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9 日本再生、諸政策の経済効果―福祉 0兆円
国家の福祉予算は、25%で約20兆円。福祉政策は、国民が文化的で最低限度の生活(憲法25条)をするための極めて重要な政策。なら、国家が20兆円の財政出動をした時の経済効果はどんなものか。
20兆円という金額は、一人頭にすれば17万円。野宿者にすれば、毎月1万4千円ももらえるのだったら、自分たちの生活は夢みたいに楽になるのになあ、と嘆くだろう。ちなみに、麻生太郎のばらまいた今次の国民給付金は、1回こっきりの1人1万2千円だ。国家は、それだかの大金を使いながら、末端にながれる金は、ゼロ、いや僅か。誰かが途中で消費してしまっているからだ。つまり、国家がそれだけの大金をばらまいても末端の国民のためには余り使われることなく、国家の福祉予算による経済効果は余り上がっていない。
いや、病気になったら補助が出るじゃないか、老人を抱えている家には介護に介護費が出るじゃないか。私は、健康だ。そう、健康な人にも、図書館に行けば、只で本が借りられるじゃないか、各種の市民講座があるじゃないか。市民運動会があるじゃないか。そう、生涯教育だ。だが、それでも、「文化的で最低限度」の生活とは縁遠いのじゃないか。
その中でも、特に矛盾を感じるのが「医療制度」。「病院」「病院」、「医師不足」「医師不足」。2005年から人口は減っているというのに、「掛け金(負担)」は増えているのに、「福祉不足」「福祉崩壊」のテレビ放映ばかり。一体、「福祉予算」はどこに使われているのだ。
何故なのか。そう、産業が空洞化し、日本生残りのために展開された劇場に、福祉の充実の名目で国家資金が投下されているに過ぎないからだ。先にも指摘した。何で、医師に高給を保障して、国家の産業技術に大事な若者の情熱を削ぐのだ。この劇場は、「既得権」保護以外の何物でもない。
だから、「福祉支出」の経済効果は思ったほど大きくない。「公共事業」の経済効率の低さを同じだ。
★ 福祉支出の経済効果 公共事業と類似で、少ない。たぶん、±ゼロだ。
ええっ、社会福祉に経済効果がないって、お前、何を考えているのだ。いや、そうじゃない。先にも示したが、街の商店街を保護すれば、「ヘルパー」はかなり少なくなる。医療制度を改革すれば、医療費は半分とか3分の1にできる。「福祉」だからと言うことで無駄な経費を使いすぎている。そういう意味で、同じ「福祉費」にでも「有効な支出」と比べれば、現行の経済効果は、非常に小さいと言うことだ。
総論は、これくらいにして、具体的に考えてみよう。
福祉費の中で、利用者に金が直接には行かないで、利用者の費用負担をする者がある。その代表は、医療費だ。医療機関は、直接利用者に負担が無いことを理由に、可能な限りの水増しをする。今はどうか知らないが、医者の2重3重の水増し請求だ。それに、薬。最近は、患者負担が3割になったからそれほど酷くないが、高貴薬などは必要ないといっても、「説得して」高貴薬を渡す。こういう次元のところの経済効果は、0.5に到らないのは当然で、たぶん0.2、0.3といった所だろう。これは、効果が無いと言うことではなく、水増しなかった場合との比較を言う。
医療関係費用は30兆円。だから、効率が0.3なら、
21兆円(→20兆円)の負の経済効果だ。
次は、費用が直接国民に渡る場合を見てみよう。「年金」のような場合だ。この場合は、高額給付を受けている者もいるが、大抵は直接の生活費。だから、この金が80%消費されれば、2次経済効果が生じる。たぶん、2次効果は、0.7以上だ(→0.7×0.8で0.56)。更に、3次効果もある。そうなると、全体としては、投下乗数は、1.7くらいまで上がるだろう。
年金額は、2004年度で、65兆円ほどだそうだ。そうすると、乗数を掛けて、消費総量は、110兆円ほど。
年金の経済効果は、45兆円
(←110兆円ー65兆円)。これから年金の充実が非常によい経済効果を与えていることが分かる。尤も、国家予算としての年金負担分は、27兆円程度だから、45兆円に寄与する国家の額は、20兆円程度だ。
第3は、中間のもの。色々あり、具体的には言えない。これは、「公共工事」に似ていて、無駄も多いはずだから、大雑把にプラス・マイナス「ゼロ」だろう。
そうすると、福祉に対する全体としての経済効果は、「ゼロ」になるだろう。断っておくが、この値は、「最善の方法」と比較した場合の経済比較を言う。
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経済学はよく知らないけど、乗数効果というものがあるから、こんな計算にはならないのでは?
2009/5/10(日) 午前 2:28
希土さん
乗数効果とは、わかりやすく言えば、土建業に財政出動をすれば(1次効果)、土建業者が飲食い、賄賂(?)、資材調達、家族の消費その他で金を使って、2次的な消費を生む(2次効果)、さらにそれらの人が消費する(3次効果)、と順次細々した効果を集計し、最初の投資に対して何倍の効果を生むかその乗率の事を言います、ね。
だから、一般に川上に投資をすればするほど乗数効果が大きいと言われるわけです。ですが、何をもって2次効果というのか、3次効果というのかは明らかではありません。
2009/5/10(日) 午後 11:14 [ 出野行男 ]
(続き)
だから、一般に、公共工事にばらまくのは経済効果は多い意が、福祉にばらまくのは、効果は少ないと言われています。ですが、利用効率から言えば、公共事業では、水増し、無駄な工事で、本当は2次効果があまり生まれないのに、計算の上では、大きな効果があるように見えています。福祉はどうか。土建業ほどは酷くないでしょうが、上に示したように、同じ仕事をするのにヘルパーに任せたら1回の買い物が1時間・3千円くらいにもなりますが、街の小売店に任せたらどんなに高くても配達料が500円を超えることはありません。その意味では、2次効果は僅かのものです。ほとんどは、無駄な金として消費されます。
各陣営の言い分を聞いていると、我田引水ばかりで、物の生産を前提としない財投の投資効率はかなり低いと思われます。私の感じでは、自分の都合のいい解釈を引き出すための小道具に過ぎません。いや、全くゼロではありませんから、乗数効果というものが観念的に存在することは事実でしょう。
2009/5/10(日) 午後 11:15 [ 出野行男 ]
(続き)
その辺りの計算を私なりにしたのが上の本文です。それによれば、福祉による経済効果は、有効な財投をした場合の差額で言えば、プラスマイナス・ゼロだと言っているのです。上の計算は、かなり前の計算で、私は、今は正確な途中式は覚えていません。
差額で言うならば、私の主張する「漢字改革」「数値改革」が、もう、文句なく、最高の経済効果になるはずです。
希土さん、そういう目で見直してみてください。また、他の考え方があれば、紹介してください。
2009/5/10(日) 午後 11:16 [ 出野行男 ]
090512 謎=朝食、昼食 正解です。明日もよろしく。
2009/5/13(水) 午前 7:27
末ちゃん
長生きしてください。
2009/5/13(水) 午前 11:56 [ 出野行男 ]
5月14日、木曜のご訪問、有難う。
2009/5/14(木) 午前 11:11