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中国の半強制募金
4月14日、中国・青海省玉樹で地震があり、約2千人が死亡した。今回はどうするかと思っていたら、やはりあった。募金集会だ。大講堂に、職員、学生を集めて大募金集会を行った。我々外国人も参加した。地震に対する義捐、特に問題はない。だが、これが嫌み映る。
テレビカメラを入れ、お金を入れるところを写す。そんな儀式をするから、皆んな出て行かねばならない。出て行けば、金を入れないで帰ることはできない。これでは、半強制的じゃないか。50年も前のこと、日本では、「赤い羽根募金」というのがあった、町内会毎に回ってきて、誰それはいくら、誰それはいくらと金額が分かるようになっていた。本当に金がなければ、袖は振れないが、明らかに強制募金だった。非常に批判が強く、止めになった。中国の募金は、正にこれだ。というより、共産党の組織を通じて、集会に徹底参加を呼びかけるから、下部の者は堪ったものじゃない。極めて低賃金の掃除のおばちゃんも参加していた。
いや、それで済めば、しつこいなで腹も癒える。まだ、その後があるのだ。援助先では、「有り難う集会」をやるのだ。今回は、まだ見ていないが、こういう事をやれば、大抵何かやる。
これでは、国民大衆は、政府、共産党に踊らされているのじゃないか。もし共産党がなければ、確かに金は集まらないが、それを共産党がいるから、中国は助け合いの行き届いた国だと宣伝に利用されているようで、どうも気分が悪い。外国人にとっては、「共産党」は、裏ばかりなのに、こういう機会を通じて、共産党の宣伝をするのが非常に気に入らないのだ。
別の話になるが、ある地区で再開発事業があった。そうすると、「共産党のお陰で」街がこんなに奇麗になった。と書いてあるのだ。その裏には、強制立ち退きで、家を奪われた人がかなり沢山いるはずで、そのようなことは一切無視されているのだ。ちなみに、ある地区では、出ていかない者の名前を張出し、強制執行をしたとの文も張出されていた。神戸の大震災の後の新町造り、減歩があり、皆んな、いやいやの移転だった。中国では、ああいうことも一切無い。まだ、お負けがつく。新規事業をすれば、必ず役人の懐は、賄賂で一杯だ。これは、暴動となって現れる。新聞紙上を賑わしている。そして、それを外国が報道しようとすると、政府は、それを抑えにかかる。全く、訳の分からぬ国だ。
なら、こんな儀式はやらなくてもいいのか。難しいところだ。
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2010年04月24日
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