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第10回 炭焼実験 2014、8、3
第10回炭焼実験を行った(2014.8.3)。9回実験で炭焼収量は満足すべき結果を残したが(収率100%)、復水の回収が悪かったのでその補充実験を行った。これは、失敗だった。また、自動温度記録計を使ったが、記録の仕方を間違えたので、全てのデータを消失し、残っているのは実験ノートに記録のみだ。
1、 実験結果写真:
左:原木詰込み状況。右:炭焼後の状況。今次は、炉上部が加熱しすぎて炉壁が赤く変形している。それに伴い、炭の頂部が白化した。全体として、量目の減りは少ない。
左:炭焼前。右:炭焼結果。好調(目減りが少ない)。
2、実験結果:
日 時:2014、8、3〜4
実験場所:東大阪市、テサキ製作所内
実験時間:11時間、その後放冷、翌日開蓋
仕込木材:62.4kg。含水量は不明だが乾量水分30%程度と推定。
乾量水分=水分/乾燥木材 ‥‥通常水分=水分/(乾量木材+水分)
よって、通常水分=30/100+30 → 23%
回 収 液:13kg程度。13/43 →0.3
回収率は、30%程度
終点確認:前回の結果ら、やや長めに設定した。温度曲線から見ると8時間で良かった。
完成収量:19.8kg。このうち0.2kgは、やや炭化不足(炉底の側壁部分)
炭化品質:「中の上」ないし「上」。炭化十分で良質の炭ができた。
温度測定:自動温度記録計。電熱器、木材の頂部、上から10、20、50、60cm(炉底近く)
3、収率の計算
乾燥含水率を30%(通常で23%)とすると、収率は次の計算になる。なお、繊維素中の炭素分は、40% (CH2O:12/30 → 0.4)。
理論収量:62.4kg(仕込量)×0.77(木質)×0.4(炭素分) → 19.2kg
現実収量:19.8kg ‥‥19.8/19.6 → 1.01(101%)
(収率は、前回も100%を越え、前回は完全揮発がなかったとして処理した。今回は、炉内温度が高かったため揮発分は、前回より少ない。しかし、その量を決める事はできない。また、初期水分も未確定。収率は、共に100%とする。但し、今回の方がやや少ない感じだ)
現実収率:100%
4、木酢液の回収、温度、送風量
温度上昇:最初に温度を800度近くまで上げ、炭化開始時間を早めようとした。そのため、最初の1時間は送風しなかった。電熱器は、10分で500度を越え、下部から白煙を吹出した。よって、炉頂の炭化開始を確認した。
炭化開始:木頂から10cmでは1時間で温度が250度を越え、この付近では盛んに炭化がおきている。20cmの所では、120度見当であり、木材の表面の炭化が開始されたと思われる。
送風:今次は、炉底を環流流路を絞ったため、送風すると炉底では、負圧かいうほど圧力が下がり、流路の絞りが強すぎる事が分かった。また、そのため、炉下部への熱の周りが遅く、炭化終了が長引く事になった。
復水回収:環流気体量が少なく、予定したようには行かなかった。回収は、30%程度でまあまあだ。回収量から、エネルギー収支が計算できる所まではいっていない。
5、次回検討事項、炉底構造の改良
木炭の収率が2度100%に達した後の検討課題は小さくなったが、他への応用という事で、前回に続き炉底の構造改良を試みる。
水滴吸収網:環流路の出口に、ステン・たわしを敷詰めて、できるだけ水滴がとれる構造にする。
炉底水貯め:冷却水として、2リットルほど注水してから始める。炉底での冷却は、エネルギー効率とは無関係。途中で水が切れたら、回収復水から補う(次回は、正確を期すため、純水の追加にする)。
送風量:変更しない(全開)。
以上
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