上品な味付けでいただくことのできる宿の食事について紹介します。
先ずは夕食の紹介です。

『かやの家』の食事は夕・朝食とも部屋食にていただきます。
夕食時間になると、こたつの上に上品に盛りつけされた料理が運ばれて来ました。
個人的に部屋食をあまり好まないということもあり、こたつに入りながらの食事は何となく家で食事をするような感覚に陥ってしまいました。
できれば食事処でいただきたかった感じもします。
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こちらは先付の菜花の胡麻浸しです。
さっぱりとした菜花と甘く煮付けられた椎茸に、胡麻の風味が良く合いました。
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続いては見た目も食欲をそそる前菜の五点盛りです。
小鉢に入って、くるみ豆腐・梅肉うど・大黒しめじ・原木なめこおろし・無花果の甘露煮という滋味溢れる山の幸が並び、どれも皆あっさりとした味付けで、あっという間に口に入ってしまいました。
この際、気になったのが皿の上に添えられた花びらです。
彼女の箸が一瞬止まって花びらに目が向けられたので、どうしたのかと思ったら実はその花びらは造花でした。
この造花というのは実に寂しく感じられる代物で、館内にたくさんの山野草をセンス良くディスプレイしているのに、何故ここに造花を飾るんだろうと二人して残念な気持ちになってしまいました。
どうせ飾るなら生花を、無ければ何も飾らない方がかえって良いのではないかと強く感じました。
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続いては岩魚のお造りです。
あまり期待していなかったのですが、この岩魚のお造りの食べ方が予想に反してとても美味しくいただきました。
その理由は大葉や白髪葱などたくさんのツマが添えられて、それらと一緒に食べるという料理であったからです。
岩魚自身を味わうといった趣旨からはずれるかもしれませんが、シャキシャキとしたツマと岩魚が良く合い、ちょっとしたサラダ感覚でいただく感じで川魚の刺身を美味しく食べる一つの上手な方法であると感心しました。
ここまでの料理が最初から運ばれてきた料理となります。
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凌ぎは山菜おこわと吸物です。
吸物には銀杏・ミツバ・うらべにほていシメジという茸が入り、薄味で上品な味付けでした。
いかにも山の幸をいただいているという感じがします。
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続いては山の宿の定番、岩魚の塩焼きです。
こちらの岩魚は近くを流れる荒川で取れた天然物とのことで、程良い焼き加減で美味しくいただきました。
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続いては大皿に盛られた煮物です。
大根・豚角煮・湯葉の野菜巻の3種の他、ねぎやインゲンなどが入っていました。
練りからしが脇に添えられ、薄味のおでんのような味わいで二人で取り分けて美味しくいただきました。
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続いて箸休めとして運ばれてきたのはカボスのブラマンジェです。
甘めのブラマンジェにさっぱりとしたカボスの汁が良く合う一品です。
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料理は続き、揚げたての天ぷらが運ばれて来ました。
食用菊・ふきのとう・舞茸・スライスした柚子などの天ぷらを柚子塩でいただきました。
柚子の天ぷらなど初めていただきましたが、正直あまり口に合いませんでした。
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続いては酢の物として芋茎の砧巻が運ばれます。
酢味噌でいただきましたが、味は特に印象がありません。
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そして食事は雑炊と漬物です。
食事はご飯物の他に、事前に予約をすると手打ち蕎麦もいただけるようになっていますが、今回は予約を入れておらず、蕎麦はできないとのことで少し残念でした。
雑炊もあっさりとしていて美味しかったですが、秩父周辺は蕎麦処でもあるので是非地粉を使った手打ち蕎麦をいただいてみたかったですね。
当日の申し出でも可能だと思っていたのでリサーチ不足でした。
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締めのデザートは、きなこと黒蜜がかかったアイスクリームの他に柿と梨の果物をいただき、かなり満腹になりました。
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また、夕食後は夜食用としておにぎりが運ばれて来ました。
ありがたいサービスですが、満腹で手を付けることはできませんでした。
最近はこの様な夜食を提供する宿が増えて来ましたが、割と大食いな私でもいつも夕食で満腹となってしまいほとんどいただくことができないので申し訳ない感じがします。
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以上で夕食の紹介を終わります。
全体的に上品で薄味の料理が多く、あっさりした食事を好む人には特に喜ばれるような内容であると感じました。
特に強い印象を残した料理はありませんでしたが、山の宿ながら温かい物・冷たい物がしっかりと出来たての状態で運ばれるということは好感が持てました。
但しもう少し配膳スピードが遅めであると、よりゆったりと食事が味わえた様な気がします。
個人的には5点満点中4点くらいの内容かなと思いましたが、造花が添えられていた前菜の寂しい印象が後の料理にも響き、3.5点くらいの満足度となりました。

続いて朝食の紹介です。
朝食は1回で運ばれ、こたつのテーブルの上にたくさんの料理が並びました。
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こちらは水菜の胡麻和え、温泉卵、しそ味噌です。
特にピリ辛のしそ味噌が非常に美味しく、これだけでご飯が何杯も食べられそうなほど気に入りました。
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この他にも川魚のひらきや海苔、湯豆腐といった定番メニューが並びます。
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炊きたてのご飯の他、なめこの味噌汁がととても美味しかったです。
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最後にヨーグルトとお茶をいただき、朝食を食べ終わりました。
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朝食は特に不満の無い、ごく普通の山の宿の食事といった内容です。
食事時間も朝の9時頃まで対応してくれるので、朝風呂にゆっくりと入ってから食事を取れるのがありがたかったですね。

朝食後、身支度をしているとチェックアウト時間の10時になり、宿を後にしました。
車までも荷物を運んでいただき、見送りも丁寧な印象で良かったです。
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この日は見事な快晴で、澄み渡る青空と秩父の山々とのコントラストがとてもきれいでした。
この後は特に観光することも無く、次の目的地に向かうべく一路東京へと戻ります。
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今回宿泊した宿は東京近郊の場所であったため、往きだけでなく帰りも都内のお気に入りスイーツ店に立ち寄ってみました。
場所は荻窪の駅近くに軒を構える「Le Coeur Pur(ル クール ピュー)」です。
こちらのシェフは数々のコンクールで栄冠を勝ち取り、元「ホテル日航東京」のグランシェフなどを経て、2002年に現在の地にお店をOPENさせました。
商店街の途中にある小じんまりとお店ですが、いつも多くの人で賑わっています。
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店内は手前にパンやお菓子、お総菜などの販売コーナーがあって奥にイートインスペースが設けられています。
今回はスイーツの他に評判のランチをいただいてみました。
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狭いスペースの店内には、ショーケースや棚に魅力的なたくさんのスイーツがところ狭しと並んでいます。
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今回いただいたランチメニューは、若鶏もも肉のポアレ・ブラウンソース、ペイザンヌポテト&グリーンサラダ、ケーキ&ドリンクと行った内容で、ケーキは追加料金を出してショーケースに入っていた好みのものに変更してもらいました。
スパイシーなもも肉、みずみずしいサラダ、もちもちした美味しいパンの数々に大満足し、今回初めてランチをいただきましたが、さすが実力者シェフのお店といった感じでした。
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こちらのお店のケーキはひと味違っています。
その特徴はズバリ「料理なお菓子」といった内容で、セロリやトマト、ニンジンやほうれん草など、野菜をつかったオリジナルなケーキが人気を博しています。
初めてこの店のケーキをいただいた時の印象は衝撃的で、まるでフレンチの前菜をいただいているような感覚に陥りました。
今回はオレンジとホワイトチョコレート、かぼちゃと白ゴマの組み合わせのケーキをチョイスしてみましたが、いずれも優しい味わいで美味しかったです。
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ルクールピューはケーキだけでなくパンの評判もすこぶる高いので、いくつかのパンを購入して店を出ました。
接客もスマートで、またランチを食べに足を運びたいと思います。
http://www.lecoeurpur.co.jp/

以上で今回の旅のレポートを終了します。
宿泊した芝原温泉『かやの家』は、気に入った点と不満に感じる点が混在し大満足とまでは至りませんでしたが、静かな環境でのんびりと過ごすには最適な宿であると感じました。
特に木の温もり感溢れる館内と浴室のつくりは素晴らしく、多くの人に高い評価を得ている理由がよく分かりました。
期待していた食事はもう一つといった印象でしたが、この辺は人によって好みが分かれるところだと思います。
高い志の主人や女将さんの熱意が、全ての従業員に備わっているようになれば、より一層素晴らしい宿へと成長していけるのではないでしょうか。


採点(5段階)

接客・・・・・3.5(従業員によって接客態度にややばらつきを感じたのが惜しい)

館内の雰囲気・・・・・4(木造旅館のながらも非常に清潔な印象。パブリックスペースの充実を望みたい)

部屋の雰囲気・・・・・3.5(トイレ付客室はレトロで鄙びた感じはよいが、バストイレ付客室の方が明るく清潔な印象であった)

清潔感・・・・・4.5(廊下や浴室など清掃が行き届いていた)  

温泉・・・・・4(浴室のつくりは大変満足。湯使いに至ってはもう一つといった印象)

夕食・・・・・3.5(山の宿ながらも上品な内容。造花を添えるのはやめて欲しい)

朝食・・・・・3.5(質・量とも標準的な内容)

コストパフォーマンス・・・・・4(休前日で一人1万4800円は妥当な感じ)

総合満足度・・・・・3.5(期待が高かった分やや満足度が低くなったが、秘湯の宿ということを考慮すれば頑張っている印象を受けた)

次回リピート度・・・・・3(もしリピートするのであれば、新緑や紅葉の頃に客室を替えて宿泊したい)
芝原温泉『かやの家』の人気の秘訣は、天然木の温もり感溢れる宿の佇まいと、宿の名前にもなっている榧(かや)の木でつくられた雰囲気満点のお風呂にあると云えます。
前回は主に宿泊した客室について紹介しましたが、第2回目となる今回は館内の風景及びお風呂について紹介したいと思います。

客室に通されて浴衣に着替えた後は、団体客が入る少しでも前にとお風呂へ向かいました。
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木造建築特有の床が軋む音を心地よく耳にしながら、階段を降りて1Fへと足を運びます。
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階段を降りるとロビーが広がり、ご覧のような休憩スペースが設けられています。
他にソファーなどが置かれた場所が無いので、こちらの空間が唯一のパブリックスペースといった感じでした。
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休憩スペースには100円でいただけるセルフのコーヒーマシンが置かれていて、湯上がり時にこちらでコーヒーをいただくこともありました。
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また、ロビーの一角には秩父の名産品などを中心としたお土産処も設けられています。
お土産処のスペースが比較的広めに取られていたので、できれば上記の休憩スペースに囲炉裏を置くなどし、こちらのお土産処を半分にしてもいいから雰囲気にあった椅子やソファーなどを置いて欲しいと思いました。
個人的に、雰囲気の良いロビーや談話スペースなどが充実している宿が好きなため、お風呂と部屋の往復以外に時間を過ごすことのできるスペースが少ないことがやや寂しく感じられました。
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案内板に沿ってお風呂へと向かいます。
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廊下を先へ進み、お風呂へは階段をさらに降りて行きます。
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こちらが男女別浴室の入口です。
到着時から午後10時までは手前の左側の浴室が女性用、奥の右側の浴室が男性用となっており、午後10時以降は男女入れ替えとなります。
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先ずは右側の浴室の紹介です。
こちらが脱衣所で、ロッカーにつまれたバスタオルは自由に利用することができました。
落ち着いた照明と清潔な空間にセンスを感じます。
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浴衣を脱ぎ、期待をこめて浴室内へと足を運びました。
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浴室内に入ると、浴槽、壁、天井、床に至るまで、全て木でつくられた見事なお風呂が目に飛び込んで来ます。
評判の高さは耳にしていましたが、実際目にしてみると思った以上に素晴らしい雰囲気を感じることができました。
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こちらの内風呂は、手前の小さめの浴槽がやや熱めの温度、奥の大きい浴槽が温めとなっていました。
薬師の湯という名が付いたこちらの泉質は、微量に硫化水素臭を感じる単純硫黄冷鉱泉となっていて、湧出量が少ないために完全に循環式となっていますが、肌触りが優しいまろやかなお湯であると云えます。
ただ少し気になったのが、湯口が浴槽内にしか設けられておらず上部から注がれるお湯が全くないつくりであったということです。
湧出量が毎分2.6Lとかなり少ないわりに比較的大きな浴槽を設けているということは、溜め湯状態のお湯を何度も循環させて湯量を保っているものと考えられ、例え日帰り客を受け入れていないとはいっても、湯の鮮度を保つのは相当難しいのではないかと思いました。
この辺は割り切るしかない感じで、せっかく訪問したのであれば風情あるお風呂をとことん楽しんだ方が得策かも知れません。
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カラン・シャワーは4箇所設けられており、客室数が少ないのでさほど不便は感じないと思います。
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続いて内湯に隣接した露天風呂にも入ってみました。
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こちらの浴室の露天風呂は八角形をしていて、内湯と同じく木造の雰囲気ある佇まいとなっています。
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ジャグジーとまでは行きませんが、中央からジェットバスのようにお湯が噴き出していました。
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そしてこちらの露天風呂に浸かって間もなくすると、恐れていたバイクツーリングの熟年グループが集団で押し寄せて来て、あっという間に浴室を占拠する状態になってしまいました。
掛け湯もせずに湯船に飛び込んでくる人もいて、何とも腹立たしく感じながらひとまず上がる羽目となりました。
但し、ツーリンググループと一緒になったのは夕食前に入ったこの時だけだったので、滞在中ストレスをずっとかかえ込むような状態は避けられたのが幸いです。

秘湯の宿には珍しく、湯上がり後にハーゲンダッツなどを購入することができました。
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しばしロビーで休憩して外へ出てみると、辺りはだいぶ暗くなっていました。
玄関先の提灯が、何とも云えない風情を醸し出しています。
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暗くなると、館内の廊下も優しげな灯りに包まれます。
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こちらは客室からの眺めで、日が暮れると対岸の旅館の灯りもより一層雰囲気を増してきました。
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翌朝は見事に晴れ渡り、やや遅い朝日が周囲の山々と旅館を照らし出しました。
男女入れ替え後の夜10時以降にお風呂へ入らなかったため、早速朝風呂へと繰り出します。
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廊下にはさりげなく草花が飾られていたりして、気持ちが和みました。
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入れ替わった暖簾をくぐり、左側の浴室へと入ります。
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こちらが脱衣所で、つくりはわずかに違うものの広さや雰囲気などはほぼ同じような感じでした。
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引き戸を開け、浴室へと入ります。
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昨日入ったもう一方の浴室同様、小さめの浴槽がやや熱め、大きい方の浴槽が温めとなっています。
こちらの内湯の方も、大変素晴らしい雰囲気であると感じました。
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浴室の端にある出入口の先に、露天風呂が設けられています。
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こちらの浴室の露天風呂へは、細長い通路を15mほど歩かなければなりません。
12月の早朝はかなり冷え込んでおり、内湯で十分に温まってからでないとつらいものがありました。
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通路を進んだ先には、細長い風情ある露天風呂が待っていました。
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こちらの露天風呂のみ湯口が湯船の上に設けられており、循環されたお湯が注がれているとはいえ、外に全く湯口の無い浴槽よりも自然な感じがしました。
貸切状態で露天風呂に浸かりましたが、雰囲気もまずまずで気持ちの良い湯浴みを満喫することができました。
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露天風呂からは、周囲の山林の他に向かいの建物が目に入ります。
覗かれる心配はないと思いますが、敏感な女性などは少し気になるかも知れません。
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以上で『かやの家』の館内及びお風呂の様子についての紹介を終わります。
パブリックスペースの少なさや、お湯の投入量などやや残念な点も見受けられますが、全体的には木造の建物が放つ優しい雰囲気や魅力といったものを十分に感じることができました。
廊下やお風呂なども清潔に保たれており、山の宿のイメージから想像するぼろさや古さなどはほとんど感じられず、快適に滞在することができると思います。
館内に余り目立った装飾品なども少ないところが、すっきりしていて好感がもてました。

次回は、山の味覚を上品に仕上げた宿の食事について紹介します。
次回へと続く・・・
東京の隣県である埼玉県の奥秩父周辺には、一部の温泉好きを除いて、一般にはあまり知られていないような昔ながらの鉱泉宿がいくつか点在しています。
今回紹介する奥秩父・芝原温泉郷に軒を構える秘湯の宿、『かやの家』もそんな歴史有る鉱泉宿の一つです。
東京から比較的近い場所でありながら、周囲を山に囲まれた静かなロケーションと木の香漂う落ち着いた空間が広がる館内、滋味溢れる上質な食事を楽しむことができるという評判を聞き、12月の初めに足を運んで来ました。
これから数回に分けて、芝原温泉『かやの家』の宿泊レポートを紹介していきたいと思います。
先ず初めに、今回は宿に向かうまでの行程と宿泊した客室の様子について紹介します。


東京から秩父へのアクセスは比較的容易で、お昼頃からの出発でも余裕を持って到着することができます。
現地で観光を楽しむという手もありますが、今回は黄葉の最盛期を迎えた都内・神宮外苑の散策から旅をスタートすることにしました。
土曜日の午前中であるにもかかわらず、人気スポットのイチョウ並木には既にたくさんの人達が集まっていました。
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約2年ぶりに神宮外苑のイチョウ並木の黄葉を目にしましたが、都会的なロケーションと鮮やかに色づいたイチョウの姿は感動的な光景でした。
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青山通りから絵画館までの道のりをひとしきり散策した後は、ブランチをとるべくお気に入りのスイーツ店へと車を走らせました。
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青山霊園のすぐ前にさりげなくOPENしているこちらの店の名は『Chocolat Chic( ショコラ・シック)』〜。
南青山という場所にありながらも、大通りの喧騒から離れた静かな環境が魅力です。
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店内はゆったりとしたカフェスペースが設けられ、ショーケースに並んだ出来たてのスイーツをその場でいただくことができるようになっています。
種類はさほど多くはありませんが、女性パティシェの手がけるスイーツは焼き菓子、生菓子とも上品で優しい味わいです。
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スイーツはもちろんですが、イートインでいつもオーダーするお気に入りの一品がこちらのキッシュです。
「ほうれん草とサーモン」、「ベーコンとオニオン」の2種類で、いずれも濃厚なチーズとさくさくのパイ生地との取り合わせが絶妙で、添えられたサラダもボリューミーで美味しく、朝食やランチにはぴったりの一品です。
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もちろん、ケーキもしっかりといただきました。
私は3種類のチョコレートムースがハーモニーを奏でる「レサブール・ドゥ・ショコラ」、同行の彼女が塩味の効いたキャラメルと爽やかな風味のりんごのムースの取り合わせがおもしろい「キャラメル・ボンム」というケーキをオーダーし、いずれも味わい深い作品に十分満足することが出来ました。
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こちらのお店では、他に「塩チョコクッキー」という名物の塩スイーツがあり、これもまた大好きな一品です。
以前、バレンタインの義理チョコで「塩チョコクッキー」をいただいたのがこの店を知ることになったきっかけでしたが、いろいろと美味しいスイーツ店を教えてくれた元同僚に感謝です。


さて、都内で黄葉とスイーツを堪能した後は、関越自動車を飛ばして奥秩父・芝原温泉へと車を走らせました。
荒川の渓谷に沿って走る国道140号線を進むと、やがて「芝原温泉」への看板が見えてきます。
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看板を右に折れると、しばらくは山深い一本道をひた走ることになり、正に秘湯の温泉地へのアプローチといった風景が続いていました。
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山道の視界が一瞬開けた集落に、ようやく芝原温泉『かやの家』の風格有る看板を目にしてほっとする思いでした。
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看板から続く坂道を上がった先に、今宵の宿となる『かやの家』の風情溢れる外観を望みます。
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宿の前の駐車場に車を停めると、中から従業員が出てきてすかさず荷物を運んでくれました。
いかにも秘湯の宿といった趣を感じさせる玄関です。
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中に入ると、先ずは玄関の目の前に位置するフロントにてチェックインの手続きを行いました。
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宿帳に記入している間、玄関の外に突然けたたましいバイクの爆音が響き渡りました。
思わず振り返ると、何とハーレーダビットソンに乗った熟年ライダー達の集団です。
どうやら彼らも今宵の宿泊客のようで、静かな滞在を期待していただけにいきなり出鼻をくじかれた感じがしました。
慌ただしい気持ちでチェックインを済ませ、逃げるようなかたちで2Fの客室へと案内されました。
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廊下をはじめとした館内の雰囲気は、評判通り木の温もり感溢れる上品な佇まいです。
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2F廊下の奥に進むと、比較的新しい感じの建物から風情ある鄙びた佇まいへと様変わりしていきました。
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『かやの家』の客室数は全部で11室。
今回通された客室は玄関から一番離れた先に位置しているようです。
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客室名は「嶺」、何とも渋い雰囲気が漂います。
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レトロな引き戸の扉を開け、仲居さんに誘導されて客室の中へと入りました。
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こちらが客室内の様子です。
少々古びた印象ですが、角部屋のために窓が2面取られていて比較的開放感のある部屋の佇まいです。
山深い秘湯の宿のため、真ん中に置かれた炬燵が一際存在感を放っていました。
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広縁にはテーブルと椅子が置かれ、窓の向かいには川を挟んで建つ温泉宿『柳屋』の姿が目に入りました。
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客室から見て右手には『かやの家』と『柳屋』の風情有る建物を望み、左手には竹林が広がっています。
外の景色を眺めながら、仲居さんに源泉の場所や使用方法などの質問を浴びせてみましたが、何とも曖昧な返事をされてしまい少々残念な感じがしました。
パートさんのようなので分からないのは仕方が無いと思いますが、秘湯を守る宿に来ているのですから、せめて分かる人に聞いておきますくらいの受け答えが欲しいものです。
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広縁の端には洗面所が設けられており、ドライヤーなども用意されていました。
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また広縁のもう一方の端には冷蔵庫が置かれています。
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部屋に置かれた鏡台もレトロな雰囲気です。
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こちらはもう一方の方の窓で、奥行きがあるため腰を掛けてぼんやりと外を眺めたりすることが多かったです。
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全ての客室にはトイレが完備され、一応ウォシュレット付となっていました。
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こちらは浴衣やお風呂道具などの備品です。
足袋が用意されていたのはありがたいサービスですが、お風呂用のタオルが粋を気取ってか手ぬぐいとなっていました。
見た目はお洒落な感じがしたのですが、実際使ってみるとなかなか湯を吸ってくれずに非常に不便な代物でした。湯上がり時など体をふき取ることもできなかったので、できれば普通のタオルに変更してもらいたいと感じました。
但しバスタオルに関しては、浴室内に常備されていて使い放題だったので便利でした。
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こちらは夜に布団を敷いた状態です。
朝方などはかなり冷え込んだので一晩中炬燵を付けっぱなしにし、朝はこたつに寝床を替えてしのぎました。
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また、つくりの新しいバス・トイレ付の客室にも空きがあったので、中を見学させてもらいました。
入口も落ち着いた雰囲気が感じられます。
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客室内は新しくすっきりとした印象で、広縁も畳敷きでゆとりがあります。
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洗面台やトイレについても、新しくて清潔なつくりでした。
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以上で、『かやの家』に到着するまでの行程と宿泊した客室の紹介を終わります。
宿に到着した時点の印象は良かったのですが、例のバイク集団と仲居さんの温泉についての曖昧な返答により、少々テンションが下がる感じでの滞在のスタートとなりました。
今回宿泊した客室はトイレ付きの客室で、休前日2名利用で一人あたり1万4,800円でしたが、バス・トイレ付の客室はやはりつくりも新しく広さにもゆとりがありました。
また、バリアフリーに対応したベットルームの客室なども設けられており、風情を求める人、快適さを求める人など、それぞれ好みに応じて客室を選択できるようになっています。
予約を入れた時点ではバス・トイレ付客室も空いていたので、両方の客室を見た印象からすると、3千円UPしたとしてもバス・トイレ付きの客室を選択した方が良かったかなとも思っています。
客室の内のバスは特に必要ありませんが、清潔感に勝るバス・トイレ付客室の方が気持ちよく滞在できそうな感じを受けました。

次回は、木の香漂う館内と宿のお風呂の様子について紹介します。
次回へと続く・・・

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