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新年明けましておめでとうございます。年末は奥鬼怒・鬼怒川温泉3連泊の旅で〆ました☆皆様にとって良い一年となりますように!!

書庫平湯温泉 もずも

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実は私、正直言うと食事のレポートを書くのが大変苦手です。
料理をいただいた時の感動や微妙な味わいは時間が経つと記憶が曖昧になってきますし、五感をフル活用して味わった料理を言葉だけで説明するっていう作業はなかなか難しいことであったりします。
但し、美味しい料理をいただいた後の満足感だけはしっかりと心の奥底に刻まれるので、後から食事のレポートに取りかかると、つい「美味しかった」という言葉だけを連発してキーボードを叩いてしまう自分がいたりします。
そして今回紹介する『もずも』の食事においても、恐らく「美味しかった」という言葉を連発してしまいそうな予感を強く感じています。
そう、『もずも』の食事は本当に美味しかった・・・。
最終回の今回は、飛騨牛という食材を存分に味わい尽くすことができる『もずも』の食事の模様について、紹介していきたいと思います。

『もずも』でいただく食事は、部屋食か個室食事処プランのどちらかを予約段階で選ぶカタチになります。
私は断然食事処派ですが、お籠もり派で部屋食希望の人にとっても納得のいく対応であるかと思います。
今回私達は当然ながら個室食事処での食事を希望し、指定した夕食時間の18時に食事処「縁寿」へと足を運びました。
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どのような食事処なのかと期待を持って伺いましたが、客室やロビーなどと同様に、森の樹々を眺めながらの個室はなかなか素晴らしい雰囲気でした。
但し、私達は全く気になりませんが、天井まで完全に塞がっているタイプではないので、隣の客の話し声などは聞こえるつくりとなっています。
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恒例のビールは、珍しく一番搾りをオーダーしてみました。
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『もずも』の食事では残念ながらお品書きが無かったので、詳細な説明は省きますのでご容赦ください。
先ずは前菜。
料理は見た目も大切と強く思う私ですので、初めて宿の料理と対峙する上では、美しく盛られた前菜を目にすると何よりの喜びと安心につながります。
素材の味を全面に押し出した前菜は全て滋味溢れる味わい、茎わさびが上に載った豆腐も感動的な滑らかさで驚きの美味しさでした。
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続いてはお造り。
クセが無く淡泊で上品な味わいの川河豚(ナマズ)に加えて、早くも嬉しい飛騨牛の登場です。
にんにく醤油とポン酢という2種類のタレの取り合わせも絶妙で、その美味しさにどちらもあっと言う間に平らげてしまいました。
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そして更に嬉しい一皿が目の前に運ばれて来ました。
あの極上料理宿、『時の宿すみれ』を彷彿とさせるような飛騨牛の握りです。
今まであまり実感することの無かった飛騨牛というブランド肉の美味しさは、GWに宿泊した『饗家』や前日泊まった『松宝苑』ですっかり認識を改めましたが、『もずも』の飛騨牛料理は、飛騨牛=美味という図式を自分の中で揺るぎないものにしてくれました。
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続いて、いよいよ真打ちの登場といった感じでお目見えしたのは飛騨牛の陶板焼きです。
奥飛騨の温泉宿に泊まると大抵味わうことのできるこちらの料理、『もずも』のそれはやはりワンランク上の美味しさであったことをお伝えしておきます。
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肉厚のエリンギやシイタケといったつけ合わせの野菜と共にいただく、飛騨牛のほとばしる肉汁ととろけるような味わい。
味噌、わさび醤油、にんにく醤油、塩胡椒まで用意されたタレ達も、お好みの味付けでいただけるという実に嬉しい心使いで、その美味しさが何杯にも広がるような感じがしました。
肉が大好きな者にとって、何一つ文句のない最高の一品です。
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続いては、興奮をややクールダウンさせてくれるかのように、口直しのトマトの冷製スープが運ばれて来ました。
サッパリとした口当たりながらも、実に複雑な味わいでこれもまた美味しくいただきました。
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続いては、比較的定番な組み合わせである夏野菜の炊き合わせと岩魚の塩焼きです。
定番とはいってもその味わいはかなりのレベルの高さで、お腹が膨れ気味になりつつもスルスルと胃の中へ納まってしまいました。
特に一口サイズの夏野菜の炊き合わせは、正に芸術的な美味しさでした。
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そして、忘れかけた頃にもう一度ヤマがやってくるというのが『もずも』の凄いところ。
ご覧の通り、まさか飛騨牛のしゃぶしゃぶまで登場するとは知らなかったので、その美しくカットされた肉達を眺めて思わず感動のため息が・・・。
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当然ながら、その味わいは陶板焼以上にとろけるような食感となって、口の中いっぱいに飛騨牛の美味しさが広がります。
ポン酢とごまダレいただきますが、個人的にはごまタレが好みでした。
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温泉宿でこんなに美味しい肉料理の数々を堪能できたのは、間違いなく米沢牛会席の『時の宿すみれ』以来です。
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料理はまだ続き、お次はダツの酢の物が運ばれて来ました。
上にかかったゴマのソースがポイントで、こちらも上品な味わいで残すことなく完食してしまいました。
『もずも』では、どうやら料理を引き立てるタレやソースの実力が秀でている模様です。
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そしてようやく食事に至り、夏らしくサッパリとしたショウガご飯に漬物、山椒の風味が効いた赤出汁というラインナップでした。
かなり満腹になってしまったので、ご飯が小盛りというのは大変助かると共に、最後まで残すことなく美味しくいただくことができて良かったです。
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〆のデザートは梅酒ゼリーで、凡そ1時間50分ほどかけて至福の夕食を食べ終わりました。
久々に味わった5点満点の食事内容に、喜びと満足感でいっぱいです。
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引き続き朝食の紹介に移ります。
朝食は7時30分か8時という選択で、この日は乗鞍方面へのトレッキングを予定していたので7時30分からいただくことに。
すぐに出発できるように、浴衣からハイカーの服装に着替えた上で食事処へと向かいました。
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朝食会場も夕食と同じ「縁寿」の個室にていただきます。
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朝食のおかず達も、夕食に負けず劣らずといった感じで実に食欲をそそる内容。
トロロに朴葉味噌、熱々の焼き魚に湯豆腐など、どれも皆美味しくて体に優しい料理達ばかりです。
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夕食であれだけ食べたにもかかわらず、炊き立てご飯の方もしっかりといただきました。
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その他デザート代わりとして朝の定番ヨーグルト、
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食後は珈琲をいただいて贅沢な朝食を食べ終えました。
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外はご覧の晴れ模様。
本当はもっとゆっくりと朝食を味わいたかったのですが、バスの出発時間に間に合わせるためにかなりの駆け足で終了と相成りました。
朝食を食べ終えると、急ぎ足で客室に戻ってすぐに出発です。
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今回のチェックアウトは8時を少し過ぎた時間、本当なら10時まではゆったりと過ごせるので、次回再訪の際はもう少し余裕のある行程でこの宿を楽しみたいと思っています。
慌ただしい出発に名残惜しさを抱えながら、充実の滞在を終えて宿を後にしました。
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平湯温泉『もずも』の宿泊レポートは以上で終了です。
前泊の『松宝苑』も、そのコストパフォーマンスにかなりの満足感を得ることができましたが、今回紹介した『もずも』においても、4周年記念特別プランというお値打ち料金で宿泊することができたということもあって、支払った宿泊料金をはるかに上回る満足感を味わえたことはいうまでもありません。
雑誌で見た、泊まって良かった宿第2位に選ばれたという結果も実に納得ですし、他の奥飛騨の宿とは一線を画くその宿のスタイルも、オリジナリティがあって素晴らしいと思います。
料理の紹介中に何度と無く名前を挙げていますが、『時の宿すみれ』が好きな人にとっては、きっと『もずも』に足を運んでも気に入る宿になりうるのではないでしょうか。
どちらも基本的にお二人様を対象にしている宿ですし、何と言っても肉料理が絶品です。
もちろん、どちらもオンリーワンの旅館であることは間違いないので、双方を泊まり比べてみるときっと楽しいことと思います。
それにしても、奥飛騨温泉郷という場所は本当に素晴らしい温泉宿達の宝庫です。
今回『もずも』と『松宝苑』に宿泊してみて、あらためて奥飛騨温泉郷の魅力と奥の深さを再確認することができました。

平湯温泉もずも  http://www.mozumo.com/

今回滞在時の採点(5段階)

接客(もてなし)・・・・・3.5(至って普通。特に不満は無いが、お籠もり宿なので宿泊客への干渉は最小限といった印象を受けた)

館内の雰囲気・・・・・4.5(自然と一体化した宿づくりは本当に素晴らしかった。談話室的な場所があれば文句なし)

部屋の雰囲気・・・・・5(あの料金で、あれだけの客室を提供されたら文句のつけようがない)

清潔感・・・・・5(夏場だけに虫が多いことを除けば文句なし)  

温泉・・・・・4(客室露天風呂は大満足。パブリックバスがもう少し充実してくれたら完璧)

夕食・・・・・5(肉料理が好きな人は是非味わうべき)

朝食・・・・・4.5(慌ただしく食事を済ませてしまったが、どれも皆大変美味しかった)

コストパフォーマンス・・・・・5(今回の4周年プラン料金21,000円は、この宿の質から考えると正にお値打ちだった)

総合満足度・・・・・5(全てにおいて全く不満のない充実した滞在を楽しめた)

次回リピート度・・・・・5(通常の宿泊料金ではそう簡単にはリピートできないが、いつか必ず再訪するのは間違いなし)
宿での過ごし方は十人十色。
露天風呂付客室の温泉宿に泊まった場合でも、私などはなるべくパブリックバスやパブリックスペース、更に宿周辺の散策などにせっせと繰り出して、宿全体を余すところ無く楽しみたいと思うタイプの人間ですが、人によっては、「せっかく露天風呂のある客室に泊まったのだから、ふらふら出歩かずしっぽりと客室でお籠もりが一番」という方も当然いるでしょう。
『もずも』に関しては、どちらかといえば後者の楽しみ方が向いていそうな宿のスタイル。
客室露天風呂以外のお風呂は、男女別のパブリックバス(露天風呂のみ)が1箇所だけですし、その他の供用スペースといえば、前回も紹介したフロント前のロビーくらいです。
「郷に入っては郷に従え」ということで、今回の『もずも』滞在では客室内で過ごす時間を多めにとり、宿が一番力を注いでいると思われる客室でのくつろぎを存分に味わってみました。
とは云っても、やはりパブリックバスの存在は気になりますし、散策にも出向きたくなるというもの。
今回は、そんな宿のパブリックバスや館内・外の様子について、簡単に紹介したいと思います。

先ずはパブリックの露天風呂へと入ってみました。
パブリックバスは、縁寿の客室棟の廊下の一番奥から一旦外に出て向かうカタチになります。
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ごつごととした石畳が延びるアプローチは雰囲気抜群。
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しばらく行くと、無垢の木材が一際美しいお風呂の入口が見えてきました。
左側が「殿湯」、右側が「姫湯」となっていて、男女の入れ替えはありません。
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こちらは「殿湯」、男性用の脱衣場です。
余分なものの無いシンプルな造りで、奥飛騨の宿らしく編み笠なども置かれていました。
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脱衣所の扉を開けると、ご覧のように珍しいカタチの岩風呂が目に飛び込んで来ました。
石の階段を上がり、お椀のように少し盛り上がった露天風呂はまるで古墳のような雰囲気。
実は『もずも』のお風呂は、後で紹介する女湯と合わせて、男女の陰陽をイメージして作られているそうです。
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注がれるお湯は客室露天風呂と同じもので、わずかに鉄分を含んだいかにも平湯温泉らしい湯が満たされています。
また、こちらの露天風呂は洗い場などの備えは一切無く、専ら湯浴みに専念するスタイルとなっています。
もう少し視界が開けていると、開放感いっぱいのいかにも森の中の露天風呂といった感じで尚良かったのですが、他の宿泊客と出会うこともなく、鳥のさえずりを耳にしながら気持ちよく静かな湯浴みを楽しむことができました。
但し、屋根のない完全な野天風呂タイプなので、前日のような雨降りだとあまり楽しめないような可能性が高いと思います。
一つだけしかお風呂を作らないのであれば、個人的には悪天候時でも入ることができる屋根付の方が安心感があって好みですね。
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続いて女湯である「姫湯」の方の紹介です。
脱衣場、湯船の大きさなど男女共全く同じ作りになっていますが、一つ決定的に違うものがありました。
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こちらが「姫湯」の様子ですが、写真を見てお分かりになりますでしょうか?
実はこちらのお風呂、「殿湯」とは対照的に、湯船に向かって石段を下りていくカタチになっています。
男湯が凸型、女湯が凹型で男女の陰陽を現しているというわけです。
ちなみにこちらのパブリック露天風呂は、夜になると赤や青のレーザービームようなライトが湯船の中を照らし、幻想的な雰囲気で湯浴みを楽しめるようになっていました。
入るつもりでなく、どのような演出が施されているのか見に行ってみただけなんですが、もっとチープな雰囲気なのかと想像していたので、思った以上に雰囲気がマッチしていて良かったです。
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私は女湯の方には当然入ってはいませんが、見た感じでは男湯の方が高台にあるのでわずかに眺めも良さそうな印象です。
客室露天風呂が思いのほか気持ちよかったので、今回私達は一度しかこちらのパブリック露天風呂には入りませんでしたが、客室数も少なく、それほど利用客も多く無さそうだったので、いっそのこと2つとも自由に利用できる貸切風呂にしてしまうという手もあるような気がしました。
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湯上がり後は、ロビー脇のテラスにて夕涼みです。
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標高が高いので、森の緑を眺めながら涼んでいると実に爽やかな気分に包まれます。
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こちらはロビーから眺めた建物の様子。
手前が食事処、奥に森羅の客室棟が広がっていますが、和の旅館とリゾートホテルのような雰囲気を併せ持った建物という印象です。
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せっかくなので、一回り広いという森羅の客室棟へも足を運んでみました。
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開放感抜群の大きなガラス窓が印象的な渡り廊下は、館内を歩いているだけで森林浴気分を楽しめるような感じがします。
自然と一体化したような建物の作りは、さすが日本建築家協会の優秀建築に選ばれただけのことはありました。
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続いて宿を出て、周辺の散策も楽しんでみました。
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宿のすぐ脇にあるゆるやかな坂道を下っていくと、
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毛受母(もずも)川のほとりに続いています。
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梅雨時でしばらく雨降りだったせいか、堰堤から流れ落ちる水も迫力満点。
恐らくマイナスイオンもたっぷりです。
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その後、5分ほど歩いて平湯の温泉街にも向かってみました。
温泉宿やお土産店などが連なり、週末は観光客や登山客で賑わう奥飛騨の玄関口ですが、この日は平日のためかひっそりとしていました。
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お土産店の軒先で湯気をあげる平湯名物の「はんたい玉子」、いつも興味を持って眺めるのですが、残念ながら私はまだ食べたことがありません。
こちらのお土産店のように、温泉街の各宿では引かれている源泉を軒先で目にすることができるので、それを眺めて回るのも楽しいものです。
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こちらは足湯公園、
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ご覧のような立派な足湯を楽しむことができます。
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同行の彼女は、足湯があったら入らずにはいられないという性分。
したがって、ちゃっかりタオル持参で散策に繰り出していました。
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また、平湯温泉の老舗宿『平湯館』の玄関先では、飲泉処なども設けられています。
当然ながら一口飲んでみましたが、鉄分のえぐみが口の中に広がってあまり美味しいものではありません。
ちなみに、私が今まで飲泉して一番美味しいと感じたのは山形・カルデラ温泉館の炭酸泉、一番不味かったのは伊香保温泉の飲泉所で飲んだ源泉で、それは正に鉄のスープを飲んでいるかのような味だったので、それに比べたら平湯の源泉は全然飲みやすい方でした。
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夕方になると、『平湯館』の頭上にはすっきりとした青空が顔を覗かせてくれました。
この日は残念ながら予定していた西穂高岳方面のトレッキングができなかったため、明日は乗鞍岳方面のトレッキングにプランを切り替えて、いざリベンジです。
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今回は取りあえずここまで。
続きとなる次回は、思った以上の美食の数々に驚きと喜びを噛みしめた食事の様子について紹介したいと思います。
夏休み信州・奥飛騨旅行の3日目に選んだ宿は、平湯温泉『もずも』です。
鳥?、木?、それとも果物の名前?、『もずも』というこの一風変わった名前の宿がOPENしたのは今からおよそ3年半前。
全室露天風呂付という、奥飛騨温泉郷の中で今までに無かったような自然派の和風お籠もり宿が誕生した時から強い興味を持っていましたが、その思いを一層強くしたのが昨年購入したとある雑誌でした。
読者の泊まって良かった宿特集において、何とOPENからわずか2年あまりの『もずも』が第2位にランクインしていたのです。
わずかの差で1位に輝いていたのが、これまた私のお気に入り宿である『高原のホテル ラパン』ですから、これはもう恐らく自分好みの宿に間違いないと確信しました。
とは云っても、やはり全ての室室に露天風呂を有する宿だけあって、当然ながら宿泊料金もそれなりに値が張り、そう易々と気軽に足を運べるというものではありません。次回奥飛騨に足を運ぶ時までには、何とか資金を貯めて訪問できればいいなぁなどと考えていたワケでした。
それから1年−、ついに待望の『もずも』訪問の機会が訪れました。
そして更にラッキーなニュースも。
何と、「4周年記念プラン」なる宿泊プランが登場し、私が希望していた客室タイプ+個室食事処プランで何と平日料金で21,000円という、このクラスの宿にしてはかなりお値打ち感が強い料金で予約することができたのです。
前泊の『松宝苑』もそうでしたが、今回の『もずも』宿泊においても、その料金以上のホスピタリティをしっかりと堪能することができて、本当に大満足の滞在となりました。
その充実の『もずも』滞在の模様を、これから数回に分けて紹介して行きたいと思います。


先ずは雨のため予定していた西穂高岳方面のトレッキングを取りやめ、一度も足を運んだことのなかった飛騨古川方面を目指して車を走らせます。
皮肉なことに、『松宝苑』をチェックアウトして間もなくすると、あれだけ強く降っていた雨も上がって急速に天気が回復してきました。
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山々に囲まれた飛騨の集落を、峠の途中で眺めてみます。
沸き立つ雲が何とも幻想的な雰囲気を醸し出し、雄大な風景をしっかり楽しむことができました。
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ほどなくして飛騨古川へと到着。
お隣の高山に比べると街の規模も小じんまりとしてますが、造り酒屋や白壁土蔵が連なる城下町の街並みは実に風情たっぷり。
瀬戸川に沿って延びる小径を目的もなしにブラブラと歩いてみました。
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高山はいつも多くの観光客で賑わっていますが、古川の街並みは平日ということもあってひっそりとした雰囲気に包まれています。
私はこういう水路のある街並みが大好きなので、トレッキングはできずとも十分満足な散策を楽しむことができました。
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さて、半日ほど飛騨古川へのミニトリップ楽しんだ後は、再び奥飛騨の山の中へと戻って来ました。
平湯温泉街のメインストリートをスルーし、ナガセスッポン養殖場の脇を回り込むようにして宿へと向かいます。
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しばらく行くと、平湯温泉裏の原生林に囲まれた『もずも』がひっそりと佇んでいました。
温泉街から裏手に少し入るだけで、まるで別荘地のように静寂な環境が広がっていることに驚かされます。
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さりげなく建てられた『もずも』の看板。
標高1,250M、正に北アルプスの玄関口に位置する温泉地です。
ちなみに冒頭でふれた『もずも』の意味ですが、宿のすぐ裏手に流れる毛受母川(もずもがわ)から取って名付けられたということです。
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駐車場に車を停め、天の岩戸をイメージしたというエントランスを奥へと進みます。
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施工主のHPによると、「足元には、如何にも昔、大きな屋敷がそこにあり、その屋敷の延石が一部残っているような古ぼけた敷石を敷き詰めることで、人工的な印象をぼかしています。」とのこと。
どうりでOPENして数年の宿の割には、風格あるアプローチであるなと感心させられたわけでした。
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玄関も華美に走らずスッキリとしていて、なかなかの好印象。
駐車場に着くなりのお出迎えなどはありませんが、隠れ家的な雰囲気で高まる期待感と共に玄関をくぐりました。
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館内へと入り、
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私達の目に先ず飛び込んで来たのがこちらのロビーです。
美しい白木の床と琉球畳のコントラストを上手に組み合わせた空間はインパクト抜群。
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窓のすぐ外には深い原生林が広がっていて、正に自然と一体化したような癒しの空気が流れていました。
シンプルでモダン。そして自然素材により生み出される温かさ。
事前情報もあまり持たずに訪問したため、ちょっと想像していた以上の上質な空間に触れてしまったことで、思わず感動してしまいました。
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ディスプレイされている物も、雰囲気をこわさない小さなグリーンなど、必要最小限の品揃えといった印象です。
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先ずはこちらのロビーにて、お茶のもてなしとチェックインの手続きを行います。
ロビーの居心地が良くて、しばらく腰を落ち着けてしまいました。
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さて、ひと息ついた後は客室へと向かいます。
客室数全10室の『もずも』の客室は、全てベットルームと和室の二間続きの和洋室。
『森羅』と『縁寿』という2タイプに分かれますが、今回はリーズナブルな『縁寿』タイプで予約しました。
『森羅』の方は宿の奥の方に位置していて、『縁寿』よりも客室や部屋付露天風呂の広さにゆとりがあるそうですが、個人的には宿泊した『縁寿』の客室で十分であると感じました。
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通されたのは「山紅葉」という名前の客室です。
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こちらが和室部分の様子です。
ロビーと同じように琉球畳が敷かれた客室は、設えや眺望など宿全体で一体感を感じる造り。
色調も明るく優しい印象で、一目見て気に入ってしまいました。
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襖の奥にはベットルーム、
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ご覧通り、寝心地度満点のツインベットが置かれています。
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こちらはベットルームから和室、外の方向を眺めた様子。
ベットに横になりながら、外の緑が目に入って来て癒されます。
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床の間も余分なものがなく極めてシンプルな設えでした。
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そしてこの客室の魅力を引き立たせているのが、窓の外に広がる眺望です。
ゆとりある広さのウッドデッキが設けられ、その奥に広がる平湯の原生林の眺望は実に見事。
ここに座って、ただただ何も考えずに静かに木々を眺めるのもよし、ビールやお茶を飲むのもよし、楽しみ方は人それぞれ無限大です。
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7月は深い緑一色の世界でしたが、秋の紅葉や冬の雪見もさぞ美しいことでしょう。
是非違う季節の景観も眺めてみたいものです。
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さて、ウッドデッキに出てふと脇を見ると、何だか手招きするかのように、実に魅惑的なお風呂の姿が目に入りました。
そうです、こちらが全室に備わっている客室露天風呂の様子です。
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よくある、ベランダに陶器の湯船をちょこんと置いてみただけのなんちゃって露天風呂などとは違い、客室にもしっかりとした脱衣場兼洗面所が設けられていて実に快適です。
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見ているだけでは物足りないので、早速ひとっ風呂浴びてみることにしました。
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木の桶に椅子、簀の子の床が心地よい感触の洗い場は1箇所。
シャワーもしっかり備わっていて使い勝手に不便はありませんが、湯船との距離がごく近いので、シャワーを使うときはシャンプーなどが飛ばないように注意が必要でした。
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今回宿泊した客室のお風呂は檜風呂。
他にも石造りの湯船を有する客室があるようです。
注がれるお湯は平湯民俗館などと同じ山の湯源泉で、わずかに濁りを生ずることもあるナトリウム−炭酸水素塩泉が掛け流しで楽しめます。
また、鉄分を含んでいるために湯船の底には茶色の湯の花がわずかに沈殿していました。
泉質からするともう少し滑らかな肌触りであっても良さそうですが、どちらかといえば硬質な感じの浴感だったので、ある意味個性的な湯でした。
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決して広いとは云えない露天風呂ですが、その雰囲気といい、眺めといい、湯加減といい、とにかく本当に気持ちの良いお風呂であると思います。
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正に森の中の露天風呂といった印象で、森林浴気分で湯浴みを満喫することができました。
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嬉しいのは、ご覧のように2方向とも扉が完全に開閉できる点です。
扉を閉めることで夜間は虫などの侵入を防ぐことができますし、悪天候時でも安心して入ることが可能です。
私は客室露天風呂があっても、他にパブリックバスなどがあればそちらに行ってしまうことが結構多く、実際にはそんなに入り浸るタイプではないのですが、今回の『もずも』に関して云えば、こちらのお風呂で十分満足してしまった感じでした。
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今回はこれにて終了です。
次回はパブリックバス、その他館内や宿の周辺の様子について紹介したいと思います。

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