日本の再生と国際化を考える

英才教育、日本語の国際語化、数値の3桁読み、度量衡改革、漢字仕様電脳、やる事は多い。

日本語を、世界語に高めよう

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1、日本語を世界語に高めよう
 
は じ め に
 
 私は、中国で日本語講師をして(約)十年やってみて、日本語崩壊の危機を痛切に感じた。余り気がつかなかったが、日本に帰ってきて、これほどまでに氾濫したカタカナ語の意味がよく分からないのだ。雰囲気は分かるが、正確な意味が分からない。以前、日本語は、曖昧だなどと言われたが、実は、英語由来の片仮名の方が遙かに曖昧だった
 昔、カタカナ語は、ある物の新装体を表すとき使った。例えば「寝間着」は、欧米から入ってきた物は「パジャマ」と呼ばるようになった。確かに、形が違うのだから何らかの別称が必要で、こうして、カタカナ語がどんどん増えていった。
 だが、最近は、度を越えてきた。「ジャケット」とは、何を表すか。簡単だ。やや大きめの上着だ。だが、私は、空港で「ジャケットを脱いでくれ」と言われた。見るまでもなく、私は、ジャケットなんか着ていない、背広だ。何、ジャケットだって。ジャケットとは、背広の上着の事か。係員は、そうだと言う。以前、私が使ってきた「ジャケット」という言葉は、工場では「保温体」という意味だった。
 最近の驚きは、昔、「パンツ」というと下着を表した。今では、「ズボン」の意味だという。我々の世代では、パンツを脱いで、などと言われるとドキッとするが、今なら、平気な顔をして「ズボン」を脱げばいい、となるのか。
 以前、カタカナ語は、従来物品の新装体の意味で使い、それなりの意味で理解できた。今はどうか、英語が、そのままの意味で広がってききたのだ。そうなると、我々は、カタカナ語を理解するため、英語学習が必須になる。困る。だが、いいじゃないか、そうやって英語を理解していけば、日本人の英語学習に役立つから、という意見もある。
 言葉は使われなければ、たとえ日本語であっても、音だけでは区別しきれない。ちなみに、韓国では、漢字を亡くしたことにより、漢語由来の言葉は意味が取りにくくなり、漢語系の言葉が少なくなってきたという。そうなると、ハングル由来の言葉は、日本語の和語に比況できるのだから、幼児語のようだ。日本にも、そんな時代が近づきつつある。
 「背広」、これは、明治の初め、西洋から入ってきた服に付けた名前だった。これを「セビロ」として、意味が取れるか。今なら、漢字があるから見れば分かるが、そのうちに分かる人が少なくなるだろう。最近は、スーツ、ジャケットというようになったが、これが「背広」と同じ意味なのか。十人十色の「物・事・状態」を考える筈だ。
 
 最近では、政治学、経済学、医学、電気製品、化粧品の分野で使われるカタカナ語は、該当する日本語があっても、カタカナ語が使われ始めた。一般人には、全く分からず、分かる人だけ分かる状態だ。テレビがそんな言葉を次々と喋っていく。例えば、ガバナンス(統治)、コンプライアンス(法令順守)、セション(会期)、リセション(景気後退、不景気)、リーズナブル(合理的価格、安い)、インダクタンス(抵抗)、ダイオード(二局素子、日本語名なし)、インプラント(移植)、セラピー(治療法)、コンパウンド(粉体)、リピッド(脂質)。
 私は、英単語はかなり知っていると思っているが、増え続けるカタカナ語には、全く歯が立たない。特に、中国に十年間住んでいたら、分からないカタカナ語が半端でない。テレビ画面に新単語が出てくるたびに辞書を引いているが、なかなか覚えられない。載っていないのも多い。
 そうかと思うと、一方では、名前用に旧漢字が大量に復活してきて、名前用漢字は1千字にも達し、書くのは勿論、読むのも困難になってきた。また、テレビでは漢字クイズが盛んになり、特殊読み、当て字読みも増えてきた。正解率が、1%とか2%とかいう漢字だ。受験者は、相当の漢字通の筈だから、これを一般人に当てはめると、千人に1人、万人に1人しか読書きできない字をクイズに出しているのだ。こんな漢字を、テレビで放映する価値があるのか。こんな事を続けていて、日本語が保つのか。
 考えてみると、日本語は大和言葉から始まる。ここへ漢字が伝わり、この漢字に、漢語読み以外に和語読みも充てたため、ここに、漢字に和語が密着し日本語が完成した。現在、英語のカタカナ表記が大量に氾濫してきた。この氾濫現象は、漢字が輸入された当時の状況と似ている。だが、違う。漢字に対するカタカナ読みがないことだ。例えば、「犬」を「ドッグ」と読めるか。あるいは、「経済」を「エコノミー」と読めるか。人の名前に、「聖夜」と書いたら、「ホーリーナイト」と読めるか。どう考えても、無理だ。いや、やろうとしたらできる。漢字ではやったのだ。なら、「ジャケット」は、何という字をそう読んだらいいのか。「背広」か「上着」か、それとも「保温体」か。判断は、あなた自身に任せよう。
 
 こんな日本の将来を見ていると、今正に、日本語が危機にあると言わざるを得ない。ここで、私は、ハタと気づいた。日本語を世界語にできれば、危機が救われる、と。なら、日本語にどんな条件があれば、世界語になれるのだ。ちなみに、世界を支配した者(国)は、自国語でもって自国文化を世界に広めてきた中華帝国(漢字文化)しかり、ローマ帝国(ラテン語)しかり。そして、反対に、自国語を放棄させられた国は植民地になった日本の飛鳥時代から奈良時代がそれに該当する。なら、現代の植民地語化の傾向を跳ね返し、日本語を世界に広めよう。そして、日本を冠たる日本にしよう。
 私は、その要件は次のものだと考える。
 
 1、必要な漢字の精査、創造 ‥‥エスペラン語の発想
 2、漢字の簡略化      ‥‥中国簡体字を参考に
 3、漢字の例外読みをなくす ‥‥万人の読書きのため
 4、送り仮名の柔軟化    ‥‥有意文字の連続漢字化
 5、会話体と作文体の分離  ‥‥丁寧表現と簡潔表現
 
 まだ、十分吟味はできていないが、将来の日本語の叩き台を創るので皆さんのご批判を頂きたい。
 

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