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癒しの温泉・なごみの宿を探せ
新年明けましておめでとうございます。年末は奥鬼怒・鬼怒川温泉3連泊の旅で〆ました☆皆様にとって良い一年となりますように!!

書庫遠刈田温泉 別邸 山風木

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別邸 山風木 其の四

引き続いて夕食の模様を。

先ずは爽やかな風味のレモンビールにて乾杯です。
普段は生ビールが多いのですが、レモンビールが置いてあると必ずそれをたのんでしまいます。
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さすが食を中心に考えられた宿だけあり、ダイニング内にはご覧のような酒庫もあって日本酒からワインまで充実した品揃えとなっています。
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それでは夕食の一皿目、「季節の前菜 蔵王仕立て」です。
『別邸 山風木』や『旅舘 大忠』の食事は何といってもこの充実の前菜がお楽しみ。
・蔵王チーズの醍醐味豆腐(蔵王チーズドリンクでつくる料理長自慢の一品)・もずくの山かけ・道明寺蒸し・ごぼうの胡麻和え・白魚明太クリーム・ゆりねの生ハム巻き・スナックエンドウのグラタン・蛍烏賊金紙巻き・筍の木の芽合え・花海老といった珠玉の10品盛に最初からテンションが上がりっぱなしでした。
味はもちろんどれも皆大変素晴らしくて文句なしですが、見た目のインパクトが非常に食欲を誘う一皿です。
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続いて2品目をいただくところですが、この宿のウリである「食事」を楽しむ更なる手段として、通常のコースに加えてご覧のような「おばんざい」が用意されています。
通常なら、ある程度食事が進んでまだお腹に余裕があれば・・・というのが普通だと思いますが、こちらのお宿のおばんざいは全てがメインディッシュ級の美味しさ、当然我慢できずに早々とカウンターへと向かってしまいました。
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一見地味に見えるようなこちらのおばんさいですが、食べてみると思わずビックリするような美味しさで箸が止まらなくなる危険性があります。
特に右側の皿に盛った大根を揚げたものなど、感動的な美味しさでした。
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写真は一部しか撮りませんでしたが、少しずつ全てのおばんざいをいただいたのは云うまでもありません。
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こちらが2品目のコース料理、「蔵王の恵み 蔵王野菜のスープ」です。
イクラ、テール、蕎麦の実の他、野菜の旨みがたっぷりと詰まった絶品スープは、実に優しい味わいで食欲が増して来ます。
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3品目は「本日のお造り」です。
今回はヒラメと北寄貝、つけ合わせに筍とワカメが並びました。
醤油の他にチリソースが別に添えられるなど、程良く創作感も楽しめる満足度の高いお造りでした。
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4品目は「アスパラの彩りサラダ 赤ピーマンドレッシング」です。
にんにくとタイムでマリネした彩り豊かな野菜達と、優しい味の赤ピーマンドレッシングが非常に良く合う一品でした。
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5品目は「本日のステーキ」です。
こちらのメインのステーキについて、チェックインの際に3品から選ぶことができるように進化していました。
この日は、和牛最高級A5ランクの特撰仙台牛のフィレステーキ(私が選んだもの)、和牛最高級A5ランクの特撰仙台牛のサーロインステーキと仙台牛味噌漬け(彼女が選んだもの)、そしてタラバ蟹と帆立貝の海鮮焼きの3品でしたが、『時の宿すみれ』でいただいたステーキの味を上回るような美味しさに思わず感動のため息が・・・。
温泉宿でこれだけの肉料理をいただける幸せにもう何も云うことはありません。
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6品目は「蔵王芋の蒸し団子と蟹団子 美味餡」です。
表面サックリ中ふわふわの里芋の団子と、山葵の乗った超高級おでんのような味わいのタラバ蟹の団子は正に最高のコンビ、特に里芋団子の方は今まで食べた芋団子の中でも一番と思えるほどの美味しさでした。
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美味しい料理に達に囲まれてついついお酒も進みます。
ビールをお代わりした後は、トロリとした味わいのあらごし梅酒をオーダーしました。
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7品目は「酢の物」。
生湯葉、サーモンの金紙巻き、うるいを山葵酢でさっぱりといただきました。
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そして8品目、ようやく「本日の食事」へとたどり着きました。
ステーキと同じく、こちらの食事も3品から選ぶことができ、この日は炊き込みご飯、旨み出汁で作る野菜雑炊、宮城県産釜焚きひとめぼれに海老のかき揚げと仙台牛の肉味噌を添えてというどれも皆全て美味しそうなラインナップ。
私達は蟹の炊き込みご飯を選び、仙台味噌の味噌汁と共に残さずしっかりと完食しました。
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最後は〆のデザートとカフェ。
「パンナコッタのオレンジ風味 アングレーズソース」と「バームクーヘンのフルーツ詰め合わせ」という全く手抜きのないデザートもさすがですが、特にバームクーヘンなど各テーブルを廻ってその場で切り分けてくれるという演出も加わったので、正に喜びも倍増する思いでした。
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カフェは、珈琲・紅茶・ほうじ茶の中から選ぶことができ、最後まで大満足の思いで夕食を食べ終わりました。
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2時間かけ夕食をいただくと、辺りはもうすっかり夜の静けさに包まれていました。
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そして久しぶりに部屋に戻るととどめの一品が・・・。
さすがに食べることはできませんでしたが、しっかりと夜食も用意されている辺りはさすがです。
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続いて朝食の紹介です。
朝食は朝の8時からですが、8時15分頃にダイニングに足を運ぶと先客が1組いるだけでした。
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朝食でもおばんざいは健在です。
ご飯などは、十穀米、発芽玄米、ひとめぼれの他、絶品の玉子おじやまで並んだ充実度。
私はおじやの味が大変気に入って、思わずお代わりをしてしまいました。
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見ているだけでどれもこれも食べたくなってしまうので大変です。
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おばんざいの他に、テーブル一杯にズラリと並んだ料理の数々は壮観な眺めです。
何から手を付けて良いのか迷ってしまいそうでしたが、一つ一つ、喜びと美味しさを噛みしめながらじっくりと味わせてもらいました。
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朝食後にもカフェとデザートが付きますが、河岸を変えてラウンジでいただくことに。
食事の余韻にひたりつつ、鳥のさえずりを聞きながらいただく珈琲の味は格別でした。
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遠刈田温泉『別邸 山風木』〜。
正にオーベルジュの名に恥じない感動の食事をたのしめる宿として、大満足の思いで宿を後にしました。
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『別邸 山風木』の宿泊レポートは以上です。
前回訪問時よりもパワーアップした感のある食事を中心に、客室やお風呂、パブリックに至るまで全てにおいて充実した滞在を送ることができ、あらためて現在の宿の人気ぶりを再確認した思いでいっぱいです。
本館の『旅舘 大忠』と共に、今後もその時々の気分に寄って使い分けながら再訪して行くことは間違いありませんが、どちらの宿に足を運ぶにせよ、体重増加というリスクを背負って行くことをしっかりと肝に銘じておく必要がありそうですね。


今回滞在時の採点(5段階)

接客(もてなし)・・・・・4.5(若い人が多く、皆さん丁寧で特に不満なし。)

館内の雰囲気・・・・・4.5(落ち着いた和モダンな館内は実に過ごしやすい印象。素足で歩けるのも◎)

部屋の雰囲気・・・・・5(ゆとりある空間に充実した装備、雰囲気に至っても文句なし)

清潔感・・・・・5(全体的に非常にきれいに手入れされていた)  

温泉・・・・・4(この手の宿にしては十分満足できた)

夕食・・・・・5(質・ボリューム共に大変満足、文句なし)

朝食・・・・・5(同上)

コストパフォーマンス・・・・・4.5(休前日でも21,000円という料金は、値段以上の満足度を与えてくれた)

総合満足度・・・・・5(食事を中心に全てにおいて大変充実した滞在を楽しめた)

次回リピート度・・・・・5(次回はグリーンシーズンか紅葉の時期に訪問してみたい)

別邸 山風木 其の三

「食事」という字は、人を良くする事と書きます。
『別邸 山風木』に宿泊すると、美味しい料理を前に至福の笑顔と喜びに包まれながら食事を楽しむことができ、文字通り食事が人を良くしてくれるだという事実を実感できる貴重なお宿であると思います。
本来温泉宿というものは、あくまで「温泉」そのものが主役であったハズ。
美味しい食事を楽しみたければレストランに出向けばいいし、宿泊するだけならホテルでも十分でしょう。
やはり「温泉」にゆっくり浸かりたいからこそあえて温泉宿を選ぶわけであって、どんなに食事が美味しい宿であっても、自分が温泉宿に足を運ぶ以上は質のいい温泉に出会うことが第一の目的であり喜びであるのだと、胸を張って公言できるような自分でいたいと私はいつも思っていました。
・・・がしかし、ここ数年来『別邸 山風木』のような温泉付オーベルジュなる宿のスタイルが登場するようになって来ると、すっかり話は別のものに。
こういった宿に泊まる際には、例えそこに温泉が引かれていたとしても主役の座は疑いようもなく美味しい「食事」であり、温泉などはもはや「食事」のオマケに過ぎないと思ってしまうような危険な存在として、知らず知らずのうちに自分の中に増殖していることに気づいてしまいました。
かつてのように、素晴らしいお湯との出会いを求めて宿に足を運んでいた自分から、いつのまにか美味しい食事にありつきたくて宿に足を運ぶようになってしまったのは極めて大きな打算ではありますが、やはりこれも温泉宿に泊まる上での偽らざる大きな楽しみの一つ。
というわけで、『別邸 山風木』の真骨頂である感動の食事の模様について今回はしっかりレポートしていきたいと思います。

早速食事の模様を、と云いたいところですが、先ずは宿の館内の様子について少々紹介したいと思います。
『別邸 山風木』の建物は、ご覧の見取り図のように池を中心にしてコの字型に作られています。
ラウンジなどのパブリックスペースは決して広くはありませんが、客室数が少ないためかゆとりが感じられます。
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お風呂を出た後に椿ラウンジ方面に足を運んでみると、以前は無かった何やら魅惑的なサービスが提供されていました。
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ご覧の通り、これを目にして素通りすることは絶対に不可能と思える無料の玉こんにゃくのサービスです。
玉こんの隣には、以前からあったハワイのフレーバー珈琲が置かれ、出汁の染みた玉こんをほうばりつつ、甘いバニラの香り漂うフレーバー珈琲を飲むという、何とも珍しい取り合わせを楽しませてもらいました。
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お洒落なソファーに座りつつ、風呂上がりの玉こんをいただく時間は正に幸せそのものでした。
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ラウンジの一角からは耳あたりの良いポップなサウンドが流れ、リラックス効果を倍増させてくれます。
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ラウンジ内のライトが灯り始めると、そろそろ楽しい夕食の時間。
お隣のダイニングでスタッフが支度に励んでいる様子を今か今かとついつい眺めてしまいました。
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ラウンジ内には暖炉もあり、冷え込んだ際は火が灯ります。
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ラウンジの向かいにはこんな楽しいコーナーも設けられています。
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CD,DVD,雑誌、漫画、文庫本と、手ぶらで宿に足を運んでも全く退屈しない充実の品揃えで、もし連泊できるような機会があればかなり活躍しそうなアイテムでした。
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続いて帳場の先にあるお土産品のコーナーを覗いてみます。
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『旅舘 大忠』もそうでしたが、こちらの宿のお土産処もやはり雑貨屋さんのような雰囲気が漂っています。 
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私は何も買いませんでしたが、彼女はアロマのグッズとバリの動物の人形を購入していました。
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そして、冷やかしで館内を散策している間にいつのまにか夕食時間となりました。
夕食時間は18時〜20時までに好きな時間に足を運んでいいという便利なスタイルですが、私達は1番乗りを目指すべく18時ちょうどにダイニングに入りました。
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こちらが食事処となるロータスダイニングです。
池に咲くロータス(蓮の花)を眺めながらのダイニングというわけですが、街のお洒落なダイニングレストランと比較しても全く遜色のない佇まいで、カウンター・テーブル席の別は到着順で好きな席を選べるようになっています。
今回1番乗りした理由は、前回訪問時にカウンター席だったので、是非とも今回はテーブル席で食事を楽しみたいと思っていたからです。
実際、テーブル席の方が人気が高く、見ていると先に埋まって行く感じでした。
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・・・とここで、字数制限のために其の四へと続きます。

別邸 山風木 其のニ

『別邸 山風木』の宿のコンセプトはあくまで「食」をメインとした和風オーベルジュスタイル。
従って温泉を一番の目当てに足を運ぶというよりも、あくまで美食の数々に酔いしれることをメインに置きながら、ついでにお風呂も合わせて楽しみたいといった旅にこそ向いている宿であると思います。
温泉そのものをとことん楽しむことを目的とするのであれば、周囲にはいくらでも極上の温泉宿達がひしめいている環境であるため、むしろそれらを選んだ方が賢明です。
とは言いながら、『別邸 山風木』のお風呂もなかなかどうして決して捨てたものではなく、個人的には必要十分な備えを有していると思っています。
今回は、そんなオーベルジュスタイルを名乗る『別邸 山風木』のお風呂の様子について紹介していきたいと思います。

お風呂は宿の最奥部に位置しているため、和の趣漂う廊下を奥へと向かいます。
素足で過ごせる宿でありながらも全館畳敷きというわけではなく、一部に木をあしらった廊下があることで目先が変わって楽しめました。
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『別邸 山風木』のお風呂は男女別の大浴場が各1箇所(入れ替えあり)、空いていれば無料で自由に利用できる貸切風呂が1箇所、合計で3箇所のお風呂を有しています。
先ずは貸切風呂に入ってみました。
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2台のマッサージチェアが置かれたスペースの奥が貸切風呂となっています。
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貸切風呂の利用時間は15時から翌10時まで、入口にかかっている木札を入れ替えるだけでOKです。
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脱衣場のスペースは広くはありませんが、洗面台に置かれたアメニティの数も充実していて女性層をターゲットにしている様子が伺えました。
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それでは早速浴室へと入ってみます。
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浴室は極めて小じんまりとしたサイズでシックな印象。
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黒っぽい石組みの浴槽は、3分の1程度は浅くなっていて寝湯が楽しめるような構造です。
2人も入ればいっぱいになってしまうサイズではありますが、なかなか面白い作りであると思います。
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残念ながら窓は開かないのでやや閉塞感が感じられますが、意外と落ち着く雰囲気でした。
但し、わずかでも窓が開けば半露天感覚でもっと気持ちよく入れるような気もするのですが・・・。
わずかな窓の隙間から外を覗いてみると、池の向こうのダイニングの様子が目に留まりました。
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洗い場は木と石の質感が心地よい好みの作り。
湯船との間に以前は無かった仕切も設けられ、しぶきが飛ぶような心配もありません。
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大浴場と貸切風呂を結ぶ廊下の一角には、冷たい飲み物が用意されています。
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麦茶とレモン水の2種類で、どちらもスッキリ爽やかで湯上がり時にいただくには最適でした。
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続いては大浴場の紹介です。
大浴場は内湯+露天風呂の「月と風の湯」、内湯のみの「風と木々の湯」というネーミングで、夜の8時に男女が入れ替えとなります。
先ずは「月と風の湯」に入ってみました。
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清潔感溢れる脱衣場は棚に脱衣籠が置かれたスタイル。
客室数9室に対して籠の数が少ないような気もしますが、多くても2,3人の人と一緒になる程度のため恐らく必要十分な数なんでしょう。
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脱衣場の窓からは外の露天風呂も見渡せるようになっています。
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取りあえずは内湯へ。
内湯の左半分は打たせ湯のスペースになっていて、右側の浴槽部分はやや狭めの印象です。
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私も早速打たせ湯にチャレンジしてみましたが、かなり熱めのお湯が投入されていたため数秒で退散してしまいました。
他に利用している方の姿も見られず、実質的にはこちらが内湯の湯口になっているような感じでした。
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大浴場の洗い場も隣との間に仕切が設けてあって利用しやすい作りとなっています。
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続いて露天風呂に出てみます。
露天には以前足を運んだ時には無かった屋根が掛かり、雨天や積雪時でも利用しやすいように改装されていました。
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使われた石の素材のせいか光りの加減か、どことなくお湯が緑がかっているようにも見えて美しかったです。
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こちらの露天風呂、貸切風呂と同様に浴槽の3分の1程度が浅く作られていて寝湯が楽しめるようになっています。
黒く見えるのが寝湯になっているスペースで、湯船の縁に置かれた木の枕に頭を乗せながらしばし貸切状態で寝湯を楽しむことができました。
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注がれる湯の泉質ですが、分析表にはナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉と表記されており、これは遠刈田温泉の共同源泉と同じ泉質です。
但し、源泉の違いから遠刈田温泉特有の鉄分を含んだ濁り湯とはならず、無色透明・弱アルカリ性の肌に優しいおとなし目のお湯となっていました。
また浴槽内は加温循環していますが、湯口からは源泉が投入されている様子だったので、オーベルジュが備えるお風呂としては許容範囲であると思いました。
ちなみに、たまご形の湯口は伊達冠石という稀少な石を使っているそうで、なかなか凝った作りで良かったです。
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続いてもう一方の浴室、「風と木々の湯」へ。
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こちらの脱衣場は「月と風の湯」よりもいくぶん広く、
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女性用時間帯には、ご覧のようにシャンプー類の貸出を行っていました。
最近よく見かけるサービスですが、女性限定にしている辺りに女性客優先の姿勢がよく分かります。
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浴室内に入ってみましょう。
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中に入ると手前に先ず洗い場専用のスペースが備わり、その奥に浴室が設けられています。
洗い場スペースの中央部には石をくり抜いた印象的な掛け湯が置かれていました。
確認はしませんでしたが、ひょっとしたら源泉の掛け湯なのかも知れません。
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内湯のみの「風と木々の湯」の浴室は、「月と風の湯」とはまたひと味違った明るく開放的な印象。
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浴槽は小ぶりですが、浴室内にウッドチェアーなども置かれてリゾートテイストな雰囲気も漂っていました。
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内湯というカタチですが、夏場は窓を開けてオープンエアーな半露天風呂として楽しめるそうです。
私は残念ながら冬と春しか泊まったことがないので、是非一度窓を全開にした状態で楽しんでみたいものです。
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こちらの浴槽は寝湯や打たせ湯の代わりに、湯口からこぼれる湯を背中に浴びながらのベンチ浴を楽しむことができます。
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窓の外に広がる庭園を眺めながら楽しむベンチ浴もまた風流な感覚でした。
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お風呂の紹介は以上です。
3つの浴室ともそれぞれ全く趣が異なり、温泉付オーベルジュの持つお風呂としてはよく工夫されたものであると感じました。
温泉そのものを楽しむのであれば、間違いなく本館である『旅舘大忠』の方が満足度が高いと云えますが、訪問する際にその辺のことをあらかじめ心得て置けば十分楽しい湯浴みが満喫できると思います。
古くからの湯治場でもある遠刈田温泉をしっかり楽しみたい方は、温泉街にある2つの共同浴場や、旅館の立ち寄り湯なども楽しまれてみることをオススメします。
『別邸 山風木』のお湯とは全く印象の異なる、ピリッと熱めでパンチの効いた湯の違いに驚かされると思いますよ。
個人的には、『別邸 山風木』の中では浴槽のつくりや湯使いなどから見て「月と風の湯」の露天風呂が最も好みのお風呂でした。
男女の浴室の入れ替え時間が20時と、実質的に夕食前の1度しか入れなかったため、利用時間が長く設定されている女性がうらやましく感じました。

次回は館内の様子、そして感動の食事の模様について紹介したいと思います。
次回へとつづく・・・

別邸 山風木 其の一

宮城蔵王の麓、遠刈田温泉に軒を構える『旬菜湯宿 旅舘 大忠』は、絶品創作料理を楽しめる隠れ家的な温泉宿として、私が最も気に入っている宿の中の一つです。
そして、そんな美食宿『旅舘 大忠』から車で走ること凡そ5分、遠刈田温泉の外れにある静かな別荘地に中に、『旅舘 大忠』の更にワンランク上を行く食に特化した姉妹宿、『別邸 山風木』がひっそりと佇んでいます。
森の中の京風オーベルジュを名乗り、2食1泊付というコンセプトの下で『別邸 山風木』がOPENしたのは2006年の10月〜。
OPEN直後に足を運んで以来、あれよあれよという間に知名度を上げていった『別邸 山風木』ですが、気がつくと今では週末などなかなか予約が取れない人気宿へとすっかり変貌を遂げていました。
今回は銀山温泉『旅館藤屋』の後泊地として、約2年半ぶりに『別邸 山風木』を訪問し、宿のコンセプト通り、温泉につかりながら美食の数々とことん楽しんで来ました。
これから数回に分け、遠刈田温泉『別邸 山風木』の滞在の模様について紹介して行きたいと思います。

山形道から蔵王エコーラインに入り、春まだ浅い山の中をひた走ります。
途中、青根温泉などの魅惑的な温泉地が手ぐすねを引いて来ましたが、チェックイン可能時間の15時ちょうどに宿に入りたかったので先を急ぎました。
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連休時で賑わう遠刈田温泉の温泉街を抜けてしばらく走った先に、懐かしい宿の看板が見えて来ました。
エコーラインから一本入った道にあるので、初めての時は分かりづらいかも知れません。
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宿の敷地内は木立に囲まれ、恐らく今頃はすっかりと緑に覆われていることでしょう。
車を駐車場に入れる手前では、野生のリスが地面に降りて走っている姿も目にすることができました。
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落ち着いた和の雰囲気が漂う宿の外観−。
OPENから2年半ほどしか経ってはいませんが、元企業の保養所だった建物を改装して今に至っているため、それなりの年月を感じさせる外観です。
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打ち水仕立ての清々しい玄関を前に、懐かしさを感じながら暖簾をくぐりました。
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玄関を入って右手に帳場があり、柳 宗理のバタフライスツールが一際目を引きます。
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以前のように帳場でチェックインの手続きを行うのかと思いましたが、その先にあるラウンジの方へと通されました。
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食事処であるダイニング脇のラウンジスペースはその名も「椿ラウンジ」、庭園を望むウッドデッキが敷かれた開放的な空間となっています。
詳しくはまた後で紹介しますが、ラウンジ内には暖炉などもあり、ヒーリング系の音楽を聴きながらまったりと過ごせるお気に入りのスペースです。
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ウェルカムドリンクをいただきつつ、こちらでチェックインの手続きを行います。
その際、以前は無かった夕食時にメイン料理やご飯について好みのものをチョイスできるサービスが始まったとの案内を受け、ますますパワーアップした食事に対する期待感がぐっと高まるのを感じました。
また、しばらくして立て続けに2組の宿泊客達が到着して来たのですが、そちらはダイニングルームの方に通されたので、到着早々に混み合う感じを抱かせない宿の配慮が嬉しく感じました。
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しばしラウンジにて時間を過ごした後は、今宵の客室へと通されます。
『旅舘 大忠』と同様、素足で歩ける館内の作りが実に心地よい感じを抱かせます。
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今回宿泊した客室名は「萌黄」で、前回和ベットルームに泊まったこともあり、趣向を変えて4室ある和室タイプを選んでみました。
他には1室限定のスイートルームや、ベットを備えた和洋室など、全部で9室のみという極めて小規模な宿であるため、喧騒とは無縁の静かな滞在が楽しめます。
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喫煙・禁煙の指定も可能で、当然ながら私達は禁煙ルームを指定しました。
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こちらが室内の様子です。
広縁部分が板張りという落ち着いた雰囲気の客室で、シンプルな作りながらどこかモダンな雰囲気も漂わせていました。
広さは全部合わせて10畳程度ですが、二人で過ごすのには全く問題無いスペースだと思います。
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木の質感が心地よい広縁部分には、アジアンテイストな三角枕が置かれ、
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広げると、ごろ寝を楽しむのにはもってこいという優れもののアイテムでした。
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こちらは窓側から室内を見た様子です。
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床の間等も極めてシンプルな作りで好感が持てましたが、壁に飾られた絵にもうひと工夫欲しい感じもしました。
床の間の脇に置かれたTVにはDVDプレイヤーも備わっており、映画ソフトなどの貸出も行っています。
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床の間脇の板の間部分にはシノワ系の家具とライト、そして室内グリーンには旅館には珍しくガジュマルが置かれています。
観葉植物が好きな私ですが、実は自宅でもガジュマルを2鉢育てているほど大好きなグリーンなので、何気に嬉しい設えでした。
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クローゼットを開けると、各種サイズの浴衣や湯浴みに便利な温泉籠などが収納されています。
各種常備薬なども小箱にしっかりと備わり、後に食べ過ぎて胃薬をいただくハメになってしまったので非常に助かりました。
この辺はさすが『旅舘 大忠』仕込みのサービスがしっかりと受け継がれているようで、かゆいところに手が届く気の利いたもてなしが実に嬉しく感じられます。
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続いて水回りの紹介です。
客室の入口を入ってすぐに洗面台があり、
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その隣に冷蔵庫や給茶セットなどが備わっています。
用意されている内容も、緑茶、ほうじ茶、紅茶、珈琲と全く隙がない辺りはさすがです。
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トイレは当然シャワートイレ、アロマのスティックも置かれていて配慮に事欠きません。
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再び客室へと戻り、こちらはウッディーなブラインドを下げた様子です。
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広く取られた窓の外にはウッドデッキが備わり、風呂上がりの際など、風にあたるのが気持ちの良いスペースとなっています。
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宿泊日が3月の終わりということで庭園の緑もまだ寂しい感じですが、鳥などの声を聞きつつ四季折々に違った表情が楽しめそうな風景でした。
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決して広いスペースではありませんが、夜は月見台としても活躍しそうな風流な空間です。
2つ置かれた座椅子もインドネシア製のものであるということで、客室の雰囲気にぴったり似合っていました。
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滞在中、私は専ら広縁部分に三角枕を広げて、ひたすらゴロゴロと過ごしました。
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最後は夜に布団を敷いた状態です。
『旅舘 大忠』と同様、敷き布団にイタリア・マニフレックス社の高反発マットレスを採用するなど、極めて寝心地の良い寝具が用意されていて実に快適でした。
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今回宿泊した客室は、シンプルな和室にアジアンテイストな雰囲気を適度に散りばめた極めて私好みの空間でした。
装備品についても申し分なく、お風呂から少し離れた位置にあることを除けば極めて快適に過ごすことができ、『別邸 山風木』のコストパフォーマンスの高さを最も強く感じられる客室であるのではないでしょうか。
前回は同じ価格帯の和ベットルームに宿泊しましたが、客室の印象としては今回の和室タイプの方が断然良かったです。

次回はそれぞれ趣の異なる宿のお風呂の様子について紹介したいと思います。
次回へとつづく・・・

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