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癒しの温泉・なごみの宿を探せ
新年明けましておめでとうございます。年末は奥鬼怒・鬼怒川温泉3連泊の旅で〆ました☆皆様にとって良い一年となりますように!!

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全国津々浦々8,000万人の当ブログをご覧いただいている皆々様、大変ご無沙汰いたしました★
長い長いトンネルを抜け、温泉愛好家りんくが久々に戻って参りましたっ!!
このところあまりにも多忙であったため、ここ1ヶ月半ほど記事の更新はおろか、ネットをROMすることもろくにできず、思い切ってこのままネット界から永久に身を引いてしまおうかなと本気で考えたりもしましたが、取りあえず30万ヒットも目前であるし、細々ともう少しだけ続けてみても良かろうと判断したため、本日取りあえず近況報告の意味を込めて記事をアップした次第です。
例え仕事に追われる毎日であっても、その間隙をぬって意地でも温泉に繰り出す姿勢を貫くというのが温泉愛好家たる所以。
というわけで、つい先日も行って参りましたよ今年の〆の温泉に!?(ひょっとしたらもう1回発作的に行くかもということで?付)
場所はといえば、秘湯ファンにはお馴染みの山梨の山の奥のまた奥に位置する奈良田温泉『白根館』、&一度は行ってみたい伊豆のハイソ系お宿の定番中の定番、湯ヶ島温泉『あせび野』の2宿です。
ある意味対局的とも云えるような両宿、個人的にはどちらもひじょーに楽しく滞在できましたが、今回は『あせび野』の素晴らしさが際だってしまったことで、『白根館』の印象がやや薄れてしまった感もあったりなんかして・・・(汗)。
詳細はまたいつか詳しくレポートすることもあるかと思いますので、ここではほんのちょっとだけ宿の様子を紹介してみましょう★


1日目は『白根館』から。
ここへは遙か遠い昔に一度立ち寄りで足を運んだことがあるだけで、泊まりは今回が初めてです。
ツルツル感の強いお湯だったというおぼろげな記憶しか無かったため、かなりの期待感をもって門をくぐりました。
ここは秘湯を守る会のお宿、快適な新館とそれなりの本館とに客室が分かれますが、硬派な私はもちろんバス・トイレ無しの安い本館泊をビシッと選びましたよ(^_^)v
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13時ちょうどにチェックインし、先ずはお目当てのお風呂へ直撃です。
久々に味わう奈良田温泉の湯の感触。
ツルツルの湯にちょっとビックリするくらい多量に漂う黒い湯の花、ほのかな硫黄の香りと、それにもましてしっかりと強く感じる独特のアンモニア臭。
湯口に顔を近づけると、鼻孔にツーンとしたアンモニアの香りが広がり思わずクラクラします(笑)。
人によって好みは分かれると思いますが、近隣の温泉地の湯質を考えるとかなりの個性派湯であることは間違いありません。
穏やかに西日が差し込む浴室の雰囲気、今思い返すとなかなか良かったですなぁ。。。
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内湯はアンモニアの香りが強めなので、万人にオススメできるのがこちらの露天風呂です。
この写真は翌朝撮ったものですが、湯の色がうっすらと緑色に染まっているのが分かりますか!?
この湯色の変化が七不思議の湯と呼ばれる所以なんでしょうね、内湯よりも更にツルツル感が強くなかなか入り応えのある温泉でした。
ちなみに飲泉するとかなりの塩味を感じますが、口の中にアンモニアの香りも広がるので、飲んだことはないけど温めた「お小水」を思わず連想してしまいます(笑)。
鳴子辺りのヌルヌル感ほどではないものの、かなり強めのツルツル感が感じられる美肌湯系の良泉でした♪
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こちらは大広間にていただく夕食のメインディッシュの一つ、椎茸のフライです。
思わず自宅か!?と錯覚してしまいそうですが(笑)、この他にも猪や鹿、自家製こんにゃくや山菜などの山の幸オンリー系の料理がしっかりと楽しめます。
夕食に関しては実は結構期待していたのですが、思っていたほどではなかったというのが正直な感想でしょうか。
どちらかといえば、同じ山梨の船山や嵯峨塩のジビエ系料理の方が一枚上手といった感じですね。
でもこの地ならではの味わいですので、ジビエ系料理が好きな人なら普通に美味しくいただけるのは間違いないでしょう。
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朝食はかなりあっさりした内容ですが、ご覧の温泉粥は美味しかった。
白骨で硫黄の香り漂う温泉粥を食べて以来の温泉粥好きの私達なので、これは予備知識なしでかなり嬉しいメニューでした。
もちろん白米もいただけますのでお粥嫌いの人もご安心を。
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日曜泊ながらも、『白根館』は結構な賑わいで人気がある宿なんだなぁ〜ということを改めて実感しました。
秘湯の宿らしく、もう少し静かでしみじみとした滞在を期待していたこともあり、この辺はやや残念だったかも。
但し、お湯の良さは折り紙付きなので、関東近郊で硫化水素イオン型の緑湯を楽しみたい方は一度は足を運んでみて損はないでしょう。
シーズンオフであれば、西山温泉『慶雲館』に泊まって『白根館』で立ち寄り湯を楽しむといったプランもありかと思います。


続いて『あせび野』。
奈良田温泉から伊豆湯ヶ島温泉は、近いようで結構な距離があって運転が少し疲れました。
途中、富士宮で焼きそばだのおでんだのを楽しみつつ、馴染みの湯ヶ島に到着したのはチェックイン時間を過ぎた午後3時頃。
門を入るとすぐさま男性スタッフが駆け寄って来るので、到着早々ハイソな香りが漂っています。
玄関に向かうまでの苔むした石畳のアプローチの雰囲気も抜群で、さすが『あせび野』といった印象でした。
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館内は落ち着いた雰囲気でとにかくオサレ〜♪
石井建築設計事務所の実力が見事に表現されているといっても過言ではないでしょう。
やはり雑誌やネットで目にするのと、自分自身でその空間を体感してみるのでは大違いで、派手さのない自然と一体化したような品のある空気感はもろに自分の好みでした。
あちこちに谷川を望むテラス席などが設けられていたのも実に良かったですぞ♪
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客室はご存じ全室露天風呂付!
今回は和洋室をチョイスしましたが、とにかく快適でこの部屋に住みたい!と思いました(~o~)
館内には貸切風呂や大浴場も充実しているので、実際にはこの客室露天には1回しか入る余裕が無かったのですが(笑)、どうやら今年の「泊まって良かった私の温泉宿大賞」の客室部門No,1は『あせび野』に軍配が上がりそうです♪
ちなみに2Lのミネラルウォーターがサービスで置かれていたのに、珈琲はなぜか有料。
ラグジュアリーな宿なんだから、珈琲くらいは無料で置いて欲しかったというのが唯一不満な点でしたね。
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続いて谷川に面した長大な露天風呂、これがまた実に気に入りました。
毎日湯抜き清掃しているらしく、いかにも伊豆らしい新鮮な石膏泉の香りと湯触りが鼻孔と肌に染み渡ります♪
前日の『白根館』のような個性の強いお湯ではありませんが、控えめで奥ゆかしい清澄な湯もまた実に味わい深いものです。
そんな中でも、湯口や湯船の岩の周りに付着した石膏成分がさりげなく自己主張しているように見受けられて愛おしく感じられますね。
紅葉の残るロケーションも秀逸、しかも滞在中一度も他のゲストとかち合うこともなくずっと貸切状態で楽しめたので超贅沢な湯浴み三昧でした。
ハイソな宿ながらもしっかりと源泉湯宿を守る会に加入し、お湯の方も一切妥協の余地のない素晴らしい湯使いで感動もの。
何より清掃が徹底されているのが実に嬉しいところです。
その他の貸切風呂も実に良かったですよ〜★
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夕食も期待に違わぬ盛りだくさんな内容で満足度高し♪
伊豆だけに海の幸・山の幸共に豊富な食材で、しっかりと楽しませてもらいました。
ずば抜けた一皿こそなかったものの、とにかく出てくる料理がみんな美味しくて万人受けしそうなラインナップといった感じでしょうか。
庶民なワタクシは、生まれて初めてこの宿でトリュフなどを口にしましたよ(笑)。
料理長の趣向か、料理や盛りつけに適度に遊び心が盛り込まれていた点も実に良かったですね。
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朝食は和洋セレクトできるので私達はいつも通り洋食をチョイス♪
ボリューム満点で朝から満腹になってしまって困りましたが、今思うと伊豆だけに和食も食べてみたかったかも。(干物などが美味しそうなので)
感心したのが、料理や食材について質問すると担当の人がしっかりと答えてくれたこと。
あれこれと押しつけがましい説明が無い代わりに、聞くとさりげなく全て回答してくれるという姿勢に一流宿のスタッフの心意気をしかと感じました★
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以前ほどマスコミ等で話題に上ることが少なくなった『あせび野』ですが、今回初めて訪問してさすが人気宿は素晴らしい!とつくづく実感させられました。
今年最後の温泉宿訪問(のつもり)だったこともあり、また日々多忙である自分自身への慰めの意味を込め少々お高めの宿泊料金を投じた訪問となったものの、金額に見合ったラグジュアリーな滞在が楽しめて本当に癒されました。
恐らく再訪するとしても一体何年後になるのかは分かりませんが、何かの記念日にでもまた足を運んでみたいものです。
リピーターが多いのも納得、『あせび野』の魅力はまだ色褪せてはいませんでした!(^^)!

以上で今回の簡単な旅の報告を終わります。
年内のうちか年明けか、次回は「私の泊まって良かった温泉宿大賞 2010」の記事を作ろうかと思っておりますぞ。
なかなか記事の更新がままならなくて大変申し訳ありませんが、今年も「癒しの温泉なごみの宿を探せ」に遊びに来ていただいた皆様、本当にありがとうございましたm(_ _)m
そして来年も引き続きどうぞよろしくお願いしま〜す(^_^)/~

Fin

栃木県の名湯として広く名を知られる塩原温泉〜。
箒川に沿って11箇所もの温泉地が点在しています。
そんな塩原11湯の中心部に位置する門前温泉に、本格的な懐石料理を味わえる落ち着いた宿があると
いうことを聞き、食事目的で昨夏に訪問してきました。
今日は塩原温泉郷『渓流の宿 芳紀庵』を紹介したいと思います。

渓流沿いの細い路地を進むと、和の情緒溢れる小じんまりとした佇まいの宿『芳紀庵』にたどり着きました。
大型旅館が建ち並ぶ塩原温泉郷にあって、客室数わずか14室という隠れ家のような旅館です。
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廊下には、かつてこの宿で将棋の名人戦が行われたという紹介がなされていました。
通された部屋は渓流に面した10畳間で、いかにも純和風といった趣です。
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宿に着くなり、さっそく温泉を楽しむことにしました。
この宿には、露天風呂が着いた男女別の大浴場が1箇所、無料で自由に入ることができる貸し切り風呂
が1箇所、さらに足湯が1箇所設けられていました。
泉質はナトリウム・カルシウム・塩化物炭酸水素塩泉で、少し熱めの滑らかな肌触りが特徴の掛け流し
の温泉です。

まず最初に入ったのは、貸し切り風呂「桂の湯」です。
先客が入っていたので、5分ほど椅子に腰掛けて待つことになりました。
木の壁と石の浴槽がキレイに組まれた、非常にムードある貸し切り風呂でした。
湯に浸かると、55度ある源泉がそのまま注がれているため、熱すぎてやむなく加水してしまいました。
あまりうめすぎないように注意して入りましたが、翌朝入った時は先客がかなり加水して入ったらしく、
ぬるすぎであったのと、せっかくのスベスベする浴感がかなり薄まってしまっていたのが、少し残念で
した。
貸し切り風呂に入るときは他の宿泊客のためにも、しっかりマナーを守って入りたいものです。
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こちらは大浴場「かじかの湯」です。
お酒好きには嬉しい、日本酒の升酒が自由にいただけるようになっていました。
お湯はこちらも少し熱めで、あまり長湯はできませんでした。
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温泉に入ってさっぱりした後は、お待ちかねの夕食です。
食事は夕・朝食とも部屋でいただくことになります。
こちらの宿の料理は、かつてJTBの宿泊客アンケートで3年連続最優秀賞を受賞したこともあるそうで、
その前評判の高さから、非常に期待していただきました。
振る舞われた料理は、奇をてらうことのない、素材の味を活かしたまさに正統派の懐石です。
シンプルな料理の中にも、丁寧な仕事がなされて大変美味しくいただきました。
何よりも和食が好きだという人には、かなりオススメです。
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こちらは朝食の和食膳です。
良くある旅館の朝食といった感じでした。
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その他、この宿に宿泊して非常に嬉しく感じたサービスが「靴下の洗濯」です。
夜のうちに専用の籠に自分の靴下を入れて出しておくと、翌朝きれいに洗濯されて届けられるという
サービスです。今までけっこう旅館に宿泊してきましたが、このようなサービスは初めてでした。
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今回宿泊した塩原温泉『渓流の宿 芳紀庵』は、ひと言でいうと「大人の宿」といった感想を持ちまし
た。観光的な要素の強い塩原温泉にあって、客室数も少なく、品のある落ち着いた雰囲気が魅力です。
誰に紹介しても恥ずかしくない、良質の旅館であると思います。
全般的に接客も非常に丁寧でしたし、評判の料理も十分に満足することができました。
ただ、温泉の温度が少し高かったため、ゆっくりと湯浴みを楽しむことができなかったことと、食事
が夕・朝食とも部屋食であったことが、個人的には少しだけマイナスでした。
露天風呂付の客室も備えているようなので、よりプライベート感を求める宿泊客にも対応しており、
様々な料理プランも用意されているので、また季節をかえて訪れてみたい宿の一つになりました。


採点(5段階)

接客・・・・・・・・・・4.5(丁寧で良かった。特に不満なし)

館内の雰囲気・・・・・・4.5(小じんまりとして上品な和の空間)

部屋の雰囲気・・・・・・4(川沿いで眺めよし。落ち着いた純和室)

清潔感・・・・・・・・・4.5(概ね満足)  

温泉・・・・・・・・・・4(貸し切り風呂の雰囲気はよし。湯の温度がやや高いのが△)

夕食・・・・・・・・・・4.5(質・ボリューム共大変満足)

朝食・・・・・・・・・・4(質・ボリューム共ほぼ満足)

コストパフォーマンス・・4(値段相応の雰囲気と質は保証される)

総合満足度・・・・・・・4(温泉以外はほぼ満足)

次回リピート度・・・・・4(季節をかえて是非また宿泊してみたい)

城下町として知られる宮城県白石市の山ふところに、古くから『傷に鎌先』と謳われる薬効高い鎌先温泉
が涌き出でています。
この鎌先温泉は、全国的にはまだまだ知名度が低い温泉地ですが、この場所に大正ロマンの香り漂う、
極上の名旅館が建っています。
その旅館の名は『時音の宿 湯主・一條』です。
昨年5月に初めて訪れて以来、その素晴らしさにすっかり惚れ込んでしまい、1年の間に3回ほど足を
運びました。
「茶寮宗園」や「だいこんの花」などの高級旅館は別として、個人的にはこの『湯主・一條』が宮城県で
一番の旅館だと思っています。
一万円代で宿泊できる宿としては、『湯どの庵』・『船山温泉』と並んで自分の中でベスト3に入るお気
に入りの宿です。

この旅館の素晴らしさは、大正末期から昭和初期に建てられた見事な木造建築の本館、薬効高い温泉、
和と洋が組み合わされた極上の創作料理、教育が行き届いた素晴らしい接客と、日本旅館に求める癒しの
全てが凝縮されているところです。
そんなとっておきの宿、『時音の宿 湯主・一條』を紹介したいと思います。

小じんまりとした鎌先温泉街の坂道を登って行くと、一番奥に、一本の釘も使わずに建てたという文化財
級の建物が見えてきます。
宿の前まで車をつけることはできますが、私たちは手前の駐車場に車を止めて、歩いて宿に向かうこの道
が大好きです。
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この歴史ある建物は、今も湯治客の部屋として使われていると同時に、上部は個室食事処として改装され
ていて、古き良き日本建築の素晴らしさを存分に味わうことができます。
但し、一般客室・お風呂などは本館向かいの鉄筋の建物を利用することになります。
この宿にはフロントはなく、チェックインは『都路里』というラウンジにて、深蒸茶を頂きながら行います。
部屋は基本的には8畳間が中心であり、つくりは古いですが、照明や花などで優しく居心地の良い空間が
創られていました。
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この宿についたら、いつも浴衣に着替えてすぐに宿の内外を散策します。
ちなみに女性は色浴衣を選ぶことができました。


こちらは玄関脇のロビーです。
ENYAなどのヒーリング音楽が流れ、のんびりくつろぐことができます。
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風情ある本館の玄関です。
奥はスタッフルームとして使われているようで、一度こちらの玄関からチェックインしてみたいと思い
ました。
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磨き込まれた木造本館の内部です。
湯治客に迷惑にならない程度に、階段を登ったり、廊下をあっちへウロウロ、こっちへウロウロと建物
探訪を楽しみました。
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宿の裏手には、小川に沿って天狗の小径という散策路がつくられています。
夏場は蛍などの姿も目にすることができるようです。
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続いてお風呂の紹介です。
『湯主・一條』には、「傷に鎌先」と謳われる効能高い源泉掛け流しの薬湯が男女別に1箇所、露天風呂
を備えた別源泉の大浴場が男女別1箇所、有料の貸し切り風呂が1箇所設けられています。
薬湯に方は、少し熱めでつるつるした湯ざわりが特徴のナトリウム塩化物硫酸塩泉で、時には茶色く濁る
こともあるようです。

こちらは男性用の薬湯。女性用は一回り小さめ。(HPより)
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露天風呂付きの大浴場は、裏山の洞窟から湧き出た源泉を加熱循環していますが、塩素の匂いなどは感じ
ず、「つや肌の湯」と言われているように、こちらもつるつるした浴感です。

こちらは男性用の大浴場です。女性用の方が眺めの良い露天風呂が設けられています。(HPより)
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『湯主・一條』のお風呂は、お湯の質は薬湯、眺めや開放感は大浴場の方が良かったです。
宿泊客の感想で、お風呂の男女別入れ替えを実施して欲しいとの声を良く聞くので、近い将来、全ての
お風呂を味わうことができるのではないでしょうか。

温泉の後は、お待ちかねの夕食です。
時間になると、「時の橋」と名付けられた本館渡り廊下前のスペースに足を運んで、一組づつ個室食事処
「匠庵」へと案内されます。
初めての宿泊客には、「大正ロマンの世界へご案内いたします〜」とスタッフのかけ声が入り、期待に胸
が躍る瞬間です。
日が落ちた後の木造・本館の雰囲気は、何とも云えないレトロでモダンな空間が広がり、BGMにおしゃ
れなJAZZの音が響き渡ります。
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個室食事処「匠庵」です。夕・朝食とも宿泊客はこちらの食事処でいただきます。
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夕食は旬の素材を活かした和洋折衷の創作料理で、佐々木料理長の技とセンスが光る大変素晴らしい料理
がならびます。
食事処の雰囲気と極上の料理に心から酔いしれ、この食事を味わうだけでもこの宿に来る価値があると思
いました。 
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この宿の名物でもある、「汲み上げ湯葉と豆乳しゃぶしゃぶ」です。
始めに豆乳に膜を張った出来たての湯葉をわさび醤油でいただき、その後さっぱりとした宮城野ポーク
霜降りレッドというブランド豚のしゃぶしゃぶを味わうという、食べて二度美味しいという趣向です。
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『森の晩餐』と銘打った夕食は、宿の外観からは全く想像できない質の高い料理が並び、配膳のスピード
も完璧で、限られたコストの中で出来うる最高の料理をいただけたような気がしました。

朝食もありきたりの旅館料理ではなく、取れたて高原野菜のサラダや白石名物のうーめんなどがいただけ
ます。
この白石うーめんの味が大好きで、とろみのかかった優しい味わいに、疲れた胃が再び元気を取り戻す
ような気がします。
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朝食後は朝の散歩が気持ちいいです。
周囲を緑に囲まれた山間の小さな温泉地には、春夏秋冬毎にそれぞれ味わいのある異なる景色を楽しむ
ことができます。
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600年もの古き伝統を誇る、鎌先温泉『時音の宿 湯主・一條』は、数年前は経営状態もかなり厳しい
状況だったらしいですが、それを建て直し、今日の人気を得たのは、今の代の20代目の社長と女将さん
でありました。
二人とも、東京の一流ホテルでの勤務経験を持ち、ホテルのスマートな接客のノウハウを既存の伝統旅館
に持ち込み、古い木造旅館を、個室食事処としてレトロモダンな雰囲気に大変身させたのも、二人の努力
とアイデアがあってのことでしょう。
JTB、楽天、じゃらんなど、どのサイトを見てもこの旅館に対する宿泊客の評価は絶大です。
最先端のデザイナーズ旅館のような設備はありませんが、この宿には、従業員全てが良い旅館を創っていこうとの気概が溢れているような気がします。
そして、宿泊客の意見や要望を積極的に取り入れて行こうとする姿勢が強く感じられます。
以前私が、「食事処のBGMを流すラジカセを床にただそのまま置くのでは雰囲気が損なわれる」との
意見を出したことがありましたが、次に宿泊した際には、ラジカセに、雰囲気にあった可愛らしいカゴが
被せられていて、その見事な改善に手をたたいて喜んだ経験がありました。
初めて泊まる方は、そのコストパフォーマンスの高さにきっと驚くことと思います。
鎌先温泉『時音の宿 湯主・一條』は、これからも年に1度は必ず足を運びたいと思える旅館です。


採点(5段階)

接客・・・・・・・・・・5(気さくかつ非常に丁寧であり、大変満足)

館内の雰囲気・・・・・・5(木造本館のレトロモダンな雰囲気は文化財級)

部屋の雰囲気・・・・・・4(小さいながらも雰囲気がよく特に不満無し)

清潔感・・・・・・・・・4.5(造りは古いが概ね満足)  

温泉・・・・・・・・・・4(男女の浴槽の入れ替えが実施されれば、さらに満足度も高し)

夕食・・・・・・・・・・5(質・ボリューム共大変満足)

朝食・・・・・・・・・・5(質・ボリューム共大変満足)

コストパフォーマンス・・5(1万円台で泊まれる旅館では最高レベル)

総合満足度・・・・・・・5(過去に泊まった全ての旅館のうちベスト3に入る満足度)

次回リピート度・・・・・5(冬に行ったことがないので、次回は雪の時期に泊まってみたい)

青森県弘前市の郊外に、秀麗な津軽富士を間近に望む公共の宿、百沢温泉『アソベの森 いわき荘』が
建っています。
公共の宿の中では設備も充実しており、比較的リーズナブルな料金も相まって、週末などはなかなか
予約が取れないという人気の宿です。
兼ねてから一度は宿泊してみたいと思っていたところ、念願かなって今年の2月に宿泊することができ
ました。
あえて2月を選んだのは、雪見風呂を目一杯満喫したいとのもくろみです。


今年の冬の東北地方は、記録的な小雪と言われていましたが、厳冬期の津軽地方は、都会人からして
みれば、やはりかなりの豪雪地帯でした。
冷や汗をかきながら、慣れない雪道を泣きそうな思いで必死で運転し、何とか宿に到着しました。
今回は洋室しか空きがなかったので、ツインのベットルームでしたが、部屋は全体的にウッディーな
つくりで、きれいなロッジ風といった感じでした。
予約時は和室を希望していたのですが、思ったよりも洋室の雰囲気が良かったのでラッキーでした。

窓から見る雪景色。
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館内も木のぬくもり感溢れるモダンなつくりです。
特に照明類が優しい雰囲気を上手につくっていて、厳しい外の吹雪を眺めながら、椅子に座って
ほっとくつろぐ時間がとても贅沢に思えました。
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この宿のウリである温泉は、見事なヒバつくりの内湯と、大きな岩づくりの露天風呂を備えた、新館
大浴場と、こじんまりとしたヒバの内湯のみの本館ヒバ風呂の2箇所が、男女別に設けられています。
新館大浴場は循環放流式で、本館ヒバ風呂は循環なしの掛け流しでした。
泉質はナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・塩化物泉で、緑褐色の濁り湯です。
特に本館ヒバ風呂の湯は、湯量豊富かつ熱めの湯がとうとうと掛け流されていて、厳冬期であるにも
かかわらず、非常によく体があたたまり、なかなか汗が引きませんでした。
本館ヒバ風呂は、夜間・限定2組が有料で1時間貸し切りにできるため、私たちも貸し切りで贅沢な
湯浴みを堪能することができました。
新館大浴場は、広くてキレイな浴槽ではありますが、日帰り入浴客も多いために、個人的には本館の
ヒバ風呂の方が、風情もあってはるかに良かったです。
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食事は、夕・朝食とも雰囲気の良いレストラン『アソベの森』でいただきました。
こちらの宿では、食事内容や食事場所など、予約の段階で好みに応じていろいろと選択することが
でき、レストランの他にも、個室囲炉裏端や古民家再生ダイニングカウンターなどを選ぶことができ
ます。
私たちは、イス・テーブル席で料理長おすすめの会席料理「かかやま」をいただきましたが、公共の宿
にしては、見た目も鮮やかな会席料理全9品が並び、非常に美味しくいただくことができました。
さらにセルフバイキングで、地元の漬け物名人が漬けたという漬け物や、郷土料理の鍋物なども自由に
いただくことができ、山芋の漬け物がことのほか美味しく、何度もお代わりをしてしまいました。
また、単品のアラカルトメニューも多数用意してあるので、より多くの料理を楽しみたい人は、別途
オーダーすることもできました。
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また、夕食後にはロビーで津軽三味線のライブを聴くことができました。
青森の旅の醍醐味の一つとも云える津軽三味線ですが、大好きな「津軽じょんから節」の迫力ある
生演奏を耳にして、雪深い津軽の一夜の良い思い出の一つになりました。

今回『アソベの森 いわき荘』に宿泊してみて、温泉・料理・館内設備と非常にバランスの取れた宿で
あることを実感し、その人気ぶりがよく分かりました。
今回宿泊した洋室の他にも、露天風呂付客室やコンドミニアムタイプの部屋、シングルルームなども
設けられ、幅広い客層のニーズに上手く応えている感じです。

総じて東北地方は、人気の高い高品質の公共の宿がたくさん存在していると思います。
私が宿泊した中だけでも、栗駒山荘、フォレスタ鳥海、秋の宮山荘、休暇村田沢湖高原(以上秋田県)、
休暇村岩手網張、八幡平ハイツ(以上岩手県)と、どれもリーズナブルな料金でありながら、良質の
温泉と食事を楽しむことができ、「公共の宿」=「安くさい」といった、これまで自分が持っていた
マイナスイメージを覆す良い宿ばかりです。
それに比べて私の住む関東周辺には、なかなか魅力のある公共の宿が思い浮かばない気がします。
いつかまた『アソベの森 いわき荘』に宿泊し、名峰津軽富士を散策してみたいと思いました。


採点(5段階)

接客・・・・・・・・・・4(丁寧で概ね満足。津軽弁が郷愁を誘って良かった)

館内の雰囲気・・・・・・4.5(ウッディーな空間に、優しい灯りがうまくマッチしていた)

部屋の雰囲気・・・・・・4(広さ・眺め・雰囲気とも概ね満足)

清潔感・・・・・・・・・4(ほぼ満足。特に不満なし)  

温泉・・・・・・・・・・4(新館大浴場が少し塩素くさいのが残念。泉質・浴室のつくりは新館・
             本館とも大変満足)

夕食・・・・・・・・・・4(質・ボリューム共ほぼ満足)

朝食・・・・・・・・・・4(質・ボリューム共ほぼ満足)

コストパフォーマンス・・4(休前日も平日と変わらない料金体系で良し)

総合満足度・・・・・・・4(全てにおいてバランス良く、気持ちよく滞在することができた)

次回リピート度・・・・・4(グリーンシーズンに是非また再訪してみたい)

過去3回に渡って『船山温泉』の紹介をしてきましたが、最終回の今日は夕食・朝食を紹介したいと
思います。

『船山温泉』の料理は、基本的に海の食材は使用せず、地元の旬の食材を用いた『山川料理』です。
この『山川料理』はいわゆるジビエ料理で、どの料理も素材の味を活かしたこだわりの一品が並び、
夕・朝食ともありきたりな旅館料理とは一線を画した、山の幸・川の幸を存分に味わうことができます。

食事場所は夕・朝食とも全て個室食事処でいただきます。
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今回は『もみ』という部屋を用意してもらいました。
本当は庭園に面した個室の方が、眺めも良く良かったのですが、今回は眺めが効かない分、広めの
個室でゆったりと食事を味わうことができました。
夕食の時間は、全員18時開始と決められています。
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先ずは夏らしく涼しげなガラスの器にもられた、梅酒の食前酒及び先付の甲州名物おざらです。
おざらは冷製パスタのようにアレンジされ、オリーブオイルとよく合いました。
前菜は、鱒のたたき、地鶏の甘辛煮、茗荷・空豆・ブロッコリー甘酢漬けです。
最初から彩り豊かな料理が並び、味付けも絶妙でした。
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続いて、お造りの岩魚の薄造りです。
はっきり言って、私は川魚の刺身を美味しいと感じたことが無かったのですが、こちらの宿でいただく
岩魚の刺身はすごいです。
山の宿に泊まると大抵岩魚の刺身が振る舞われますが、私が今まで食べた岩魚の刺身の中では、この
『船山温泉』でいただくものがダントツで美味しいと思います。
身は甘く、歯ごたえがあって、まるで新鮮なアジの刺身を食べているような食感でした。
この岩魚の刺身を味わうだけでも、この宿に泊まりに行く価値があるような気がしました。
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強肴の猪鍋です。
猪鍋もあまり好きでは無かったのですが、こちらの鍋は臭みも全くなく、独特の味噌仕立の味付けも
絶妙で、とても美味しくいただけました。
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焼き物の岩魚の塩焼きと旬菜盛りです。
岩魚は頭から丸ごと食べられるやわらかさ、生のエシャロットは鮮烈な味わいで感動しました。
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台の物は、甲州ワインビーフとにんにくのスライスです。
脂身の少ないワインビーフは少々かためですが、歯ごたえがあって肉本来の味を堪能することが
できます。
わさびを添えて食べるのが良く合いました。
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変り物の湯葉寄せ豆腐です。
薄い湯葉が折り重なって、独特の食感を生み出していました。
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食事は、梅鯉釜飯、岩魚の骨汁、漬物です。
あまり好きではない鯉も、『船山温泉』の料理長の手にかかれば、まるで鯛のような味わいに大変身
です。
岩魚の骨汁も旨みが凝縮し、非常に贅沢な御馳走であると感じました。
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最後のデザートは、マンゴープリンと山梨らしく桃のシロップ漬です。
シロップ漬は、市販の桃缶のような甘ったるさはなく、とても美味しくいただけました。
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以上が『船山温泉』の夕食です。
この地方の食文化がふんだんに盛り込まれ、質・量ともに大満足の夕食となりました。

部屋にもどると、夜食に小さなおにぎりが用意されていました。
宿の心配りが感じられて大変嬉しいのですが、残念ながら夕食のボリュームがありすぎて夜食にまでは
手をつけられませんでした。
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続いて朝食の紹介です。
夕食と同じ個室で、開始時間は8時と決められています。
テーブルの上には、まるで夕食と見間違ってしまいそうなくらいの御馳走が並んでいました。
朝から火をかける土鍋が3つもあると、非常に贅沢に感じられます。
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味噌汁です。
具たくさんで、家庭的な味付けの非常にほっとする味わいでした。
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自家製豆腐です。
表面に張った湯葉、できたてのあつあつの豆腐とも、何もつけなくても大豆本来の甘みが強く感じられ、
とても美味しくいただけました。
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ご飯はこの宿の名物、抹茶粥です。
疲れた胃でも、思わずおかわりしてしまうようなさっぱりとした味わいで、これもまた絶品でした。
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焼きたての虹鱒の塩焼き、温泉卵です。
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デザートは宿の定番、オレンジと寒天寄せです。
朝食らしく、さっぱりといただくことができました。
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以上が『船山温泉』の料理です。
夕・朝食とも、個性的な一品が並び、非常に贅沢な御馳走を味わった気がしました。
年間を通じて、料理があまり代わり映えしないという意見も耳にしますが、この料理なら何度でも
味わいたいと思える大満足の食事となりました。

山の中の小さな一軒宿『船山温泉』・・・・・。
知る人ぞ知るという温泉旅館から、最近は雑誌などでも取り上げられる機会が多くなり、確実にその
人気が上がって来ている気がします。
正直、あまり人には知られたくないような旅館なのですが、是非たくさんの人に、宿泊料金が1万円代
でも、こんなに素晴らしい旅館に宿泊できるのだという満足感を味わって欲しいと思います。
正月も休前日も、1年を通して365日同一料金を敷いている宿などあまりありません。
予約が取りづらくなる前に、紅葉が美しい秋にでもまた足を運びたいと思いました。



採点(5段階)

接客・・・・・・・・・・4(丁寧で概ね良かった。特に不満なし)

館内の雰囲気・・・・・・5(畳敷きにモダンなロビーの雰囲気が秀逸)

部屋の雰囲気・・・・・・4.5(決して広くはないが、設備・眺めとも申し分なし)

清潔感・・・・・・・・・5(大変満足)  

温泉・・・・・・・・・・5(眺め・浴室の雰囲気など大変満足)

夕食・・・・・・・・・・5(質・ボリュームとも、この宿ならではの料理に大変満足)

朝食・・・・・・・・・・5(質・ボリュームとも、この宿ならではの料理に大変満足)

コストパフォーマンス・・5(1万円台で泊まれる宿の中ではトップクラス)

総合満足度・・・・・・・5(宿のポリシーも明確で、全てにおいて大変満足)

次回リピート度・・・・・5(緑が眩しい季節も良いが、紅葉の頃にも宿泊してみたい)

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