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経済回復をどうするかのバカバカしい議論
このところ、日本全体の経済は余り変わっていないのに、地方各地の経済は壊滅的だし、就職は超氷河期だと言われる。何でこんなに一般国民の生活は破壊されていくのか。テレビでは、毎日のようにその事について討論している。
私は、この議論はバカバカしくて聞いておれない。皆が判で捺したように、内需拡大、起業家を育てよう、職業訓練の充実、地方の活性化、と言う。間違ってはいないじゃないか。そう、間違ってはいない。だけど、この話を聞いて、なるほどと納得できるか。そう、これではできないのだ。
こういう話は、体が水に沈むより速く足を動かせば水の上が歩けるぞ、というのと同じなのだ。あるいは、商店を営むのに、必要経費を売上げより少なくすれば必ず儲かるのだ、というのと同じなのだ。そんな事、皆んな分かっているのだ、だが、それができないのだ。だから、私は、テレビの経済回復の議論がバカバカしいのだ。
なら、どうしたらいいのか。具体論を話さねばならないのだ。
1、何故、空洞化が起きるのか
1973年の「円」の自由化により、日本は、物が売れずに不景気に陥った。それなら、途上国で部品を安く作ってくれば、製造原価が下げられ、その分利益が多くなる。こうして、産業の空洞化が始まった。
面白いくらい儲かった。儲かると、「円高」がますます進んだ。簡単だ、日本経済の回復には、工場ごと中国に行けばいいんだ。工場移転が進めば進むほど円高が進み、それからの産業の空洞化に拍車をかけた。
2000年以降は、円高は極地まで進み、工場移転速度はますます早まった。もう、日本の電機会社の大半は日本から消失した。目の子の計算では80%だ。
2010年、円高の再来で、空洞化は更に進みそうになった。恐ろしいことは、中国企業は、定年間近の技術者を、日本にいたときの給料以上で、頭抜きを始めてきた。中国は、下請工場では満足できず、技術まで取得始めたのだ。技術こそ、その会社の命、日本の命、それが持って行かれるのだ。そうなったもうお仕舞い。
2、どうしたら、空洞化が防げるか
日本の法人税を下げて、日本操業を改善すればいいのだ。ばか、それでよくなるのか。小泉改革をみてみよ。小泉は、企業の海外逃亡を容易にさせただけでなく、法人税を下げてやった。だから、企業は、空前の利益を得ただけでなく、労務費がただ同然の中国で操業できるようになった。その結果が2001年からの工場の夜逃げだったのじゃないのか。
そう、それを見れば、どうしたらいいか分かる。日本国内でどんなに儲からなくても税を多くすれば日本から夜逃げする企業が少なくなる。だったら、海外操業をする企業には、海外操業税を取ればいいのだ。そんな事をしたら、日本に企業を誘致できないじゃないか。
これが間違い。日本から逃亡する者に税を掛けるだけで、日本滞在者に課税している訳ではない。賢いじゃないか。トンでもない。中国がそれを実施している。2免3半の制度がそうなのだ。中国に投資すれば、2年間は法人税は無税、その後の3年は半額にする、とう制度だ。人件費がただ同然に安いのに、その上にこのような政策を掲げたのだ。そのため、利益率が下がっていた日本企業は飛びついた。これが、小泉政策と重なったことを見逃してはならない。
3、日本企業を活性化するにはどうしたらいいか
何故、日本の国内企業がこんなに疲弊するのか。それは、外国から只みたいに安い製品が入ってくるからじゃないか。国際競争は必然なのだが、超安価製品によって日本企業を潰していけないのは当然のこと。なら、消費税に差を設けて安売りする者に高額の税負担をさせれば、地方企業の壊滅的崩壊を防ぐことができる。
私は、「産業振興税」という名で安売り製品に課税すればいいと考える。地方の活性化とは、こういうものでなければ、実質的効果は期待できない。
4、どうしたら技術革新できるか
技術革新は、経済成長の原動力だ。よく言われるのは、「男女平等参画だ」「正社員の増加だ」などと。だけど、技術水準が下がるから、中国にどんどん生産拠点が奪われるのじゃないか。「技術」の中心である「理科系学生」の育たない環境を広げていってどうして技術が強くなるのだ。頭を冷やせ。
私は、外国と対等競争するには、まず、その基盤である「数量制度」と「国語」を国際標準にすることが大事だ。つまり、数の呼称制度を「3桁枠」にして国際標準に近づけなければならない。また、意味不明のカタカナ語の氾濫で日本語を潰してはならないのだ。何で、こんな自明のことを発言しないのか不思議で仕方がない。
いや、英語を第2外国語とすることにより国際化するのだという意見もある。だが、いつになったら、英米人と同じ水準の英語国民になるのだ。50年、100年だって。その前に日本が崩壊してしまっている。英語負担が、日本の経済損失を大きくしていることを知るべきだ。前回のブログに書いた。
こんな試みは、空論というものだ。それより、きちっとした日本語を世界に発信していけば、少なくとも今より日本の国際地位が高まる。日本に技術があれば、それができる筈だ。少なくとも、漢字使用の中国人がなびくことは確かだろう。
5、日本再生は、開国ではなくい
多くの者が日本を開国すると日本は豊かになるという。「平成の開国」だ、と。
冗談言え。今、日本は、外国特に中国によって乗取られようとしている。日本の技術は丸取られの状態にあることに気付かねばならない。その事に気付けば、日本丸取られの開国が行けないのは当然のことだ。
ならどうしたらいいのか。日本の技術を「無償」で放擲しないようする開国が必要だ。それは、どんな制度だ。そう、それは、米国の制度だ。米国は、自己の技術は絶対に外国には出さない。よく見てみよ。マイクロソフト社、インテル社、彼らは、退職した社員ですら、秘密を漏らさないという契約を結んでいる。米国は、そこまで技術を大事にしているのだ。見倣おう。
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