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4、お互い様ですよ
皆んなが、困っている時がある。そんな時、あなたは、どうしたらいいか。そう、手伝ってやったらいい。どうも有り難う。では、その時どうするか。答は、次に。
山羊爷爷 拉 着 一车 青草, 吃力地 向 坡 上 爬 去。
山羊のおじさんが 引いて いる① 一台の 青草を 苦労して 向かった 坂を 上に そして 這って 行った②
山羊のおじさんが一台の青草(の車)を引いていて、苦労して坂を登っていった。
一只 小熊 看见 了, 连忙 跑过去 帮 着 推 车。
一匹の 小熊が 見た しまった③ 急いで 走って過ぎて行った④ そして 助け
一匹の子熊がこれを見ていて、急いで駆け寄り、車を押すのを手伝ってやった。
车子上了 坡, 山羊爷爷 说:“小熊, 谢谢 你!”
車は 上がった 坂を 山羊のおじさんは 言った 小熊くん 有り難う
車は坂を上がり、山羊のおじさんは言った。「小熊くん、有り難う」と。
小熊 遥 遥 头 说:“没 什么。”
小熊は 揺らした
小熊は、頭を横に振り、「何でもないよ」と言った。
小猴 上 树 摘 果子, 一 不小心 从 树上 摔了 下 来。
小猿が 上った 木に そして 摘んだ 果実を そして ちょっと⑥ 不注意で
小猿が木に登り実を摘んだ。そして、不注意で木から落ちてしまった。
在 树下 玩 的 小熊 抱起 小猴 就 往 医院里 跑。
木の下で遊んでいた小熊は、小猿を抱き起こし、直ぐに病院へ走っていった。
猴爸爸 感谢 小熊 及 时 救了 小猴,
猿のお父さんは 感謝した 小熊に そして 間に合う 時間に⑩ そして 助すかった⑪ 小猿が
猿のお父さんは、小熊に感謝し、ちょうどいい具合に、小猿が助かった。
小熊 摆 摆 手 说 :“没 什么。”
小熊は 横に振った
小熊は、手を横に振って、「何でもないですよ」と言った。
夜里,刮 起了 大风,下 起 暴雨。
夜に⑫ 吹き 始めた⑬ 大風が 落ち 始まった 暴風が
夜には、大風が吹き、大雨が降った。
小熊 住 的 房子 倒塌 了。
小熊が 住んでいる その家が 倒れてしまった⑭
こうして、小熊の家が倒れてしまった。
小熊 急 得 不知 怎么 办 才 好。
小熊は 緊急事態になり⑮ 分からなかった 一体どのように⑯ したら やっと 好くなるか⑰
小熊は、慌てふためき、どうしていいか分からなかった。
“小熊,我们 帮 你了。”
小熊くん 私たちが 助けてやる お前を
「小熊くん、俺たちがお前を助けてやるよ」。
朋友们 一起 动 手, 给 小熊 盖了 一间 新房。
仲間達が 一緒に 動かした 手を そして 手を出し 小熊に
仲間達が、一緒に手を動かし、小熊に新しい家を造ってやった。
小熊 感激地 谢了 又 谢,
小熊は 感激して⑲ 感謝した また 感謝した
小熊は、とても感激して、何回も何回も礼を言った。
朋友们 一口 同声的 说: “没什么。 我们 都 是 好朋友。”
友達は 一つの口にして 声を揃えて 言った 何でもないよ 私たちは 皆んな それは いい友達だ と
友達は、口をそろえて言った。「俺たちは、いい友達じゃないか」と。
①「拉着」:「着」は、「継続」を表し、「拉着」は、「引き続ける」となる。そして、「続ける」は軽いので、「引いている」となる。
②「爬去」:「爬去」は、「這って、行く」。「行く」だけでは掴みにくい時は、「そ」を付け「そこへ行く」とする。一般に、「行く」「来る」の様に「動き」を表す言葉は、「場所」を付けた方が分かりやすい。「そこへ 行く」「そこから 来る」という具合にする。
③「看见了」:ここの「了」は意味が弱いので、「見た、見た、終わった」→「見た」とする。
④「跑过去」:これは、「走った、過ぎた、行った」で、「走って通り過ぎた」→「走り去った」となる。ここでは、「行く」ところは、木の下だから、「駆け寄る」となる。
⑤「帮着」:「着」は軽いので、「助ける、続ける」→「助ける」となる。
⑥「ちょっと」:「一」の意味は、多岐に亘る。「少し(通常)」「少しでさえも(強調形)→全部」。ここでは、「少し」。
⑦「摔了下 来」:「落ちる、終わる、下へ、そこへ近づく」で、「下へ落ちてきた」となる。文意から、良くないことが起きたから、「了」を「しまった」とし、「下へ落ちてしまった」となる。
⑧「的」:「的」は、「そ」「その」くらいだが、前文が長い時は、「その」として捉えておくと文意が把握しやすい。
⑨「就」:「就」は、「A → B」の感じだから、「それで」「それから」となる。「そ」は、前述のことを指す。
⑩「及时」:これは、「及ぶ、時に」で、「いい時に」となる。
⑪「救了 小猴」:これは、「助ける、小猿を」か。勿論、それでよい。しかし、「絵文字言語」では、「自動詞」「他動詞」の区別はない。そしてまた、「は、を」の区別もない。両方を「が」で置換えてもいい。そうすると、「助かる、小猿が」となる。この現象を、「中国語独特の」という者があるが、上のように解釈すると、特異現象ではなく、「絵文字言語」に伴う「一般現象」だ。日本語も、この流れを汲んでいる。「を」とすべき所が、「は」で書けるのはその証拠だ。
⑪「夜里」:どのように助詞を付けるか。「(裸で)夜(中国語調)」「夜に(時の明示)」「夜には(話題となった時=夜の話)」の3態ができる。ここでは、「大風」が吹くのだから、「話題」が適当だ。
⑫「刮起了」:これは、「吹く、始まる、終わった」→「吹き始めた」となる。
⑬「倒塌了」:これは、「倒れた、終わった」だが、「悪い内容」だから、「倒れてしまった」とする。
⑭「急得」:これは、「急いで、得る」だが、何を得るのかと考えると「気」だ。「気が急いだ」となる。その後が「不知」だから、「急いでも、どうしていいか分からない」→「慌てふためく」となる。簡単に言うと、「急(気が急いで)、得(その状態になって)」だ。
⑮「怎么办」:これは、「一体、どのようにするか」となる。「一体」を入れると、繋がりの調子がいい。
⑯「办才好」:「どうしたら、やっと、よくなるか」→「どうしたらいいのか」。
⑰「盖了」:これは、「蓋(屋根)を付けた」の意味だが、これで「家ができる」の意味になる。
⑱「感激地」:これは、「感激、そのように(/その状態で)」、次が「動詞」だから、「感激して‥‥」となる。
山羊爷爷 拉着 一车 青草, 山羊のおじさんが一台の青草(の車)を引いていて、
吃力地 向坡上 爬去。 苦労して坂を登っていった。
一只小熊 看见了, 一匹の子熊がこれを見ていて、
连忙 跑过去 帮着 推车。 急いで駆け寄り、押すのを手伝ってやった。
车子上了 坡, 山羊爷爷 说: 車は坂を上がり、山羊のおじさんは言った。
“小熊,谢谢 你!” 「小熊くん、有り難う」と。
小熊 遥遥头 说:“没什么。” 小熊は、頭を横に振り、「何でもないよ」と言った。
小猴上 树 摘 果子, 小猿が木に登り実を摘んだ。そして、
一 不小心 从树上 摔了 下来。 不注意で木から落ちてしまった。
在树下 玩 的 小熊 抱起 小猴 木の下で遊んでいた小熊は、小猿を抱き起こし、
就往医院里 跑。 直ぐに病院へ走っていった。
猴爸爸感谢 小熊 及时 救了 小猴, 猿のお父さんは、小熊に感謝し、
ちょうどいい具合に、小猿が助かった。
小熊 摆摆 手 说 :“没什么。” 小熊は、手を横に振って、
「何でもないですよ」と言った。
夜里,刮 起了 大风,下起 暴雨。 夜には、大風が吹き、大雨が降った。
小熊住 的 房子 倒塌了。 こうして、小熊の家が倒れてしまった。
小熊 急得 不知 怎么办 才 好。 小熊は、慌てふため、
きどうしていいか分からなかった。
“小熊,我们 帮 你了。” 「小熊くん、俺たちがお前を助けてやるよ」。
朋友们 一起 动 手, 仲間達が、一緒に手を動かし、
给 小熊 盖了 一间新房。 小熊に新しい家を造ってやった。
小熊 感激地 谢了 又 谢, 小熊は、とても感激して、何回も何回も礼を言った。
朋友们 一口 同声的 说: 友達は、口をそろえて言った。
“没什么。我们 都 是 好朋友。” 「俺たちは、いい友達じゃないか」と。
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常識と呼応で解釈する中国語
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今回をもって、中国語講座を終わります。十年研究したものです。
講座本文は、実例が8章、9章、10章に亘って書いてありますが、これは、別の機会に発表したいと思います。
2010/9/1(水) 午後 9:24 [ 出野行男 ]