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癒しの温泉・なごみの宿を探せ
新年明けましておめでとうございます。年末は奥鬼怒・鬼怒川温泉3連泊の旅で〆ました☆皆様にとって良い一年となりますように!!

書庫穂高温泉郷 にし屋別荘

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にし屋別荘 其の三

こだわり派のご主人が手がける宿だけあって、『にし屋別荘』でいただく食事もまた、そのこだわりを一際強く感じ取ることができます。
吟味された旬の食材、食事処となる雰囲気ある囲炉裏の空間、そして料理を引き立てる器と、この宿において最も力を注いでいるであろうと思われるもてなしが、恐らくこの食事にあるのではないでしょうか。
2009年GW温泉旅行のとりを飾るレポートとして、今回は『にし屋別荘』の食事の模様について紹介します。

夕食時間が近づくと、食事処に響く足音がいくぶん賑やかになってきます。
食事の支度ができると客室に電話が入りますが、客室の窓を開けて下の様子を眺めては、今か今かとその時間を待ちわびていました。
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先ずはいつも通りにスーパードライで乾杯です。
初めに「地ビールはありますか?」とご主人に問い合わせたところ、「地ビールはまずいし、値段も高いのでウチでは置いていません」と一蹴。
その辺りのこだわりもまた、ある意味嬉しい気がしました。
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一品目は前菜から。
桜ご飯、蛤雲丹焼き、筍白田麩、蕗青煮、長芋サーモン巻の酢味噌合え、そら豆の塩茹での六品です。
雲丹が盛られた焼き蛤の甘み、山芋とサーモンという初めて経験する組み合わせ、そして風味抜群の蕗やシャキシャキの筍など、どれも皆薄味で素材の味を活かした一品一品に、この先の料理に自然と期待が高まりました。
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続いては、岡部東寺巻(共餡、かもじ牛蒡)です。
名前だけではよく分からない料理でしたが、お椀の蓋を取った瞬間に野趣溢れる牛蒡の香りがふわっと立ち上がり、そしてその下には恐らく蕨が入っていると思われるしんじょうが隠れています。
なかなか創作感溢れる一品でした。
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続いては、山菜の天ぷらです。
苦みの利いた蕗の薹、熱々ほくほくの百合根など、どれも皆非常に美味しくいただきました。
単純なだけになかなか難しい天ぷらですが、こちらの宿は文句なしです。
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続いては岩魚の塩焼きです。
川魚の塩焼きも三日間連続だと多少飽きが来ますが、炭火でじっくり焼き上げた熱々の岩魚は、しっかりと頭からかぶりつける美味しさ。
今まで食べた数ある岩魚の塩焼きの中でも、お世辞抜きで最上位クラスに入る味わいでした。
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続いては蕨としめじの白和え。
薄味で上品な味わいに、さっぱりといただくことができました。
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続いては椀物、海老のしんじょうに針葱、絹さや、わらび、百合根といった野菜達が添えられていました。
こちらもごく薄味で、さほどインパクトのある料理ではありませんが口直しにはピッタリです、
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続いてお造りが登場しますが、こちらはサラダ仕立てでいただく岩魚の細造りです。
添えられた茗荷や海草と共に、ポン酢でサッパリといただく岩魚の刺身は、ある意味生の川魚を美味しくいただく最良の調理法。
よほど美味しいもの以外はあまり好きではない川魚の刺身も、このように工夫して出してもらえると十分に楽しめます。
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続いては、いよいよお楽しみの時間である囲炉裏端での炭火焼きです。
宿のご主人が、絶妙の頃合いを見計らって焼き上げてくれる炭火焼きはどれも皆絶品の味わい。
焼いているご主人の周りに宿泊客も自然と集まり、和やかなムードに包まれながら食事が進みます。
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先ずは椎茸。
こまめにひっくり返して焼き上げてくれた椎茸は正にステーキのよう。
ジューシーな椎茸を岩塩でいただくと、飛びきりのご馳走に感じてしまいました。
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お次は信州牛です。
個人毎に焼き加減を聞いてくれて、焼き上がるとすかさず配膳してくれるようになっています。
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私はいつも通りミディアムでお願いし、添えられたわさびを醤油に付けていただきました。
熱々で柔らかくてジューシー、程良く肉本来の味も楽しめて大満足のステーキでした。
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炭火焼きの最後は長ネギとアスパラ、単に食材を炭火で焼いただけなのに、どれも皆しみじみと美味しさと温かさが感じられて本当に良かったです。
こちらはおろしポン酢でいただき、それぞれの焼き物の食べ方を微妙に変えている辺りがまた嬉しかったですね。
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食事はまだ続き、お次は稲庭うどんの登場です。
ツルツルしこしこの稲庭うどんにネギと生姜が添えられ、これまた実にさっぱりいただきました。
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続いては、菜の花の辛子胡麻醤油和えです。
だいぶお腹が膨れて来ましたが、ヘルシーな料理が多いのでしっかり完食しました。
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そしてようやく食事にたどり着き、筍ご飯に赤出汁、香の物といった取り合わせでした。
最後まで手抜きの無い美味しさです。
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〆のデザートはイチゴやキウイなどのフルーツが添えられた杏仁豆腐です。
あっさり目の食事に良く似合ったデザートで、あっという間に平らげてしまいました。
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夕食の紹介は以上です。
料理の内容は、全体的に上品な田舎料理といった雰囲気で、味付けなどは薄味でどちらかと云えば関西方面の人に好まれそうな印象でした。
どれも皆、素材の味をしっかりと楽しめる体にも優しそうな料理ばかりであったので、旅の最終日を飾る夕食としては正にピッタリといった感じです。
また、使われる器もまた一品一品料理に合わせて実に変化に富んだものであったので、囲炉裏での炭火焼き共々、目でも料理を楽しむことができて満足な夕食となりました。

引き続いて朝食の模様を紹介します。
朝食時もまた夕食と同様、客室の窓を開けては支度の出来具合を上から覗いて楽しみます。
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席は夕食時と同じ窓側の席。
他にもテーブル席などでいただくことも可能です。
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そしてこちらが朝食のお膳です。
物珍しさこそありませんが、一目見ただけで滋味溢れる体に優しくて美味しい食事であることが分かります。
一皿一皿箸をつけていく度に、しみじみと幸せな気分にさせてくれる素晴らしい朝食でした。
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ご飯も味噌汁も本当に美味しい。
毎日こんな朝食を食べることができたら、きっと身も心も健やかに生きていけるような気がします。
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食後は薫り高い珈琲をいただきながら、最後の旅の余韻にひたる瞬間でした。
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囲炉裏の間には、壁や棚にもたくさんの焼き物達がディスプレイされ、器へのこだわりがひしひしと伝わって来ます。
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そして午前9時を少し過ぎた頃にチェックアウト。
ちょうど空から雨が降り出し、庭先の緑が一層引き立つ感じがします。
この日はGW連休の最終日でもあり、渋滞が起こる前に東京に向けていざ出発です。
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以上で2009年GW温泉旅行の宿泊レポートは終了です。
今回宿泊した温泉宿はどれも皆個性的で、喧騒をさけた静かな滞在を楽しむことができ本当に満足することができました。
最終日に宿泊した『にし屋別荘』は、一体どの様な宿なんだろうと期待に胸を膨らませて足を運んだ形になりましたが、自分が事前に思い描いていた宿の姿とはまたひと味違い、いい意味で温泉宿らしからぬオリジナリティ溢れる異空間が広がっていたように思います。
正直、温泉(泉質)目当てで足を運ぶような宿ではないと感じたので、あくまで緑豊かな安曇野の森の中で楽しむ大人の別荘ライフというスタンスでこの宿を利用するのが良いのではないでしょうか。
逆に云うと、泉質などにはあまりこだわらず雰囲気重視な人にとっては、お風呂もまた個性的で満足度が高いかも知れません。
たまには既存の温泉宿とは一線を画したこの様な宿を訪ねてみるのもまた、実に新鮮であり楽しいものだと感じました。

にし屋別荘  http://www.nishiyabesso.co.jp/

今回滞在時の採点(5段階)

接客(もてなし)・・・・・4(概ね満足。常連になるとご主人との会話も弾んでより一層満足できそう)

館内の雰囲気・・・・・5(緑に囲まれた趣溢れる古民家に、センスの良いインテリア。個人的には文句なしの好み)

部屋の雰囲気・・・・・4.5(今まで泊まったことのない、古民家にバリテイストを持ち込んだモダンともレトロともつかない独創的な空間に大変満足)

清潔感・・・・・4.5(概ね満足、特に不満なし)  

温泉・・・・・3(全て貸切利用というスタイルは良いが、湯使い等はもう一つといった印象)

夕食・・・・・4(全体的に素材の味を活かした上品な印象。炭火焼きなどの他に、もう一品くらい宿の名物があると尚良いかも)

朝食・・・・・5(素朴で滋味溢れる朝食は心から満足した)

コストパフォーマンス・・・・・3.5(今回宿泊した客室はGW中ということで2万3千円台の宿泊料金。2回目からはリーズナブルな和室を選択するという手も)

総合満足度・・・・・4.5(個性的な宿は泊まっていておもしろい。温泉が良ければ完璧だった)

次回リピート度・・・・・3.5(今の段階ではリピーターになるかどうかはまだ微妙なところ)

にし屋別荘 其の二

わずか6室のみという『にし屋別荘』は、温泉宿といった雰囲気よりも、宿名通りまるでこだわり派のご主人の別荘に、ゲストとして招かれたという感覚がしっくりくるような印象を受けました。
特に新潟の古民家を移築した母屋の建物に宿泊するとその印象が強いようで、客室は母屋の2Fに2室、1Fに1室、後は母屋を出た離れの別棟に3室となっています。
どの客室もそれぞれ特徴があって選ぶ楽しさがありますが、今回私達は「益子」という名前が付いた、独特のアジアンテイストな雰囲気溢れる和洋室を予約しました。
以前TVで目にした時のインパクトが強く、この宿に宿泊するなら是非この客室に泊まりたいと思っていたこともあり、空き室が出たのが「益子」ということで本当にラッキーでした。
今回は宿泊した客室と、個性溢れる3つの貸切風呂の様子について紹介したいと思います。

階段を2Fに上がると、二つの客室が向かい合って並んでいて、私達は右側の客室へと通されました。
ちなみに写真の格子の引き戸には鍵が掛からず、客室に入るもう一つの扉で鍵を掛けるスタイルになっているので、初めは少し違和感を感じました。
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こちらが客室の様子です。
いかにも古民家らしい高い天井に、どっしりとした梁と柱がうねっています。
そして黒光りする床に置かれたデュベスタイル(羽毛布団)のツインベットは寝心地度抜群でした。
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リゾート風の籐椅子や、鮮やかな色調のクッションなど、全体的にバリテイストを意識して作られているようです。
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そして壁の窓を開けてみると、
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母屋を支える見事な梁の下に、食事処を兼ねた囲炉裏スペースを望むことができます。
こちらから見下ろす景観はなかなかダイナミックなもので、食事の支度をしている時など、「まだかな、まだかな」といった感じで楽しく眺めていました。
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テレビが置かれた周辺のインテリアも、バリの家具を用いるなどオリジナリティ溢れる作りとなっています。
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こちらのサイドボードの中には、お茶の道具や書籍などが備わり、
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その下を開けると、浴衣やタオルなどの湯浴み具が置かれていました。
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実はこちらの客室の特徴はこれだけではなく、ご覧のようにハーフメゾネットのような作りとなっていて、少し下がった場所にもう1つの部屋が用意されています。
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階段を下りると、どっしりとしたマッサージチェアが備わっていてのんびりとくつろぐことが可能です。
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こちらの部屋は床に座って過ごすことができ、まるで屋根裏部屋のような雰囲気を楽しむことができました。
私はこちらの部屋の雰囲気がすっかり気に入ってしまい、滞在中は専ら私のテリトリーにして利用しました。
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奥に置かれたソファーベットもくつろぎ感満点で、夕食後など横になっているとついうとうとしてしまいました。
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最後に水回りの紹介を。
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こちらは洗面所。
シンプルで機能的な作りでした。
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そして奥がトイレとなっています。
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客室の紹介は以上ですが、こちらの客室についてはやはり写真でそのインパクトを伝えきるのは非常に難しいと感じました。
とにかくこれぞ古民家といった空間に広がるオリエンタルな雰囲気は、今までに出会ったことのないオリジナリティ溢れる客室であったので、これからもし『にし屋別荘』に足を運んでみようと思う方がいましたら、是非こちらの客室を試してみることをお薦めします。

続いてお風呂の紹介に移ります。
『にし屋別荘』のお風呂は大浴場がなく、貸切風呂が3箇所のみ。
いずれもの浴室も、中房温泉から引いた無色透明のアルカリ性単純温泉が注がれますが、湯量が少なく循環式であるため、正直温泉そのものを楽しむにはやや物足りない印象を受けるかも知れません。
そもそも穂高という土地そのものが温泉目的で足を運ぶような場所ではないため、ここは食事や宿の雰囲気を楽しむことに重きを置きながら、その延長線上でついでにお風呂も楽しむといったスタンスで臨んだ方が良さそうです。

先ずは母屋にある檜風呂から入ってみました。
リビングの脇にある暖簾をくぐった先が浴室の入口となっています。
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脱衣所も趣のある作り。
利用方法は内鍵式で、空いていれば自由に利用することができます。
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こちらが浴室の様子です。
お湯云々は抜きにして、石の床に檜の湯船、窓も2面取られて明るく開放的な浴室となっています。
窓を開ければ半露天風呂感覚で湯浴みを楽しむことができました。
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湯船の大きさは、二人くらいで入るには余裕があってベストのサイズといった感じでしょうか。
母屋にあるのはこちらの檜風呂のみで、滞在中一番多く利用させてもらいました。
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洗い場は3箇所あり、使い勝手も十分です。
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湯上がり後は、こちらのリビングや外のテラスで一休み。
冷たい水も用意され、常に補充がなされていて助かりました。
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この時期、テラス席は絶好の涼みポイントとなっています。
緑に囲まれたテラス席は本当に癒されました。
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そこかしこに置かれた山野草の鉢植えも、さりげない美しさを見事に演出しています。
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普通の園芸花よりも、可憐な印象で宿の雰囲気に良く似合っていました。
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お次は露天風呂へ。
母屋を出て、下駄に履き替えて向かいます。
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階段を下りてすぐ右手が露天風呂、
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手前の扉を閉めて置くことが利用中の合図となっています。
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脱衣所は簡素な作りで、秘湯っぽい雰囲気も楽します。
また、夜に利用した際、こちらの脱衣籠の中から猫が飛び出して来て驚かされました。
どうやら敷地内に住んでいる猫の塒になっているのかも知れません。
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こちらが露天風呂の全景です。
洗い場などの備えはなく、純粋に湯浴みを楽しむだけの実に開放的な作りでした。
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ヒバ作りの湯船の底には玉砂利が敷かれ、趣も十分兼ね備えています。
これで掛け流しの湯を楽しめれば文句なしといった感じでしょうか。
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湯船に身を沈めると、眼前には清々しい庭園の緑が広がります。
ベンチも置かれているので、出たり入ったりを繰り返しながら長湯を楽しむことができました。
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夜間よりも、明るいうちに入った方が満喫度の高い露天風呂でした。
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最後に離れの建物にある家族風呂を紹介します。
庭先にはたくさんの樹木が植わっていて、アプローチも風情満点です。
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しっとりとした趣を感じる離れ棟。
古民家の母屋とはまたひと味違った魅力が感じられます。
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モダンな雰囲気のエントランスを抜け、
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左手奥に浴室が設けられています。
利用の際は、扉に付いたプレートを使用中と標示します。
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こちらが浴室の様子です。
家族風呂というだけあって、浴室のサイズはやや小ぶりとなっていますが、床面のタイルと石組みの湯船がモダンな雰囲気を演出していました。
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湯の温度がやや熱い感じがしたので、あまり長湯はできませんでした。
こちらのお風呂、時間は忘れましたが夜間は離れ専用の貸切風呂になるそうです。
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洗い場もしっかりと2箇所用意されていました。
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お風呂の紹介は以上です。
この日は当然満室でしたが、いつ行っても入りたいお風呂が空いている状態であったのでゆったりと楽しむことができました。
但し前述した通り、湯の特性は全くと言って良いほど感じられなかったので、どちらかといえば雰囲気を楽しむことだけに専念した方が良いと感じました。

次回は囲炉裏端でいただくご主人こだわりの食事について紹介します。
次回へとつづく・・・

にし屋別荘 其の一

2009年GW温泉旅行の最後を飾る宿は、安曇野穂高温泉郷に軒を構える『にし屋別荘』です。
知る人ぞ知る大人の隠れ宿として人気を集める『にし屋別荘』ですが、新潟の古民家を移築し、アートの香り漂う自然豊かな安曇野の別荘地に佇む外観はまるで草庵のよう。
全国各地を旅歩かれたという元会社員のご主人が、趣味が高じてその理想を具現化した宿として今から約10年前にOPENしましたが、雑誌だかテレビだかでその存在を知ったとき以来、ずっと足を運んでみたいと思っていた宿でした。
今回は当初扉温泉にある別の宿に予約を入れていたのですが、運良く旅に出る直前に希望していた客室にキャンセルが発生、これを逃したら次に泊まれる機会はなかなか無いとその場で即決して、思わず予約を入れてしまいました。
というわけで、今回はネット上での口コミも少なく、未だベールに包まれた印象の穂高温泉『にし屋別荘』の宿泊レポートについて紹介して行きたいと思います。

『湯元齋藤旅館』をチェックアウト後、先ずはお目当ての立ち寄り湯とランチをとるべく、乗鞍スーパー林道経由で奈川方面へと車を走らせました。
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最初に向かった先はこちら、山間の静かな集落にひっそりと佇む奈川温泉『野麦荘』です。
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『野麦荘』へは今回が待望の初訪問。
エントランスからして場末のB級旅館のにおいがプンプンと漂っている感じがしますが、肝心のお湯の方はかなりの実力を秘めていると専らの評判でした。
すぐ近くに『富喜の湯』という秘湯を守る会の宿があり、多くの日帰り客はそちらの方を選ぶことが多いようです。
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玄関をくぐると、鄙び具合に更に拍車をかけた感じのフロントがお目見えし、期待度がググッと高まるのを感じました。
泊まりは正直ゴメンですが、こういう怪しげな雰囲気は決して嫌いではありません。
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感じの良いおばさんにフロントで料金を支払い、廊下を突き当たりまで進むと、男女別の大浴場が並んでいます。
連休中ではありましたが、OPEN直後のためかどうやら先客はいないようでした。
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脱衣所はいかにも湯治場風の簡素な作り。
観葉植物などが置いてあって、やや雑多な印象でした。
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壁に掲げられた効能書きを見やると、思わず「むむっ」と口に出てしまうような実に特徴的なものが並んでいます。
ヒステリックで神経衰弱気味、更に加えて頭に血が上りやすいといった、私のような都会人にとっては正にうってつけの湯といった感じでしょうか。
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こちらが『野麦荘』の男性用内湯の様子です。
渋い雰囲気の浴槽に注がれる湯の泉質は鉄分を含んだナトリウム-炭酸水素塩泉で、口に含むと鉄分のえぐみと微炭酸を感じる予想以上の個性派湯です。
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そしてよ〜く見ると、湯船の縁は白骨と同じような波模様、浴室の床にもうっすらと千枚田が形成されていて、感動ものでした。
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析出した温泉成分が湯口の周りにびっしりと付着しています。
あと10年も経てば、きっと更なる見事なオブジェを形成してくれることでしょう。
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窓を開けると爽やかな清流風景を望むことができます。
こちらの宿は内湯のみですが、誰もいないのを良いことに窓を全開にして半露天風呂感覚で湯浴みを楽しませてもらいました。
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洗い場は三箇所、シャワーもしっかりと備わっていて使い勝手に支障はありません。
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続いて女湯の方も軽く紹介します。
脱衣所はいかにも女性用らしく、ピンク色の籠が備わっていました。
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こちらが女湯の様子です。
男湯よりもわずかに小ぶりかなと思える浴室のサイズですが、この鄙び感はなかなかのものです。
但し、置かれた観葉植物は浴室の雰囲気に合わない気がするのですが・・・。
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女湯の方は湯船の縁より床面の方が千枚田の模様が顕著です。
乗鞍や白骨の影に隠れてあまり知名度の無い奈川温泉ですが、お湯自体はかなりの個性を秘めた素晴らしいものであったので、是非また立ち寄りで足を運んでみたいと思いました。
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さて、一頻り極上湯を満喫した後は、奈川名物の極上蕎麦をいただくために再び車を走らせました。
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今回ランチを取るべく足を運んだ先はこちら、
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『旅館 仙洛』という露天風呂がウリの温泉宿ですが、日中は食堂としても営業しています。
そしてこの店(宿)では、私の大好物である投汁蕎麦(とうじそば)をいただけることで有名で、奈川にある数ある投汁蕎麦店の中でも、個人的にはここの投汁蕎麦が一番美味しいと思っています。
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12時より少し前に到着したので、先客はまだ一組のみ。
但しこの後はすっかり満席になるほどの繁盛ぶりでした。
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先ずはお茶と共に、ごごみのお浸しと野沢菜の漬物が振る舞われます。
素朴な山の幸は実に滋味溢れる味わい、つい箸が止まらなくなるほどの美味しさでした。
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そしてこちらがお目当ての投汁蕎麦です。
ご覧の投汁かごの中に蕎麦を入れ、熱々のお汁の中に文字通り投じて食べることから投汁蕎麦と呼ばれているそうです。
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普通にざる蕎麦として食べても美味しい手打ち蕎麦を、具たくさんの汁の中に投じるだけで美味しさが何倍にも広がるから不思議です。
初めていただいたのは数年前、確か乗鞍高原に雪が降った後の11月終わりで、寒さの中でいただいた熱々の蕎麦に感動したのを覚えています。
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食べ方も楽しいし、何よりも本当に美味しい蕎麦であるので、味わったことの無い方は是非こちらのお店で湯治体験ならぬ投汁蕎麦体験してみることをお薦めします。
旅館仙洛  http://www18.ocn.ne.jp/~senraku/

身も心もすっかり温まった後は、今宵のお宿を目指し、一路安曇野方面へと向かいました。
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緑の美しい穂高温泉郷の別荘地をウロウロと迷いながら、ようやく目指すべく『にし屋別荘』へとたどり着きました。
道が入り組んでいて分かりずらいので、車で向かう際は注意が必要かも知れません。
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宿の脇にある駐車場に車を停め、趣のあるアプローチを少し下るカタチで玄関へと向かいます。
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敷地内でところどころ咲き乱れる花々に思わず心が和みます。
庭先にも山野草の鉢植えなどがたくさん置かれ、植物好きには楽しみが多い宿だと感じました。
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凛とした雰囲気を感じる玄関の暖簾。
私はこうした暖簾が下がる宿が大好きです。
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玄関をくぐると、土間の広がるホールはさながら雑貨店、もしくはミニギャラリーのよう。
布製品や器など、センスの良い工芸品が展示販売されていました。
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靴を脱ぎ、土間から一段上がって館内へと入ります。
いかにも昔懐かしい古民家といった雰囲気に溢れていますが、下足入れを用意した方がスッキリして良いではないかと思いました。
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先ずは奥のテーブル席に案内されてチェクインの手続きを行います。
黒光りする床に似合ったシックな家具、古民家の雰囲気をこわさず程良く洋のテイストを散りばめた落ち着いた空間が広がっています。
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窓の外に広がる緑豊かな庭先。
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デッキテラスには椅子・テーブルなども置かれていて、自然を感じながら気分良くくつろぐことができそうな感じでした。
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ウェルカムドリンクに珈琲、オリジナルのスイーツも添えられて、これから過ごす時間に期待感が募る瞬間でした。
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しばらくして別の宿泊客達が到着したため、入れ替わるように客室へと案内されます。
今回予約したのは、古民家の母屋の2階部分にあたる客室で、この宿のランドーマーク的存在とも云える個性的な作りとなっています。
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客室名は「益子」。
全ての客室に焼き物の名前が付いているあたり、焼き物に造詣が深いご主人の思いが伝わって来るようです。
さて、この先に一体どのような空間が広がっているのでしょうか。
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この続きはまた次回に。
次回は客室とお風呂の様子について紹介したいと思います。

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