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女性に支持されるお宿というものは、必然的に食事についても確かな実力を持っているものです。 2年前に訪問した際、夕食時に提供された前菜のある一品の味が忘れられずに、是非とも再訪してあの料理を味わってみたいと強く思っていました。 最終回となる今回は、地の食材を活かした絶品創作料理が楽しめる宿の食事について紹介したいと思います。 先ずは夕食の紹介から。 『花明りの宿 月の池』では、指定した夕食時間になると、担当の仲居さんが客室まで迎えに来て食事処まで案内してくれるようになっています。 仲居さんの後について別階の食事処へと向かいました。 今回通されたのは、落ち着いた雰囲気が漂う洋風の個室食事処です。 この他にもタイプの違う大正ロマン風の個室食事処やダイニングなどがありますが、今回は事前に電話で希望を伝えて椅子・テーブル席の個室を用意してもらいました。 お洒落な食事処での夕食は、お洒落な音楽と共に始まります。 こちらの宿では「月の池の詩」と題し、「ムーンリバー」など月にちなんだ曲を集めたオリジナルCDが用意されていて、その音色を聞きながら食事をいただくことができます。 CDは部屋の隅のミニコンポで流すので、音量や曲の選択などは自由に調整することができました。 先ずは前菜です。 食前酒のいちご酒で乾杯し、甘鯛の黄味焼、わらび豆腐、こしあぶらの胡麻和え、くみあげ湯葉、麩まんじゅう、そして蓋がかかった一品が私がずっと食べたかった宿の名物、だだちゃ豆の秘伝流しです。 こちらが蓋を外しただだちゃ豆の秘伝流しです。 私が今までいただいた枝豆料理で最も美味しいと思われる一品で、事実他のお客さんなどからもお土産に購入したいといった声が多数寄せられているとのことです。 乾燥しただだちゃ豆に、生クリームや牛乳、そしてある物を加えて、非常に濃厚でクリーミーな旨みを創り上げています。 ある物というのは仲居さんにそっと教えてもらったのですが、なるほど、それを加えることでこの濃厚な旨みを生みだしているんだなぁと実感できました。 続いてはお造りです。 氷を敷き詰めた大ぶりの器に、きれいな花びらを添えて出すあたりに宿の「らしさ」が感じられて目でも美味しくいただきました。 続いては岩魚の塩焼きです。 りんごの木の枝に刺して焼かれたという岩魚は熱々ジューシーで文句なしの美味しさです。 続いて、孟宗竹と鶏肉の煮物です。 孟宗汁という名前が付いており、文字通り竹の子と鶏肉の旨みが良く出た汁もまた非常にいい味でした。 続いての揚げ物は、抹茶塩でいただくアスパラのしんじょう巻です。 朝取りのアスパラに湯葉を巻き付けた一品は素材の味を全く損なわずカラッと揚がっていて美味。 その他の小茄子、たらの芽、沢蟹なども同様の美味しさでした。 そしてメインとなる焼き物は、山形牛の縄文焼です。 適度にサシが入った山形牛はとろける美味しさ、噛むと口の中一杯に旨みと肉汁があふれ出します。 続いて食事となりますが、こちらのお宿も『旅舘大忠』と同じように複数の中から好みのご飯をいただくことができました。 梅茶漬け、鮭茶漬け、しそ・ひじきご飯、しそ・塩ご飯の4品から選ぶことができ、私は梅茶漬けとたくさん食べてという仲居さんの強いすすめで、しそ・ひじきご飯をいただきました。 漬物、なめこの赤出汁と共に美味しくいただき、すっかり満腹になってしまいました。 シメのデザートも手抜きのない美味しさです。 紅茶と共にいただいたのは、ラフランスのブラマンジェ、杏仁豆腐、抹茶バナーヌの3品で、最後まで大満足の夕食となりました。 すっかり満腹になって客室に戻ると、 何とこれまた女性には非常に喜ばれるであろう、ハーブティーとクッキーのサービスがありました。 しばらく時間をあけてからいただいてみましたが、どちらも非常に美味しかったです。 以前は無かったサービスなので、もてなしがどんどん進化しているのを強く感じました。 翌朝は素晴らしい青空が広がり、客室から眺める蔵王連峰もくっきりです。 エレベータに乗り込み、朝食会場へと向かいました。 朝食会場は2Fにある広間でしたが、今現在は「花ダイニング」という素敵なダイニングルームに改装されてるはずです。 朝食は畳にお膳という懐かしいスタイルでいただきました。 こちらがお膳いっぱいに並んだ朝食です。 朝食の定番である卵焼きに鮭の切り身、海苔の佃煮に大粒納豆に加えて、茶碗蒸しや煮物類など胃に優しいおかず達が食欲をそそります。 大皿で取り分ける12種類の野菜が入ったサラダやヨーグルトなども非常に美味しかったです。 炊き立てご飯に漬物、珍しい蕨の味噌汁などしっかり完食させてもらいました。 朝食を食べ終えた後はロビーに向かい珈琲をいただきました。 なぜか特に案内等はないのですが、たのめば無料でいただけるので嬉しいサービスだと思います。 この後は一旦客室へと戻り、身支度を整えてから再びロビーにてチェックアウトの精算を済ませました。 楽しかった3日間のGW東北旅行もこれで終了です。 五月晴れの青空の下、充実した滞在を終えて宿を後にしました。 以上で、かみのやま温泉『花明りの宿 月の池』の宿泊レポートを終了します。 2度目の訪問というものは、宿への印象がより良いものとして自分の中に定着していくか、訪問はもう十分かなと感じるか、どちらか一方になるケースが多いのですが、今回の『花明りの宿 月の池』は全体的に前回訪問時よりもサービスUPが如実に感じられたので、好印象のまま宿を後にすることができました。 更に露天風呂付客室の新設、一般的な大広間を和モダンな花ダイニングに改装と、今現在ではGW時よりもさらに魅力度が増しているという嬉しい便りも届きました。 女性ウケする見た目の華やかさだけでなく、温泉、料理、サービスとどれも皆しっかりとしたもてなしを受けることができ、品の良い雰囲気が漂うかみのやま温泉郷を代表する湯宿として、誰に勧めても間違いない宿であるのではないでしょうか。 今後は館内全体の清掃の徹底化など、ちょっとした隙を埋める努力を続けていってもらうことで、更なる上質な宿づくりを目指していって欲しいと思いました。 花明りの宿 月の池 http://www.tsukinoike.co.jp/ 採点(5段階) 接客・・・・・4.5(見かけるスタッフはほとんど女性で、皆さん丁寧で良かった) 館内の雰囲気・・・・・4.5(オリジナリティ溢れる華やかなで優雅な雰囲気。特にロビーの造りは一見の価値アリ) 部屋の雰囲気・・・・・4(一般的な和室だが、小物やアメニティも充実していて好印象) 清潔感・・・・・4(全体的には問題ないが、お風呂や花明りの埃など注意を払って欲しい) 温泉・・・・・4(お風呂の雰囲気などは◎。露天も掛け流しで楽しめて良いのだが、今回は掃除がもう一歩という印象だった) 夕食・・・・・4.5(食事処の雰囲気も良く、見た目も味も大変素晴らしい) 朝食・・・・・4(おかず等は美味しくいただけた。当日は大広間だったので、現在であれば更に印象がよいと思われる) コストパフォーマンス・・・・・4.5(2万円を切る価格で、バランス良いもてなしを受けることができた) 総合満足度・・・・・4.5(GW中であるにもかかわらず、混雑を感じることなくゆったりと滞在することができた) 次回リピート度・・・・・4(いつ行っても安心して泊まれる宿として、今後もリピートする可能性大。露天付客室にも泊まってみたい)
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花明りの宿 月の池
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宿名通り、館内のそこかしこに優しく灯る花明り〜。 第2回目の今回は、かみのやま温泉『花明りの宿 月の池』のお風呂、ロビーを中心とした館内の様子、そして宿の周辺の風景について紹介して行きたいと思います。 先ずは客室を出て、大浴場へと向かいます。 館内はもちろんエレベーターが通っていますが、せっかくなので階段を使って探検気分で1階へと下りてみました。 こちらは1階のロビー脇からお風呂へと向かう通路。 右手に大きなお土産コーナーがあるので、お風呂に足を運ぶたびに覗いてみたくなります。 『花明りの宿 月の池』のお風呂は、露天風呂を備えた男女別の大浴場が各1箇所で、貸切風呂等はありません。 先ずは男性用のお風呂から紹介します。 お洒落な宿というのは脱衣所も工夫されているもの。 脱いだ服を入れる籠は様々な形の物が用意され、室内には木の幹がうねるという大胆なしつらえでした。 アメニティ類は洗面台の上ではなく、ラック上にまとめて置かれていました。 扉を開け、大浴場内へ入ってみます。 タイル張りに檜の板が施された内湯。 こちらは特徴ある感じではなく、至ってシンプルな作りです。 内湯から露天風呂にかけては一面のガラス張りで開放感がありました。 洗い場の壁面には直線で鏡がはめ込まれています。 向きが斜めで見づらいので、できれば直角に設けて欲しかったですね。 こちらが内湯に隣接した露天風呂です。 まだ明るい時間ではありましたが、印象的な花明りがすでに湯船の上に浮かんでいました。 内湯は循環式の浴槽ですが、嬉しいことに露天風呂は加温・加水なしの完全掛け流しで、無色透明の食塩泉である、かみのやま温泉の源泉をそのまま楽しむことができます。 わずかに湯の花が浮かぶ肌触りの良いお湯ですが、以前訪問時に比べると浴槽内の汚れがやや目立つ感じがしました。 雰囲気のよい檜風呂であるので、清掃については常にしっかりと行って欲しいものです。 花明りが漂う湯船の向こう側には、自由にいただくことができる樽酒のサービスもあったりします。 残念ながら私は今回いただくことはしませんせんでした。 そしてさらに奥に進むと、「笹舟」という名が付いた陶器の露天風呂も設けられています。 見た目はあまりそそられませんが、入ってみると意外と落ち着く感じがしました。 露天風呂の風情が本領を発揮してくるのは、日が沈む頃からです。 花明りがゆらゆらと浮かぶ湯船は適温で、夕食前に思わず長湯してしまいます。 「笹舟」もライトアップされ、グリーンの湯船が一際鮮やかに輝いて見えました。 日が完全に暮れると、ライトアップされた庭先を眺めつつ幻想的な湯浴みを楽しむことができます。 続いて女性用の大浴場の様子を紹介します。 男性用同様、実に様々な形の籠が用意されていて選ぶ楽しさがあります。 浴室へのアプローチは男性用とほぼ同じ、 内湯の作りについても左右対称で同じ作りとなっていました。 カラン・シャワーの配列も同様です。 こちらは露天風呂です。 男性用は既にキャンドルに火が灯っていましたが、夕方の早い時間ではこちらはまだ花明りは浮いていなかったようです。 女性用の露天風呂には、男性用が一つであったの対し、こちらの「笹舟」の浴槽が2つ設けられています。 日が暮れてくると、内・外共に風情が増して来ます。 露天風呂にも花明りが灯り、静かで優し気な時間が訪れました。 女性用の露天は庭園が大きく、ライトアップされた木々の中でのんびりと湯浴みを楽しめるようになっています。 湯上がり後は、大浴場入口付近にあるベンチに腰掛けて、瓶に入った冷水をいただくことができます。 但し、すぐ脇にエステを勧めるスタッフが常駐していたため、必要の無い者にとっては多少気になる感じがしました。 続いてロビーの方へ足を運んでみます。 湯上がり後や食後にこちらの華やかなロビーでひと息入れる時間は、なななか贅沢な感じがして良かったです。 窮屈な感じはなく気軽に利用できるので、このようなパブリックで過ごすのが好きな私には嬉しい空間でした。 華やかさとスタイリッシュな雰囲気が混ざった独特のしつらえです。 メニューなどは特に置いていませんが、スタッフに頼めばこちらで珈琲などをいただくこともできました。 続いて宿の周辺を軽く散策してみます。 玄関脇のベンチはいかにも記念撮影にピッタリという感じで置かれています。 事実、カメラを持って歩いているとスタッフが何度も「写真をお撮りしましょうか?」声をかけてくれました。 宿のすぐ前には、ご覧のようないかにも温泉地といった感じの足湯スポットがあり、夜遅くまでに足湯を楽しむ観光客の姿で賑わっていました。 この他にもかみのやま温泉街にはいくつかの足湯があるので、足湯巡りを目的に散策を楽しむことができます。 そして足湯のすぐ脇には、かみのやま温泉発祥の地という源泉がしずしずと自噴している光景を眺めることができました。 案内に沿って、情緒ある温泉街を歩いてみます。 向かった先はこちら、 かみのやま温泉のシンボル的存在であり、地元民、観光客から愛される上山城(月岡城)です。 こちらにも足湯があり、座るのに待ち時間が必要なほど賑わっていました。 温泉街と城下町という二つの風情溢れる風景を楽しむことができるのが、かみのやま温泉の大きな魅力であると思います。 また、お城の近くには武家屋敷街なども広がっています。 いくつも並んだ茅葺きの歴史ある屋敷を目にし、往時のおもかげが偲ばれます。 宿に戻る途中、宿のすぐ近くに地元民専用といった感じの共同湯なども発見しました。 歴史ある温泉地に共同湯の存在はかかせません。 散策を一通り満喫して宿へと帰って来ました。 館内だけでなく、宿の周辺は思わず歩いてみたくなるような情緒ある風景がたくさん広がっており、何度足を運んでみても楽しむことができました。 以上で、宿のお風呂を始めとした館内・外の様子についての紹介を終わります。 男女別のお風呂は宿の規模に比例して小じんまりとした作りであるので、時間帯によっては多少の混雑も予想されます。(特に女性) 但し男湯に限っていえば、GW中にもかかわらずほとんど混み合うことなくゆっくり入ることができたので非常にラッキーでした。 華やかな旅館ではあるものの、露天風呂は源泉掛け流しで楽しめるなど、湯使いに関してもしっかりとしたポリシーが感じられて好感が持てます。 また、館内には優し気な花明りがたくさん灯っていて雰囲気を演出していましたが、シェードの内部に一部埃がたまっているものがあったので、そういった見えにくい部分までしっかりと気を配って欲しいと感じました。 女性スタッフが多く、女性の視点でのサービスや雰囲気作りにはたけていると思いますので、今後も更に期待したいと思います。 次回は優しげな音楽の音色と共に楽しむ、絶品創作料理について紹介します。
次回へとつづく・・・ |
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2008年GW温泉旅行の最後を飾る宿として選んだ先は、城下町の風情が漂うお気に入りの温泉地、かみのやま温泉『花明りの宿 月の池』です。 華やかな雰囲気のロビーや、きめ細かいサービスで女性に絶大な人気を博しているお宿ですが、実はこの宿を希望したのは何を隠そう私自身でした。 女性ウケする宿であるだけに宿泊客は女性の割合が多く、お風呂など男性用は比較的ゆったりと入ることができます。 また、世の女性の支持を多く集めるいうことは当然ながらもてなしも丁寧であるし、何より以前宿泊した際にすっかり気に入ってしまった料理を是非再び味いたいと思っていました。 というわけで、これから数回に分けて料理目的で足を運んだ、かみのやま温泉『花明りの宿 月の池』の宿泊レポート紹介したいと思います。 先ずは宿に向かう前に立ち寄った日帰り湯の様子と、宿泊した客室について紹介していきます。 遠刈田温泉『旅舘大忠』をチェックアウトした後は、蔵王エコーラインを走って蔵王温泉方面へと向かいました。 標高が上がってくると、見応えのある雪の壁が目に入って来ます。 途中、小雨の混じる霧の中を走る場面もありましたが、上に登るにつれてガスも晴れて来ました。 すっきり快晴とは行かないものの、ガスを抜けた頂上付近は見事な雲海を望むことができました。 写真で見る以上に、実際の風景は雄大で素晴らしいものがありました。 蔵王温泉に向けて一気に下って行くと、ようやく目的地の温泉宿が見えて来ました。 今回立ち寄り先に選んだ宿はこちら、素晴らしい源泉露天が楽しめる『ホテル松金屋アネックス』です。 蔵王といえば言わずと知れた東北有数の温泉地だけあって、日帰り温泉施設や入浴可能なお宿が目白押しですが、こちらの『ホテル松金屋アネックス』はいつも比較的空いていてるので、蔵王温泉の中でも有数の穴場的スポットであると思います。 フロントで料金を払い、大浴場へと向かいます。 お風呂は源泉を引いた露天風呂と、しっかり体も洗える人工泉の大浴場の2箇所があり、当然ながら先ずは源泉露天風呂へと直行しました。 こちらは男性用源泉露天風呂の脱衣所で、目論見通り先客は誰もいません。 GW中であるにもかかわらず完全貸切状態で利用できるのは非常にラッキーでした。 ガラス扉の先に、魅力的な湯船が手ぐすね引いて待ち構えている感じがします。 こちらが総檜造りの極上露天風呂の全景です。 強酸性の硫黄泉は入り応え十分、パンチの効いた本物の温泉であることが一目で伝わって来ました。 青白く白濁したお湯につかると、独特の硫黄の香りが鼻をかすめます。 湯温の高い蔵王温泉のお風呂の中でも、こちらのお風呂は比較的入りやすい温度設定を保ってくれているため、心の底からリラックスして湯浴みを満喫することができました。 続いて女性用の源泉露天風呂の様子も紹介します。 脱衣所から望むお風呂はこれまた総檜風呂で風情満点〜。 男性用よりもいくぶん小ぶりな分、落ち着いた雰囲気が漂います。 正に絵に描いたような蔵王の湯、それを湛える木の浴槽といった感じがします。 女性用露天も比較的温めで、熱い湯が苦手な彼女もゆったり楽しめたようでした。 また、入りはしませんでしたが、弱アルカリミネラル人工泉が注がれる大浴場も覗いてみました。 脱衣場は源泉露天風呂に比べると広くて充実しています。 先ずは内湯です。 お湯こそ人工泉で温泉ではありませんが、浴室の作りについては木と石の質感のバランスもよく、なかなか落ち着いた佇まいでした。 蔵王の酸性泉は皮膚への刺激が大変強いので、このような人工泉の注がれる浴室を設ける宿が多いようです。 露天風呂は岩風呂です。 温泉ではないので個人的にはあまりそそられませんが、こちらの作りも決して悪くない雰囲気であったと思います。 蔵王温泉に行って、有名な大露天風呂や鄙びた共同浴場も非常に魅力的ですが、静かな湯浴みを堪能したい人に対してはオススメなお宿ですので、立ち寄り湯に悩んだ際には是非足を運んでみてください。 ホテル松金屋アネックス http://www.matukaneya.com/ 蔵王の濃厚なお湯をすっかり満喫した後は、車で20分ほどの距離にあるかみのやま温泉郷へと到着しました。 今宵の宿となる『花明りの宿 月の池』は、かみのやま温泉郷内の湯町地区に位置しており、写真中央の茶色い建物を目指して路地を進んで行きます。 宿の裏手にある駐車場に車を停め、手荷物を引いて玄関へと向かいました。 もちろん宿の前に車を停め、スタッフに車を寄せてもらうことも可能です。 風情ある門をくぐり、玄関へと足を運びます。 飛び石と玉砂利のアプローチが一際センスの良さを感じさせました。 到着時の第1印象で気品を感じられる辺りが、女性に指示される所以でしょう。 扉の奥には、非日常的な華やかな空間が広がっています。 そしてこちらが、館内に足を踏み入れて最初に目にする錦絵図のような華やかなロビーです。 床には玉砂利が敷き詰められ、その上に木板を走らせるという大胆なしつらえ。 種類の違う様々なタイプのソファーやテーブルが置かれたロビーには、宿の名前を感じさせるような花明りが灯り、一見バラバラな感じに思えるインテリアが見事に調和して存在しています。 写真などで良く目にするこちらのロビー空間ですが、実物も全く見劣りすることがない光景に思わず見とれてしまう瞬間でした。 宿に到着すると、先ずはロビーでチェックインの手続きとウェルカムドリンクをいただきます。 こちらの宿が嬉しいところは、5種類ほどあるメニューの中から好きな飲み物をいただくことができること。 例えば抹茶などを出されても嬉しくないと感じる人も中にはいるでしょう。 それぞれの好みに応じて、お茶や珈琲、紅茶などを選べるサービスは本当に気が利いていると思いました。 私が知る限りウェルカムドリンクを選べるサービスを行っているのは、この宿と台温泉の『やまゆりの宿』くらいです。 今回私達は珈琲と共に、柏餅をいただきました。 珈琲をいただいてひと息ついた後は、女性には嬉しい(と思われる)色浴衣を選ぶことができます。 また、珍しく男性用の浴衣も数は少ないですが柄を選ぶことができました。 浴衣を選び、スタッフに先導されて客室へと向かいます。 廊下の天井などスポットライトが灯り、シックな雰囲気を演出していました。 今回は私達が通された客室は「桔梗」という名の10畳の和室です。 客室は全て花の名前が付いていて、部屋のイメージもその花に合わせたつくりになっているようです。 扉を開け、客室内へと足を踏み入れました。 こちらが客室の様子です。 ごく普通の和室といったしつらえですが、女性を意識した明るい雰囲気が感じられました。 この宿はご覧の10畳和室が12室、16畳和室が3室、つい先日OPENしたばかりの露天風呂付客室(ベットルーム)が3室と、合計で18室という比較的小じんまりとしたお宿となっています。 掛け軸など客室名の桔梗の絵が描かれていました。 テーブルの上には、可愛らしいミニグリーンなども置かれています。 私は観葉植物が好きなので、このようなちょっとしたグリーンがあることで気持ちが和みました。 窓際の広縁部分には椅子とテーブルが置かれています。 こちらが窓からの眺めです。 絶景とまでは行きませんが、晴れた日には蔵王連峰を望むまずまずの景観であると思います。 広縁の端には冷蔵庫の他、自由にいただける珈琲・紅茶などの用意がありました。 以前足を運んだ際は無かったので、日々サービス向上に努めている姿勢が感じられました。 こちらは窓側から客室を見た様子です。 襖にも花の絵が描かれていますが、やや少女趣味的な印象だったのでこの辺はもう少しスッキリしてもらった方が個人的には好みです。 続いて水回りを紹介します。 こちらは洗面台で、特に使い勝手に支障はありませんでした。 洗面台の奥にはバスルームも設けられていました。 こちらはトイレです。 ごく普通のウォシュレットで使用するにあたって特に支障はありません。 選んだ色浴衣のほか、普通の宿の浴衣もしっかりと用意されていました。 最後に布団を敷いた状態です。 寝心地は問題ありませんが、布団カバーの柄が今イチの印象だったので、例えば客室の花の色のイメージに合わせたものを用いる等すれば良いのではないでしょうか。 以上で、宿泊した客室と宿に向かう前に立ち寄ったお風呂の紹介を終わります。 私達が宿泊したGWは、ちょうど庭の隅に露天風呂付客室を建設している最中だったのですが、最近完成した露天付客室の写真を見ると宿の雰囲気を色濃く感じさせる華やかな印象の客室でした。 また、宿の外壁の塗装なども2年前は白かったのですが、今回訪問した際は茶色く落ち着いた塗装が施されていました。 今回宿泊した客室も標準的な和室で居心地も快適でしたが、ひょっとしたらこの辺もいずれ改装されて、より女性好みの和モダンな客室へと様変わりするかも知れませんね。 次回は宿の館内と周辺の風景について紹介したいと思います。
次回へとつづく・・・ |
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