日本の再生と国際化を考える

英才教育、日本語の国際語化、数値の3桁読み、度量衡改革、漢字仕様電脳、やる事は多い。

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2、都議選、議席は動いたが、世論も動いたのか、一騎討ち制度の錯覚


 選挙制度の仕組みだけ解説する。


1、選挙区


100人くらいの大選挙区とする。
こうすることにより、共倒れ防止だのコスタリカ方式だのという、事実上の出馬制限がなくなり、誰でも、何の制限もなく、幅広い人材の立候補が可能になる。今次の都議選でいうと、全都一区の選挙区とし、島部は特殊だから、現行通りとするとする。
 

2、1次当選者


   最終当選は「くじ」による。その前提としての1次当選者は、事の簡明さから、定員の2倍とする。
  選挙区の拡大と1次当選者が現行の2倍に増えるから、立候補者は、個人でも、団体でも自由に組んで立候補できる。同じ地区内で競争になっても、支持者は全区から集めるのだから、「お前、辞めろよ」という喧嘩は起きない。全く無意味だ。むしろ、共闘した方がいい。だから、立候補者が、大幅に増える。これは、幅広く議会に意見が吸い上げられることを意味し、大いにいいことだ。


3、最終当選を「くじ」にすることの意義

   「選挙」は、異質なものの選別に使う制度、
   「くじ」は、同質のものの選別に使う制度。


   政党間の議席は、概ね投票比率に比例した方がいい。そして、政党内の人材は、「くじ」によって決定した方がよい。また、その際、「上位当選者」は、多くの民意を代表しているのだから、「下位者」より当選しやすくするのが理に適う。
   そうすると、事に簡明さから、2倍の当選確率差を付けるのが妥当だ。つまり、上位者の確率は「0.67」、下位者は「0.33」とする。こうすることにより、本来落選していた人にも「0.33」の当選見込みが発生する。なら、大いに無名の新人が出てくるぞ。私も、出るぞ。そして、上位者は、今までなら、開票と同時に「当選確実」が出た人でも、その最大確率は「0.67」になってしまう。ちなみに、私は、NHKに、「開票数ゼロで、何で当選確実なのか」と噛みついたことがある。なら、「金権選挙」は、ほぼ無意味になる。そして、長老も3分の1は消えてなくなる。いいことばかりだ。
 ちょっと待て、こうすると総理が落選することがあるが、これでいいのか。やはり、総理だけは、さらに当選確率を上げる必要がある。「当たりくじ」を2つ作ることにより、確率を「0.9」とすることにしよう。私の紙上試行では、5回やったところでは、1回も落選にはならなかった。


4、最終当選者


   まず、上位当選者100人に、公開で「くじ」を引かせ(実際には、選管係り員がする)、「50人」を最終当選者とする。
   次に、下位当選者100人を加え、総数150人で「くじ」を引かせ、後半の「50人」の当選を確定する。

  このような方法で「くじ」を行えば、3で述べた通りの結果が出る。
  私は、衆議院選挙について紙上試行してみた。政党間比率は、正確に投票率に比例した。「長老」も適度に落選した。正に理想の選挙だと言えた。


5、自民党に提案したい


 私は、昨年の9月、選挙が始まりそうだというので、早速、紙上試行の結果を発表すると同時に、自民党に「くじ加味選挙」の採用を提案した。さらに、今次の都議選の結果を含めて、再度、自民党に「くじ加味選挙」を提案したい。

 今次の都議選で自民党が負けたのは、主に「一騎打ち選挙」だった。今まで、自民党は、「一騎打ち選挙」では強く、大選挙区制には反対してきた。というより、強引な小選挙区制を推進して暴利を収めてきた。まだ足りない、小選挙区制だ。他の野党をなだめながら、「比例代表並立制」という「落選の滑止め制度」を造った。これなら、大物が落ちることもなく、さらに甘い汁が汁が吸えた。
 だが、今次の都議選では、大物が次々と「一騎打ち」に負けた。間もなく始まる衆議院選挙では、民主党に「一騎打ち」で負ける公算が高く、というより必至で、一騎討ち選挙では、投票率以上の被害を蒙ることが予想される。なら、その次は、勝てるか。勝てない。地方経済の冷込みを見れば、その可能性がないことを悟るべきだ。その事を、民主党が追々明らかにするだろう。
 まだ、これでも、自民党は、民主制を踏みにじる「小選挙区制」に拘るのか。私は、悪い事は言わない。ここで、本来の選挙制度に戻るべきだ。

 ついでだから、民主党に言う。「一騎打ち」なら勝てるから、「小選挙区制度」は残そうか、か。これは、奢りだ。これは、自民党がずっと続けてきた制度だし、この制度なら、既得権が守れる制度だと思ってきた制度だ。この制度に甘えれば、いずれ自民党と同じ運命にある。共産党は、民主党は本質のところで変わらないというが、その指摘が当たってしまう。なら、次に起きるのは、東欧社会の崩壊(1980年代後半)と同じ現象だ。民意を反映する制度は、一刻も早く実行してほしい。


1、都議選、議席は動いたが、世論も動いたのか、一騎討ち制度の錯覚




 都議選の結果は、民主党の圧勝、自民党の敗北だった。確かに、その限度では、世論は動いたと言えるが、固い組織票に守られて公明党の議席は動いていない。動いたのは、多分に世論操作(作られた世論)により、浮動票の大部分が民主党に流れただけだ。その結果、被害を受けたのが自民党(10減)と共産党(5減)だったというに過ぎない。
 さらに当選者の内容を見てみると、一騎打ち要素の大きい1人区、2人区では、当選者の入替わりが大きかったが、4人区以上では、相変わらず同じ顔ぶれの当選だ。このようにも新聞、テレビ、雑誌、電網が騒いだ割には、都議当選者の「中心部」は変わっていない。今の日本、今の東京に、新風を送りたいと思っている志士は多い。だが、そういう人は、当選見込みがなく、また、党の公認が得られずに、涙を飲んでいる。

 これで、新しい都議会(審議体制、新風導入体制)ができたと言えるのか。私は、根本的に1人区、2人区を区数全体の半数(3人区まで入れれば、6割以上)を残す選挙制度が間違っている。東京を全都一区(除島部)にして、立候補したい人は、誰でも出馬できるようにすべきだと思う。
 さらに言えば、国会議員選挙についても同じだ。こちらは、一騎打制(小選挙区制)でしかも3百万円の受験料(法外な供託金制度)になっているから、さらに権力の中枢部は変わらない。
 日本は、今や、国際競争ではだら負け状態、国家財政は世界最悪状態、この惨状から抜け出すためには、新しい人材による新しい政策が必須だ。私は、そのために「くじ加味選挙」という制度と考えた(私のブログ)。



1、何故、投票したくないか‥‥しても、しなくても、結果は同じ


 どんどん、どんどん、投票率が下がっていく。これは、国民が選挙があることを知らないのじゃないか。なら、広報車を出そう。うるさいほど、広報されるようになった。投票時間が短いのじゃないか。政府は、時間を2時間延長した。だけど、あまり効果はなかった。
 今次の都議選、連日連夜、マスコミが騒いだ。そうすると、どうか、投票率が10%も上がった。なんだ、政府が笛を吹いても住民が踊らないのは、投票する人がいないからなんだ。50年前の選挙では、その町の有力者とか、自分の知っている人が立候補していた。だから、その人に投票しようかという気持ちにもなった。小学生の時、兄の友達の親が町長に立候補した。何も分からない私は、その人が勝たないかと応援した。当選したが、何年か後に、評判は最悪で、賄賂ばかりだったと聞いた。そういう事もある。だが、その時は、心底からその人を応援した。
 ところが、最近の選挙はどうだ。知らない人ばかり。人間関係が薄くなったこともあるが、党推薦で上がってくる人の玉が悪すぎる。ヤクザの親分、土建会社の社長、子供野球の会長、どの顔を見ても、投票したくない人ばかりだ。特に、選挙区が広域化し、組織化すると、全く投票権をどう使っていいのか処分に困る。
 この間を縫うように成長してきたのが、共産党と公明党だ。人と人と繋がりを利用して組織を広げた。特に投票したい人がいないのなら、近所づきあいだくらいの気持ちで投票した。だから、この間に、着実に増えたのが無党派層。意中の人がいないのだから当然のことだった。


2、投票したい人はいないのか‥‥いる、だが、選挙区ちがいで、投票できない


 日本のこの現状を憂え、何とか再生できない人はいないのか。いる、いる、沢山いる。だが、その人は、有名でなく、財力がなく、容貌が悪い。そんな人が多い。これらの人は、自らが立候補したいと思っているが、一騎打ちに勝てる訳がなく、受験料は三百万円、選挙運動もできない、では何度足を踏んだところで出馬は覚束ない。
 いや、びっくりした。私の知り合いで知事に立候補した者がいる。普通のおじさんだ。さっそく、陣中見舞い。いわく、2000票が目標だと。ちょっと待て、50万票取れないと当選できないのだぞ。彼は、ウン百万円をはたいて、大衆に怒りを示した訳だ。日本社会はここまで来ている。
 ある時、小泉に詰腹を切らされた元レバノン大使・天木直人が立候補した。一面識もないが、彼の本を読んでみると、日本の現状がよく分り、国会に送ってやりたくなった。私は、ここ十年中国に住んでいて投票に行ったことはないが、「憲法九条」の死守は日本国にとって大事なこと、ちょっと残念だった。
 よく見ていたテレビに、有田芳生がいる。よく喋る奴だ。なかなか面白い事を言うと思っていたら、田中康夫の日本新党から立候補した。人気が出て、もう大丈夫だと思ったのだろう。だが、残念、落選。容貌が悪すぎた。口だけでは、議員にはなれない。
 そう、過去を思い出すと、参議院・市川房江がいる。彼女は、ロッキード事件の「松野頼三」を落とさねばと、熊本県まで乗りこんで罪状を叫んだ。だが、彼女いわく、公選法に阻まれて、ほとんど何も喋れなかった。こんなことなら、信任選挙がいいと。
 また、ある時、作家の野坂昭如は、田中角栄を断罪すると言って新潟県に乗込んだ。当時、絶好調の角栄に勝てる訳がない。その気コツだけは大いに応援してやりたかった。

 だが、現行制度ではどうにもならない。スポーツ選手を支持して何になるか。運動具会社の利益を確保するくらいだ。土建屋を支持してどうなるか。談合を増やすばかりだ。テレビスターを支持してどうなるのだ。国会が華やぐだけだ。こんな事は、全く不要。なら、我々は、意中の人がなければ、これらの者には「負の投票」をしたいが、それはできない。最高裁判所裁判官の国民審査(憲法80条)と同じだ。選挙したい人はいくらでもいる。だが、現行制度では、無価値なだけでなく、害悪を振りまく者にしか投票できない。これが、現実の選挙だ。


3、今、日本に必要なのは、「国家百年の計」を語る真の政治家だ

 
 明治時代には、まあ、実にいろいろなことを語る政治家があった。概して言えば、「富国強兵論」だ。今日本は、冒頭に示したごとく、国際競争は丸でできていない。国際学力は低下する。青少年の理科離れは著しい。年寄りは遊び仕事で高給をもらい、若者は有能でも仕事がない。見てみよ、外国を。40代、50代が国際競争の最前線に立っているじゃないか。日本は、70代が活躍しているじゃないかと言いたいが、4、50代は、出番はまだだと居眠りをいている。公務員は、試験も査定も(僅かしか)ないから、こういう事になる。人材がいないのじゃない。人材を潰しているから、こんな奇妙な現象が起きているのだ。
 ここで新しい風を起こしたらどうなるか。無能な60代、70代は、飛んでいく。それは、許さんぞ。既得権者が、必死に抵抗する。そのために、中年には仕事をさせないし、すれば、天木のように詰め腹を切らされる。

 ここまで、破綻した日本、どうしても明治の気骨のある政治家の出現が急務だ。私は、日本再生のためには、国際競争に勝つための枠組みが最も大切だと考える。福祉を優先することではない、40人学級をつくることではない。日本の大和魂を引き出し、世界に雄飛できる日本人を多くつくることだ。ちょっと待て、それは、軍国主義に戻ることじゃないか。確かに「大和魂」などと言い出すと、直ぐそれを心配する者がある。私が言う国際競争は、「武力制圧」ではない。日本には、余りにも例外が多すぎ、日本は国内では普通に走っている積りなのか知れないが、世界的には「ケンけん」で競争している。早く、これに気付け。そして、全面的に「世界標準」を取入れ、普通の国内競争が、そのまま国際競争にも繋がる制度を創れと主張していのだ。全貌は、私のブログに書いてある。ついでに言うと、先に言ったように「9条は死守」すべきだ。尤も、中国には、こんな好戦国家に対しては、強く国防意識を持たねばならない。


4、選挙制度の改革‥‥常に新しい殻ができるように

 新聞でもテレビでも、新人(救世主)よ出ろ、煩いくらいにこう言う。それだけ、日本の政治は停滞している。だが、政治の中枢は、都議選の結果で見たように、ほとんど変わらなかった。政治のドンは、依然として健在なのだ。国会となると、10選議員までいて、国家改造は、百年河清を待つ状態だ。なら、どうして、「河清」を創り出すのだ。

 新聞、テレビでは、古参議員が落選すると、長老・巨星が落ちたという。80歳を過ぎて元気な者もいるが、60歳を過ぎると、日頃頭の訓練をしていない者はボケが始まる。10選もした古参議員は早く引退させた方がいいのだ。だが、今の選挙制度によれば、大抵は、一騎討ち制度だから、新参者では、よほどの事がなければ古参には勝てない。勝てない理由は、無名だとか、経験不足だではない。古参者は、「地域の利益体制」の全権を掌握しているからだ。こんな談合・汚職体質は早く一掃せねばならないが、彼が権力を握っている以上どうにもならない。変わる時は、今次の千代田区の場合のように、民主党に風が吹き、しかも、新人で格好いい若者がいる場合に限られる。別の例で言うと、青森県の藤川ゆり、小渕恵子と言ったところだ。小池百合子もこの中に入るだろう。

 そう、ただ、党別当選者の比率が変わるだけでは、政界は刷新されない。どうしたら、党間比率は変わらなくても、党間比率を含めて、党内人事の刷新ができるか。私は、かれこれ、10年も考えた。そう、それが、「くじ加味選挙」だ。
 党間の比率は、「選挙投票」により変更し、人事刷新は、「神の手(くじ)」によってしようというのだ。尤も、これは、同時に行う。そのためには、大選挙区で、選挙活動は何でもありに近い形で行う。詳細は、私のブログに書いてある。

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