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○ 平成19年9月17日の山梨日日新聞に写真の記事が掲載されいた。
全体は記事を読んでいただくことにして、
山梨県の森林についてのこれまでの経過と
現在の林政関係者の認識不足のコメントが
非常に気になる。
森林の荒廃は、何も民有林や私有林に限ったことではない。
私の調査では、新聞記事以上の深刻な問題が山積みされている。
県有林や国有林は、国費を投入して間伐や草刈を実施、
最近では企業参加やボランテイア賛歌を呼びかけ、
森林整備を展開している。
荒廃の第一の原因は、林政のご粗末な施策の積み重ねである。
林業は農業と違って、巣十年から百年の大計で為されるべきもので、
その時のご都合主義の林政のつけが、現在の荒廃森林の大きな要因である。
それに昭和40年代ころからの無差別外材間原木輸入と、製品輸入、これさえも
日本の森林に対する保護育成を手放し、しかも林業育成者への直接的施策も見えない中で、各地の森林組合や傘下組織のみに補助金を垂れ流し、林野庁や配下の諸団体も、財政破綻を平然と税金で補填している始末である。
森林も、放って置いても、ある程度地域の環境に合わせて育っていく、広葉樹と違って植林は、植えた時点で、将来販売される大きな目的で育てられもので、最終は販売目的である。
この販売や森林木材の多目的開発と販売は、山梨県の林政から垣間見ることはできない。これは現在もそうであり、
森林がありながら森林後進県の汚名に甘んじているが現在の山梨県である。
こうして無理して植えて植えさせた植林地の面積は、山梨県の人が守り育てる限界をはるかに超える面積でもある。
私の近くでも荒廃して再生のきかない森林は増加している。最近ではブドウ葉の覆われ窒息している森林も増えている。
林野庁も自ら財政確保に、多くの天然林を伐採し、何の必要もない、ス−パー林道や目的を履き違えた林道の建設に勤しんでうた。
こうした調査結果を公表するときには、
自らの欠陥林政の与えた影響についても述べるべきで
「森林所有者は林業を営んでいない人」
「間伐など為されていない」
「安価な外材の輸入拡大」
「林業従事者の高齢化」
「県有林や国有林に比べ、整備が行き届いていない」
などが荒廃の要因としてあげているが、
「林業が営めない」
「間伐する意味がないし、費用もない」
「安価な外材を無差別に輸入したのも林政」
「林政は、林業後継者を育っていない」
「国家予算で行う国有林や県有林が整備され、個人経費の私有林の整備が遅れているの は当たり前である。」
極論すれば、無策に近い林政の荒廃こそが、森林の崩壊の大きな要因であり、現在も林業から離れていく人が増加して、何の手当てもないままに、止めて閉鎖されていく、製材業や木材業の多さは目を覆いたくなる状況で、現在加速している。
いま山梨県が進めている、
切捨て間伐の量が増え続けると、
県外の水源を持つ山梨県の森林荒廃は、そのまま水源としての機能も失われる深刻な問題であり、荒廃の進む国有林や民有林の区別なく、処方箋を考えるべきであるが、
負債を生み続ける林政からは、山梨の将来は見えない。
報道は偏ってはならない。行政の発表を鵜呑みにしているような記事は誤解を招く。
山梨県の林政は正しく、森林の荒廃を県民の責任とするような、
行政認識では無策といっても過言ではなく、こうした無責任で責任転嫁こそが森林荒廃の最大のものである。
失礼を承知で、ボランテイア活動や企業参加の森作りなど、「パホーマンス林業」で、
林業者を育てられない林政の隠れ蓑ともいえる。
今回の台風後、千葉や東京の湾の流木の山こそ、山地の荒廃を示すもので、これも今後増加の一途たどることになる。
最後に間伐しても、山地は正常に戻らない。
それは現在の林政が推し進める施策は、
「切り捨て放置乱置間伐」
■http://www.nw-mori.or.jp/vgs2003/4jikanme/shin_kanbatsu.htm
■http://www.din.or.jp/~ishiwata/fukurodoi.htm
■http://www.cc.rd.pref.gifu.jp/forest/rd/ikurin/0403gr.html
■http://franklloyd.paslog.jp/article/209944.html
■http://inamai.com/news.php?t=000000000013&l=l&i=200608221328570000013056
●http://search.yahoo.co.jp/search?fr=slv1-tbtop&p=%c0%da%a4%ea%bc%ce%a4%c6%b4%d6%c8%b2
で、間伐すればするほど、
持ち出せない木材が多量に山地に放置され、
現在民有林に向き始めた国産材需要復活が
さらに放置林を増加させ、
現在こうした「山地砂漠が」急増している。
「切り捨て間伐」
「粗大ごみ大量木材投棄」
どう違うのか、行政関係者の答えを聞いてみたい。
新聞記事も、一方的な解説でなく
深層をしっかり伝えていただかないと、
片手落ちであり、不満の残る記事であった。
新聞の記事と行政関係者の談話からは
山梨県の私有民有林の将来は見えてこない。
写真の最後の2枚は
県有林
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