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「Google」は人の記憶能力を低下させるか 「Google」は人の記憶能力を低下させるか
検索エンジンとネットのおかげで、ほとんどの事実は記憶する必要がなくなった。しかしこのことは同時に、われわれの記憶能力に影響を与えている可能性がある。心理学実験を紹介。 検索エンジンとネットのおかげで、ほとんどの事実は記憶する必要がなくなった。キーをいくつか押せば、ほぼ無制限に情報にアクセスできるからだ。しかしこのことは同時に、われわれの記憶等の能力に影響を与えている可能性がある。 7月14日付けの『Science』誌」に掲載された論文によると、新しく学んだ事実をコンピューターに記録した場合、その事実を思い出す確率が下がるという。つまり、オンラインでいつでも便利に入手できると思えば、それについて学んで記憶する意欲が下がるのだ。 46人の大学生を対象に行った実験では、学生たちはトリビア的な知識を覚えて、コンピューターにタイプ入力するよう指示された。例えば、「ブルーバードは青い色を見ることができない」「アル・カポネの名刺には、中古家具販売と書かれていた」といった知識だ。 半数の学生には、入力した内容は消去されると伝え、残りの半数には、入力した内容は保存されると告げた。続いて学生たちに、入力した内容を記憶から呼び戻すように求めると、「消去される」と言われたグループの方が、およそ40%よい成績だった。 興味深い現象も見られた。それは、名前や日付が変更されるなど、事実にわずかに手が加えられた場合の識別に関してだ。オンラインに記録されたと考えている場合には、それを識別する能力が低くなったのだ(87%から78%に減少)。 これらは悪い兆候のようにも思えるが、この研究の共著者でコロンビア大学の心理学者であるエリザベス・スパロウによれば、これはいわゆる交換記憶(対人交流的記憶:Transactive Memory)のひとつの形態だという。交換記憶とは、集団として作業し、事実や知識を集団全体に伝えられた人たちに見られる記憶方法だ。[交換記憶は、集団で物事を記憶するあり方で、それぞれのメンバーは「誰がその記憶を知っているか」を覚えている。今回の論文の共著者でもあるダニエル・ウェグナー(Daniel M. Wegner)らによる1985年の論文で提唱された概念] 「われわれは実生活で、ほかの人たちの記憶を利用しているが、この現象はそれに似ている。インターネットは、実際には、たくさんの他者へのインターフェースなのだ」とスパロウ氏は言う。 交換記憶と内部記憶がどのように作用するのかをさらに比較すると、興味深い結果が得られるだろう。記憶は他の思考プロセスに影響を与えている可能性があり、例えば、内部記憶に頼っている人は、記憶を呼び戻すときに、他の記憶と合成しているかもしれない。 スパロウ氏は現在、批判的思考が必要な作業に関して、頭で覚えた事実よりオンラインに記録した事実に頼った場合に、学生らがどのような成果を上げるのかを研究している。 WIRED 携帯電話の普及によって、電話番号を覚えることがなくなって、その分記憶能力が低下したのかと聞かれると、個人的にはあんまり変わっていないような気がする。。。 「ネットバカ」という本によれば、ネットの検索機能を使うことで脳は可逆的に変化するらしい。広くは、人間が使う道具によって20歳を超えてからも脳が可逆的に変化するとのこと。その本では記憶力云々よりも集中の時間が短くなる……ことを嘆いていた。と記憶している。。。 これも個人的な感覚だから他の人とは違うかもしれませんが、検索によって欲しい情報は容易に入手できるようになったけど、元々欲しい情報だから、検索して入手した情報は基本的に覚えてるんだけど。。。 でも確かに、いつでもまた調べられるということから、真剣に覚えることはなくなったのかもしれません。 検索については、検索のコツっていうのがあって、欲しい情報を直ぐ見つけられる人と、そうでない人が存在しており(と信じている)、この2者がどう違うのかがが知りたいです。 実は最近、脳の記憶のメカニズムが分ることで、それを検索に応用でるんじゃないかなって思ってて、ちょっと頭の中で試行錯誤中。。。 手がかり(キュー)を沢山もつと記憶は強化出来るという考え方があって、この考え方には同意してるんです。 脳の中のキューは、Google で言えば、キャッシュに対するインデックスに当たるのかな多分。 時間があったら、このあたりはちゃんと調べてみたいです。。。 |
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2011年07月25日
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