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新年明けましておめでとうございます。年末は奥鬼怒・鬼怒川温泉3連泊の旅で〆ました☆皆様にとって良い一年となりますように!!

書庫湯田川温泉 九兵衛旅館

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これまで5回に渡って紹介してきた『九兵衛旅館』の宿泊レポートも、今回の食事編をもって最終回です。
庄内の冬の味覚と云えば何といっても鱈につきますが、やはり鱈ばかりでは飽きてしまうというもの。
旬の味覚を味わいたいと願いつつも、「○○づくし」というコースをあまり好まない私のような者にとっては、今回いただいた『九兵衛旅館』の食事は実に見事に期待に応えてくれる内容でした。
適度に取り入れられた鱈という食材を中心に展開される絶品料理の数々・・・。
今回はそんな感動の食事の模様について紹介したいと思います。

夕食時間を6時半からお願いし、1階奥の食事処へと足を運びました。
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食事は夕・朝食とも落ち着いた雰囲気の個室食事処が用意され、私が最も好むスタイルなので助かります。
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取りあえずビール!は、今回もいつもと同じスーパードライをチョイス。
キンキンに冷えたビールが風呂上がりの体に染み入ります。
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先ずはお品書きに沿って、手造りごま豆腐と前菜三品からいただきます。
ほのかにごまの風味が効いたごま豆腐は、あんかけ+生姜の薬味という変わり種。
どことなくみたらし団子の様な風味を感じられ、最初からありきたりの料理とは一線を画く個性的なお味に感動させられます。
また前菜の方は、庄内柿なます、あさつき岩のり、ふき南蛮味噌という酒の肴系の三品で、なますは単なる酢ではなく果汁の酸味を感じる非常にマイルドなお味、シャキシャキのあさつきと磯の風味が漂う岩のりとのコラボも文句なしの一品、そしてやはりシャキシャキのふきにあっさりとした白みそ仕立てが良く合うふき南蛮味噌と、三品とも全て美味しくいただきました。
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続いてはお造りです。
相変わらず大根を使った立体的な盛りつけで登場し、いつもながら見た目でも食欲がそそられます。
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この日の魚は活生ダコとほうぼうの2点盛りで、タコの甘みにひたすら感動し、いかにも冬の地魚といった歯ごたえのあるほうぼうも本当に美味しくいただきました。
量はあまり多くありませんが、大満足のお造りです。
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続いて登場した竹皮で包まれた折り箱を開いてみると、
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中には美味しそうなお寿司が二貫並んでいました。
そしてネタは何と寒鱈で、初めて生の鱈を口にしましたが、もっちりと濃厚な味わいの身を昆布〆とレモンを添えることによって食べやすく仕上げており、正に旬の味覚を味わう贅沢を感じました。
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続いても海の幸が登場、冬の日本海の幸を象徴する鰤の照り焼きです。
実は私はあまり魚の照り焼きが好きではないのですが(嫌いという訳ではなく)、こちらの鰤の照り焼きはちょっと別格で、今までいただいた鰤の照り焼きの中で最も美味しく感じられた一皿でした。
みりんが強すぎずに素材の美味しさがしっかりと楽しめ、添えられた野菜達も鰤の美味しさを見事に引き立てています。
特にえりんぎなどはまるでアワビのステーキのような食感を楽しむことができ、ただただ素晴らしい、美味しい、といった言葉しか出てこないような大満足の一品でした。
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続いての料理は地野菜のかぶら蒸しです。
器の蓋を開けると柚子の香りがふわっと広がり、魚料理が続いた後のホッとひと息いれるような優しい味わいの一品でしたが、ゆりね、穴子、海老などの食材にみぞれあんかけ仕立てでいただくそのお味はしっかりと旨みが凝縮し、あっさり過ぎることなく実に存在感のある美味しさでした。
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続いてはこの日のメイン、山形牛のたたき・庄内水菜のサラダを添えてと題した料理が運ばれて来ました。
柔らかい山形牛にシャキシャキ野菜、そしてニンニクの風味が効いたタレの良く合うこと。
口にした瞬間に全身に染み渡る幸福感と満足感、もはや何も語る必要がないほどの素晴らしい味わいにただただ脱帽です。
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そして食事へと至りますが、この食事の美味しさがまたただ者ではありませんでした。
この季節ならではの鱈の子飯に、私の大好物である寒鱈のどんがら汁と、正にこれを味わいたくて足を運んだといっても過言ではない絶品料理の登場に思わず涙が・・・。
冬の荒海日本海で上がった寒鱈の身をぶつ切りにし、白子やねぎ、岩のりと共に味噌仕立ていただくどんがら汁の美味しさは、数ある海の幸を使った鍋・汁物の中でも私の中で確実にベスト3に入る美味しさであると思います。
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〆のデザートは、レアチーズケーキ、木苺アイス、庄内麩の三品で、これも全て自家製であるとのこと。
クッキーのような食感のお麩や、スイーツ店でいただくものと何ら遜色ないチーズケーキなど、最後まで大満足で夕食を食べ終わりました。
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夕食の紹介は以上です。
この他に本日の追加料理として、山形牛のサーロインステーキ3,780円、山形牛の握り寿し(3貫)2,100円、鱈白子ポン酢840円の三品が紹介されていましたが、私達はいただいた夕食メニューだけで完全に満腹となり、あわよくば追加料理も・・・との目論見は失敗に終わりました。
とにかく質・量共に大満足の夕食内容でしたが、通常の宿泊プランでいただく料理の他にも季節毎に様々な料理プランが用意されており、また事前予約制の別注料理も豊富に取り揃えているようなので、とことん食にこだわりたい方でも充分に満足できる食事内容であるかと思います。

続いて朝食の紹介に移ります。
朝食は8時からお願いし、夕食時と同じ個室に通されました。
朝は庭園の雪景色を眺めながら食事を楽しむことができます。
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朝食は正統派の和食といった内容ですが、どれも皆丁寧に調理されていてありきたりな雰囲気などは全く感じません。
上物の鮭や玉子焼、シラスのたっぷりのったお浸しなど食欲がそそられるものばかりでした。
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自家製豆腐や、朝食時に出ると無性に嬉しい烏賊のお造りなども並び、どれも皆大変美味しくいただきました。
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希望者にはお粥と、山形名物の納豆汁がいただけます。
どんがら汁と同様、納豆汁もまた郷土の味覚を感じる素晴らしい料理ですが、納豆が苦手な人には岩のりの味噌汁をいただくことができるそうです。
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お粥の他にも美味しい庄内米がお櫃で運ばれてきたので、食べ過ぎと分かっていながらもついついよそってしまいました。
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そして嬉しいことに、『九兵衛旅館』では朝食時もご覧のような素晴らしいデザートをいただくことができます。
黒蜜がかかったきな粉プリンにオレンジ、そして完熟マンゴーと最後の最後まで手抜きの無い素晴らしい食事内容に大満足の思いでした。
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朝食後は河岸を変えて、
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囲炉裏コーナーでサービスの珈琲をいただきました。
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食事の余韻などにひたりながら、残り少なくなった『九兵衛旅館』での滞在を楽しむ一時です。
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最後に別館『珠玉や』の貸切風呂を満喫した後は、スタッフに見送られながら宿を後にしました。
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来年もまた、必ず冬の庄内を訪れようとの思いを抱きつつ、一路秋田空港へと車を走らせました。
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以上で、湯田川温泉『九兵衛旅館』の宿泊レポートを終了します。
湯田川温泉といえば、私達はいつも『湯どの庵』ばかりに足を運んでいましたが、今回の『九兵衛旅館』の宿泊に限っていえば、『湯どの庵』危うしと思えるほどの充実した滞在を過ごすことができました。
もちろん宿泊した客室のグレードが前回よりも良かったという点もありますが、食事やお風呂、接客に至るまで前回を遥かに上回る満足度であったため、やはり旅館の印象というものは一度泊まっただけでは分からないものだということを、今回の訪問であらためて実感した次第です。
『湯どの庵』と共に、これからも幾度と無く足を運んでみたいと思える素晴らしいお宿でした。

九兵衛旅館 http://www.kuheryokan.com/

今回滞在時の採点(5段階)

接客(もてなし)・・・・・4.5(若い人が多く、皆さん丁寧で特に不満なし。)

館内の雰囲気・・・・・4.5(落ち着いた和モダンな館内は実に過ごしやすい印象。素足で歩けるので、全館畳敷きなどに統一すれば尚良し)

部屋の雰囲気・・・・・5(ゆとりある空間に充実した装備、そして温泉付の浴室と文句なし)

清潔感・・・・・4.5(全体的に非常にきれいに手入れされているが、廊下の一部に染みが目立つ箇所があったのがやや惜しいところ)  

温泉・・・・・5(掛け流しの湯、バラエティに富んだ浴室など大変満足)

夕食・・・・・5(質・ボリューム共に大変満足、文句なし)

朝食・・・・・4.5(質・ボリューム共に大変満足、デザートの充実度は素晴らしい)

コストパフォーマンス・・・・・4.5(温泉付メゾネット客室で休前日約24,000円、平日ならなお得感も)

総合満足度・・・・・5(全体的に全く不満なく、全てにおいて大変充実した滞在を楽しめた)

次回リピート度・・・・・5(一般客室もリニューアルするとのことなので、次回は一般客室に泊まって一万円台で極上の滞在を楽しみたい)
前回に引き続き、今回は『九兵衛旅館』に泊まって楽しめるお風呂編第二弾として、別館『珠玉や』の貸切風呂の様子について紹介して行きます。

本館『九兵衛旅館』から別館『珠玉や』までは、歩いて1分ほどのごくわずかな距離。
散歩気分で足を運ぶのもまた楽しいものです。
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湯田川温泉のメインストリートに出ると、私の大のお気に入り宿の一つである『湯どの庵』が堂々たる姿で軒を構えています。
そしてその向かいに佇む宿が別館『珠玉や』で、『湯どの庵』と同様に白と黒の美しい壁が印象的でした。
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別館とは云えこちらの『珠玉や』も魅力たっぷり、『九兵衛旅館』と人気を二分しています。
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館内はモダンな民芸調の設え、貸切風呂の利用をスタッフに伝えると、空いているお風呂をすかさず教えてくれました。
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全九室の『珠玉や』には大浴場はなく、3箇所のお風呂は全て貸切風呂となっています。
当然ながら『珠玉や』の宿泊客も『九兵衛旅館』の大浴場を利用することができ、貸切風呂が全て塞がっていても全くお風呂に入ることができないという状況にはなりません。
ちなみに『九兵衛旅館』の宿泊者がこちらの貸切風呂を利用できる時間は、14:00〜16:00、 18:00〜22:00、 翌朝8:00〜11:00までとなっており、それ以外は『珠玉や』宿泊者の専用時間となっています。
先ずは1階の檜風呂、「あさつゆ」に入ってみました。
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貸切風呂の利用方法は、予約や制限時間なども特に必要なく、空いていれば浴室前の札を「入浴中」に掲げて内鍵を掛けるだけです。
貸切風呂と云っても、普通の旅館の内湯の大きさとさほど変わりがないため、脱衣所なども実に広々としていて快適です。
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そしてこちらが「あさつゆ」の浴室の様子です。
木と石の持つ素材の質感が実に心地よいお風呂で、こんな素晴らしいお風呂を二人きりで無料かつ自由に貸し切れる贅沢といったらありません。
最近はほとんどの宿で何らかの形で貸切利用できるお風呂を備えて来ていますが、こちらの宿のお風呂はそんな中でも特A級の満足度です。
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お湯はもちろん掛け流し、ちょうど私達が一番風呂であったらしく極めて清潔で至極快適でした。
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こちらのお風呂は眺望こそ効きませんが、窓の外に広がるミニ庭園のようなスペースは風情満天です。
左右の窓も広く開閉できるため、半露天風呂感覚で極上の湯浴みを満喫することができました。
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洗い場の使い勝手も全く問題ありません。
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続いては「あさつゆ」に隣りあって設けられたもう一つの檜風呂、「ゆうぎり」を紹介します。
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脱衣所は「あさつゆ」よりもやや広め、グループで貸切利用してもゆとりの広さであると思います。
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こちらが「ゆうぎり」の浴室で、雰囲気は「あさつゆ」に似ていますが、湯船の大きさや浴室の広さは更に1サイズ広くなっています。
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こんなに広くて素晴らしい浴室を独占して本当にいいでしょうか?
いいんです!、これこそ正に『九兵衛旅館』・『珠玉や』の持つ大きな魅力の一つなんですから・・・。
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注がれるお湯も浴室の雰囲気も一級品で、心の贅沢に酔いしれる一時でした。
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シャワーの水圧も高く、気持ちよく利用することができます。
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浴室を出ると、廊下の途中で冷水をいただくことができました。
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最後は翌朝に入った展望風呂、「まんてん」の紹介です。
こちらの「まんてん」は、『珠玉や』の貸切風呂の中でも恐らく最も人気が高いお風呂であり、前回訪問時には何度足を運んでも結局空くことが無く最後まで入ることができなかったため、今回は念願叶っての入浴となりました。
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1階にある2箇所のお風呂とは異なり、こちらの浴室の脱衣所はいかにも貸切風呂らしいコンパクトなサイズといった感じです。
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扉を開け浴室内に入ると、先ずは洗い場が目に入ります。
他の2箇所のお風呂は複数の洗い場がありましたが、「まんてん」は1箇所のみの備えとなっていました。
とは言え、使い勝手には全く問題ありません。
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そしてこちらが石造りの湯船の様子です。
サイズは2人でゆったり入れる程度、小じんまりとしていて落ち着きます。
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一番人気のお風呂のためか、ややお湯がくたびれている印象を受けましたが、チェックアウト前の〆のお風呂ということでじっくりと堪能させてもらいました。
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展望風呂を名乗るだけあって、ガラス戸を全開にすると実に開放的な景色を望むことができます。
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こちらがその景色の様子です。
雪を被った家々の屋根の彼方に、冬の庄内らしい雪原が広がっている様は実に美しい光景でした。
『珠玉や』宿泊者であれば、感動的な夕陽を望みながら湯浴みを楽しむこともできそうで、一度は味わってみたい感じがしました。
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以上で、別館『珠玉や』の魅力溢れる3つの貸切風呂の紹介を終わります。
あえて大浴場を設けず、全て貸切風呂にしてしまうという決断はかなり勇気がいったことだと思いますが、結果として私達のような貸切風呂大好き派にとっては、『九兵衛旅館』に泊まる上で非常に大きな魅力につながっていると思います。
本館も別館もどちらも客室数は少なく、『九兵衛旅館』の大浴場にも当然『珠玉や』の浴衣を来た宿泊客が訪れていたので、恐らく現在のシステムが両宿にとって上手にかみ合っているのでしょう。
今回は3つの貸切風呂を全て利用させてもらうことができ、どのお風呂も大変素晴らしくて感動的でしたが、私が一番気に入っているのは一番最初に入った檜風呂の「あさつゆ」です。
浴室の雰囲気やサイズなど何一つ申し分なく、できれば『九兵衛旅館』に新設される貸切風呂も「あさつゆ」の様な素晴らしい浴室になることを密かに期待しています。
またこの他にも、「正面湯」・「田の湯」といった共同湯にも宿泊客は無料で入ることができますし、宿の駐車場には足湯まで新設されました。
次回はいよいよ感動的な食事を紹介して行きますが、とにかくお湯良し・部屋良し・食事良しと三拍子揃った宿であることは間違いありません。
次回へとつづく・・・
小さな温泉地ながらも、国民保養温泉地として指定を受ける湯田川温泉では、宿で楽しむそのお湯についても確かな実力を誇っています。
泉質は無色透明でさらりとした肌触りが特徴のナトリウム・カルシウム−硫酸塩泉で、「正面湯」、「田の湯」といった共同湯を中心にして各宿に共同源泉が配湯され、基本的にはどの宿に泊まっても同じお湯を楽しむ形になります。
お湯そのものの実力はどの宿でも変わりがないため、次に重要となってくるのは浴室のつくりや数になってくるわけですが、『九兵衛旅館』では宿の大浴場を始め、別館『珠玉や』の三つの貸切風呂も自由に利用することができ、正に居ながらにして充実した温泉巡りが楽しめる環境になっています。
そんな魅力溢れる『九兵衛旅館』のお風呂のうち、今回は宿の大浴場について紹介したいと思います。

『九兵衛旅館』の大浴場は、「山の湯」と「川の湯」という全く趣の異なる浴室が2箇所あり、それぞれ夜の8時に男女が入れ替えとなります。
先ずは「山の湯」の方に入ってみました。
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脱衣所は小さな宿に似合ったシンプルなつくり、
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パウダースペースなどしっかりと清潔感が保たれています。
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夕食前の混み合う時間を覚悟していましたが、運良く人がいなくてラッキーでした。
素早く服を脱ぎ、カメラ片手に早速お風呂へと入ってみました。
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久しぶりに目にする「山の湯」の姿ですが、寒い季節特有の湯気が浴室内に立ちこめていて、温泉情緒を醸し出していました。
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石造りのお風呂はしっとりとモダンな雰囲気ですが、湯口の周りには結晶化した石膏成分がしっかりこびりついていて嬉しくなりました。
ちなみに、『九兵衛旅館』と『珠玉や』のお風呂はほとんど掛け流しとなっていますが、こちらの「山の湯」のみ源泉を投入しつつの循環浴槽となっています。
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湯船の縁には可愛らしいうさぎが座って、お風呂の様子をじっと眺めています。
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内湯の外には小ぶりながらも露天風呂が設けられています。
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眺望こそ効きませんが、ハラハラと時折舞い降りる雪を眺めながら入るお風呂は正に極上、二羽のうさぎに見つめられながら、しばしまったりとした時間を過ごしました。
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内湯と露天風呂の湯口はそれぞれガラスを隔てて対になっているため、まるで鏡に映っているかのような錯覚を覚えます。
注がれる湯はph8.4の弱アルカリ性で、刺激が少なく極めてマイルドな浴感でした。
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内湯の一角には、ご覧のような飲泉所?と思わしき湯口も設けられていました。
魚の形をした湯口にもびっしりと析出物が付着しています。
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洗い場のスペースは広くはありませんが、隣との間に仕切があって便利でした。
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こちらは一夜明けた後の内湯の様子です。
宿の雰囲気に良く似合った、いかにも女性ウケしそうなお風呂といった印象です。
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なぜ湯船の縁にうさぎが座っているのかは分かりませんが、男の私が見ても違和感はなく可愛らしく感じました。
うさぎといえば、館内至るところにうさぎがディスプレイされていた同じ山形のかみのやま温泉『はたごの心 橋本屋』を思い出しますが、『橋本屋』のお風呂にはこの様なうさぎは居なかったと記憶しています。
行かれたことがある方ならなるほどと感じられるかと思いますが、『橋本屋』でもこんなうさぎの像をお風呂に取り入れてみると良いかも知れませんね。
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朝の露天風呂はやや無機的な印象、ライトアップされた夕暮れ時の方が個人的には好みでした。
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「山の湯」の入口脇には、ご覧のような湯上がり処が設けられていて冷水などをいただけるようになっています。
但し、もう一方の大浴場である「川の湯」はずいぶん離れた場所にあるため、湯上がり処を利用するのは実質的に「山の湯」に入った時だけといった感じでした。
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続いて「川の湯」を紹介します。
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こちらは脱衣所、湯上がり処がないため冷水機が脱衣所内に設けられていて便利でした。
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パウダースペースの数や作りは「山の湯」とほぼ同様です。
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扉を開けて浴室内に入ってみると・・・、
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知らない人であったら、思わず「おぉ〜」とびっくりせずにいられないようなインパクトのある内湯が目に飛び込んで来ました。
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ほの暗い浴室内には雰囲気満天のレトロなタイル風呂が鎮座し、その奥に広がる見事な水槽には錦鯉達が悠々と泳いでいる様が目に留まります。
まるで水族館にいるような気分で湯浴みを楽しむことができる浴室ですが、このような浴室は、下手をすると非常に安っぽい雰囲気に陥る危険性があるものです。
しかしながら、こちらの「川の湯」はそういったB級浴室のような雰囲気は全くなく、非常に落ち着いた雰囲気とセンスの良さを感じました。
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湯船の縁からは、人が入らずとも贅沢にお湯が溢れだしていました。
こういった光景を目にするだけで、思わず全身に感動がよぎります。
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水槽がなくても十分素晴らしいレトロモダンなお風呂ではありますが、たまにはこういった珍しいお風呂に入ってみるのも楽しいものです。
もし魚好きの人であったら、きっと楽しくて仕方がないお風呂と云えるのではないでしょうか。
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こちらの「川の湯」の方は内湯のみで露天風呂はありません。
しかし露天風呂の必要性を全く感じないほど、不思議な魅力に満ち溢れていました。
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「川の湯」の洗い場の方も、仕切が付いていて機能的なつくりでした。
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『九兵衛旅館』の大浴場の紹介は以上です。
2箇所のお風呂はそれぞれ全く違った雰囲気でどちらも良かったですが、個人的には「川の湯」の独特の雰囲気が大変気に入りました。
また『九兵衛旅館』では現在、新たに貸切風呂を館内に新設中であるとのことなので、この春からはよりパワーアップしたお風呂が楽しめることと思います。

次回は『九兵衛旅館』宿泊者も自由に利用することができる、別館『珠玉や』の3つの貸切風呂の様子について紹介したいと思います。
次回へとつづく・・・
城下町鶴岡といえば、時代小説の人気作家・藤沢周平ゆかりの地として広く知られるところですが、湯田川温泉、取り分け『九兵衛旅館』においては特にその結び付きが強いようです。
それというのも、実は『九兵衛旅館』の女将さんが藤沢周平の中学校教師時代の教え子の一人であったということで、館内には藤沢周平にちなんだ資料や本が多数展示されていて、宿の雰囲気作りにひと役買っていることがよく分かります。
今回は、そんな文学的な香りと情緒が漂う館内の様子について紹介して行きたいと思います。

客室を出て早速館内の散策へと足を運んでみます。
前回訪問時は離れた場所にある「花の館」に泊まったので、目に触れることのなかった「月の館」・「時の館」の館内散策は新鮮な感じがしました。
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畳敷きではありませんが、全館素足で歩ける快適性はこちらの宿においても健在です。
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宿泊した客室のすぐ近くには、ご覧のような談話スペースが設けられていました。
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書棚には自由に手にとって読むことができる書籍を始め、作家・山本一力来館時の写真や色紙が飾られています。
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小じんまりとしたスペースながらも、藤沢周平原作の映画ポスターなどもたくさん並んでいて楽しい雰囲気が漂っていました。
これがもしいろんなジャンルの映画ポスターなどであったとしたら、正直かなりうるさく感じてしまうところですが、全て時代劇であるという点が違和感なく溶け込んでいる要因だと思われます。
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そして階段を3階へと上がってみると、
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2階の談話スペースのちょうど上にあたる空間が、写真のギャラリースペースの様になっていました。
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写っているのはどうやら人ばかりのようです。
一体どんな人達の写真が飾られているのか近づいてよく眺めてみると・・・。
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若かりし頃のユーミンや、
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永遠のアイドル・キャンディーズまで、実にたくさんの有名人達が宿に足を運んでいるのが分かって驚かされます。
廊下などにこういった写真が並ぶとかなり安っぽい雰囲気になってしまうものですが、こちらの宿の様に思い出ギャラリーの様な空間に仕立ててくれるとスッキリしているし、見ていても楽しい感じがします。
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続いて1階へと足を運んでみました。
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階段を下りた先には、藤沢周平ゆかりの資料が展示された藤沢周平コーナーが設けられています。
ファンにはたまらない展示品の数々といった感じではないでしょうか。
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当然ながら、藤沢周平自身も幾度と無く『九兵衛旅館』に投宿しているそうです。
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藤沢周平コーナーの先は、華やかな雰囲気ながらも落ち着き感のあるロビーへと続いています。
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吊し雛が飾られ、シックな棟の椅子が並んだロビー。
他の宿泊客達の姿もほとんど目にすることなく、静かで居心地の良い空間でした。
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朝はこちらのロビーにて、モーニング珈琲の無料サービスが受けられます。
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窓の外に目をやると、ウッドデッキの向こうに雪を被った庭園の姿を望むことができます。
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雰囲気に誘われて外に出てみましたが、身を切るような寒さが全身を包み込みました。
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冬場は寒すぎて長居はできませんが、春から秋にかけては風呂上がり時の夕涼みを楽しむにはもってこいのスペースといった感じがしました。
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雪吊りや樹木にも雪が覆うようになると、より一層風情が感じられそうです。
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氷の張った池を覗いてみると、寒さに耐えるように錦鯉達が身を寄せ合ってじっと固まっていました。
見ているだけで思わず体が凍りそうな光景でした。
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わずかな時間でしたが、寒さに耐えかねてすかさずロビーへと戻りました。
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あらためてロビー内を見やると、こちらでも藤沢周平作品の書籍の貸出と販売を行っていました。
1泊ではなかなか読書にふけることはできませんが、できれば3〜4日くらい滞在してゆったりと本を読み、湯に浸かるなどして、時を忘れて優雅に滞在してみたいものです。
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また、ロビーの一角ではフリース製の半天が貸出しされていて、同行の彼女などは外への散策時だけでなく滞在中ずっとそれを着て過ごしていました。
寒い冬にはありがたいサービスですね。
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こちらは小じんまりとしたフロントとその横にあるお土産処です。
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山形の名産や民芸品など、宿の雰囲気にあったものが販売されていました。
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こちらは食事処や大浴場へと続く廊下、
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そして廊下の途中にはご覧のような囲炉裏スペースが設けられています。
但しこちらのスペース、今ひとつ有効活用されていない感じがしたので、囲炉裏に火を入れて自由にお茶などを飲めるサービスなどを行えばもっと楽しめるような気がしました。
ちなみに私達はモーニング珈琲をこちらのスペースでいただいてみましたが、暖房が無かったので冬場はゆっくりするのには少し厳しいかも知れません。
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『九兵衛旅館』の館内紹介は以上です。
館内に漂う品の良さと落ち着きは、私的にも非常に好みの雰囲気でしたが、藤沢周平ファンであればきっとより一層楽しめる環境であることは間違いありません。
小規模旅館ながらも館内には適度にパブリックスペースや見どころが設けられており、また素足で歩けるという点もくつろぎ感が高く、実に過ごしやすい感じがして好印象でした。

次回は趣の異なる宿のお風呂の様子について紹介したいと思います。
次回へとつづく・・・
ウェルカムドリンクをいただいてひと息ついた後は、スタッフの案内と共に2階にある客室へと向かいます。
落ち着いた和の情緒漂う『九兵衛旅館』の客室数は全部で13室と少なく、「月・時・花」という異なる3つのタイプの客室棟で形成されています。
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今回予約したのはロビーのすぐ上に位置する月の館の客室で、3室ある客室は全て温泉付きのメゾネットタイプの客室となっています。
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廊下の手すりから下を覗くとロビーが見え、開放的な吹き抜け空間になっていました。
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予約した客室名は「お月見」で、下の階が和室、上の階が和風ベットルームという仕様になっています。
月の館の他の2つの客室はそれぞれ上下階とも和室、下がマッサージ機を備えた板の間+上が和室という異なる作りとなっているので、好みに応じて選べるようになっています。
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客室内に入ると広めの玄関ホールがあり、美しいフローリング床が広がっていました。
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こちらが1F部分の和室です。
琉球畳が敷かれた和モダンな客室は明るく落ち着いた雰囲気で、メインのリビングスペースとして気持ちよく滞在できそうな印象です。
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ルームキーは何かと便利な2本組、お茶請けには上品な栃の実きんとんが用意されていました。
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板の間にはDVD付のTV、脇には加湿器などもしっかり備え付けられています。
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二面取られた窓には、いずれも雰囲気にあったブラインドが掛かっていました。
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窓から外を眺めると、風情ある路地裏の風景や、
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レトロな建物が目に留まります。
決して雄大な自然や華やかな温泉街が広がっているというわけではありませんが、私はこういった地味な風景が大好きです。
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続いて階段を上がり2階へと足を運んでみます。
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階段を上がりきった突き当たりがトイレ、右手に寝室、左手に浴室が設けられています。
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扉を開けて寝室内に入ってみると、
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下の階と同様に和モダンで明るい雰囲気のベットルームが待ち構えていました。
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高床式のベットルームは一瞬布団が敷かれているだけかと思いましたが、固定式のマットレスベットで寝心地は抜群でした。
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ベットスペースの奥には、掘りごたつ式のテーブル席なども備わっています。
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中庭に面した窓には、やはりブラインド掛けられていました。
ホテルライクなデスクスペースの上には薄型のTV、壁にはミラーも取り付けられていて機能的な作りとなっています。
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クローゼットの中には浴衣やタオルなどの温泉セットが用意されています。
これだけの備えがある宿なので、できれば湯浴み用の籠があると文句なしといった感じでした。
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空気清浄機や給茶セットなど、ほとんどの備えが上下階で両方とも用意されているのには驚きました。
今回は2人での宿泊となりましたが、こちらの客室は2世帯での旅行時など非常に便利な設えであるような感じがしました。
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こちらは2階のトイレで、シャワートイレであるのはもちろん、手洗い用の水道も付いていて非常に便利です。
トイレももちろん上下階に備わっていました。
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洗面スペースは2階のみの備えです。
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そして洗面スペースの後ろの扉を開けると、
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ご覧のように風情ある檜風呂が設けられています。
極めて小じんまりとしたサイズではありますが、注がれるお湯はズバリ掛け流しの温泉です。
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今回は他のお風呂に入るのが忙し過ぎて、せっかくの客室風呂には一度しか入りませんでしたが、檜の香り漂う湯船や、注がれる温めのお湯が本当に心地よく、入っていて非常に落ち着く感じのお風呂でした。
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窓が開かなかったのがやや残念でしたが、カラン・シャワーの使い勝手もよく、こういった客室風呂があると何かと重宝します。
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以上で客室の紹介を終わります。
以前足を運んだ際は最もリーズナブルな古いタイプの客室に宿泊したため、今回のメゾネット客室は、雰囲気の違いはもちろん、滞在中の快適度も前回訪問時とは雲泥の差があるような感じを受けました。
一般客室でも十分満足できましたが、今回は正に至れり尽くせりといった雰囲気で、二人で利用するには少々贅沢過ぎるような空間であったような気もします。
また嬉しいことに、『九兵衛旅館』では3月から4月末にかけて大幅なリニューアル工事を実施するらしく、この春からは一般客室もより快適な空間へと生まれ変わるとのことです。
今回のメゾネット客室は大満足の滞在が楽しめましたが、リニューアル後の客室もまた非常に楽しみですね。

次回は品の良い和モダンな雰囲気が漂う館内の様子について紹介したいと思います。
次回へとつづく・・・

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