日本の再生と国際化を考える

英才教育、日本語の国際語化、数値の3桁読み、度量衡改革、漢字仕様電脳、やる事は多い。

日本語を、世界語に高めよう

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38、日本語を世界語に高めよう
 
5章 漢字簡略化の検討
 
1、中国簡体字は、95%読める
 何故、漢字改革が必要か。カタカナ語で日本語が破壊しているから、電脳程序競争で世界からの後れがひどいから、など色々あろう。少し振返ってみよう。
 最大の原因は、「中華帝国」の出現。この帝国は、経済の面では勿論、政治、学問の分野でももう世界一は目前で、日本は、この帝国に吸収されそうになってきた。日本の多くのエセ識者は、中国の発展は見せかけで、一歩国内に入れば、言論の自由がなく、国民の格差は世界最大に達しようとしている、だから、そんな国は一顧だに値しないという。
 トンでもない。内部に強力な発展起爆力があるからこそ発展するのだ。私は、その最大の物が表意言語・「漢字文化」だと考える。「漢字文化」は2千年前から拡大し始め、今また、その力が復活した。簡体文字を創り、新たな影響力を及ぼしてきたのだ。正に、言葉は、世界を支配する(4章1節参照)。どこへか。日本へか、それもある。
 だが、今、最大の影響地はアフリカだ。アフリカの権益が次々と中国人の手に落ちている。あの時、東南アジアに、華人街(華僑組織)ができたと同じ歴史が始まったのだ。途上国アフリカに根を下ろし、中華帝国の文化が爆発し始めた。2千年前の再来だ。
 日本は、この事を看過してはならない。だったら、残念だが、日本は、中国漢字のいい所を学びながら、日本漢字を改革するしかない。それが最良で手取り早い。最終章では、日本漢字に、中国簡体字を採用したらどうなるか具体的に検討してみよう。
 
ⅰ 中国簡体字は、なぜ読みやすいか
 中国人は、日常漢字の5千字をすらすらと読む。何故なのか。この点を押さえないと、日本漢字の改革方法が見えてこない。何度も言った。漢字には、音符が入っているからだ。つまり、大抵の字が、その字の一部がその字の読みになっているからだ。カタカナを読む調子で読めるからだ。もう一つ言うと、日本の訓読に当たる読みがないこと、更に、例外読みが少ないことだ。この点は何度も言った。その特徴を纏めると、
 ① 漢字には、音符が入っていること
 ② 訓読相当の読みがないこと
 ③ 例外読みが少ないこと
 日本が中国簡体字を真似るべきところは、何と言っても、音符の取込みだ。この部分を活かせば、日本の常用漢字2千字は、その習得労力は半減する。だが、訓読は、廃止しない方がいい。訓読があるからこそ、その漢字の意味がよく分かる。中国の学習用漢字辞典を見てみると、字の説明は、長いのや短いのや不揃いだ。日本の訓読のように整然としていない。だから、訓読は、漢字の最短の意味であり、日本語の優れているところだ。尤も、その訓読の使用強制まではしない方がいい。例外読みの廃止、これは当然のことで、何でこんな当たり前のことが出来ないのだ。中国でも、地方では例外読みが結構多いが、中国政府は、これを認めていない。もう、50年もしたら完全になくなるだろう。
 
ⅱ 日本漢字の改革の方針
 前項のことから、日本漢字をどう改革すべきかは明らかだ。
 音符について言うと、「」で見てみよう。読みは「tai」だから、「」となった。何の苦労もないが、元の字からの乖離が大き過ぎるって。それは仕方がない。何かが犠牲になる。「表意文字」に、世界的潮流の「表音性」を加えて、なおかつ「表意性」を残そうとすると、これがぎりぎりの選択だった。心配しないでいい。こんな字は僅かしかない。
 腑に落ちないって。なら、「」はどうするか。何、読みもできないって。実は、「體」は「」の原字で、7、80年前まで、日本でも「体育」は、「體育」と書いていた。中国も同じ「体」になった。なら、読みは、「本」と同じか。違う。だが、こんな難しい字は、直しが難しい。この場合は、意味を採っていた。「イ」は「人」のこと、「本」は「根本」のこと。併せて、「人の中心」つまり「からだ」だ。「会意文字」にし、「形成文字」にはしなかった。これも、また仕方がなかった。
 「偏」は、中国では草書体にした。これは、日本の簡略化とは違う。だが、日本でも草書体は、中国と同じだから、どんな文字を使おうと、日本人にはよく分かる。ただ、活字文字に草書体を用いると、皆同じ字に見え、不都合だ。日本人には、いくらか日本字体に近づけた方がよい。その字なら、勿論中国人にも十分読める。最近、中国政府自身が、活字体の場合は、日本字の方が美しく、今後10年くらい掛けて研究した方がいいと言いだした(2009)。なら、なお更、日本字類似の方がよく、日中の違いは、字体の違いくらいに収めてもよい。これには、ワープロの発達の貢献が大きい。
 読みの不統一。日本語を国際語に高めようとすれば、これが改革の要点となる。この話は既にした(3章2節2項)。
 
 
ⅲ 日本人に読みにくい簡体字は300
 日本の常用漢字2000字のうち、対応する中国簡体字で、比較的容易に読めるものは1700字。その内、1350字は同じ字だ。驚いただろう。9割の漢字は、簡体字に置き換えても何の支障もない
 そして、字体が違って本当に読みにくいものは100字ほどだ。なら、それを除いた200字は、少し学習すれば読める。そう考えると、95%の簡体字は、日本人が今日から使っても何の支障もない。また、難しい字を2つに分けると、非常に難しいのは50字程度。この50字でも、文字の中に音符が含まれているので(大抵は、非常に易しい字)、覚えるのは極めて容易だ。
 なら、即中国簡体字を入れたらいいじゃないか。いや、簡単じゃない。常用漢字は簡体字にするとして、残りの名前用漢字、JIS漢字はどうするのだ。統一を図らねば更なる混乱が起きる。そうなのだ、ここに大きな問題がある。簡体字採用なら、原則、全て採用しないと混乱が生じる。余り使わないと言えども、日本の域外漢字を一度に4、5千字も導入するのは困難だ。十年くらいかけて、徐々に馴れるしかない。その間は、どちらの漢字でもいいとしよう(併用)。だが、簡体字は、読みには統一性があるから、若者は直ぐ馴れ、あまり問題はない筈だ。

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