電子工作、エレクトロニクスの寄り道

ゴードンさん(GDS)はFET、エクボ(ECB)ちゃんはトランジスタの象徴だよ〜

アンプの製作

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 カレントミラーの部分も含めて回路図が出ているのがモトローラとフェアチャイルドの358です。特に、モトローラのLM358は抵抗やコンデンサの値まで公開されているのでうれしいです♪ ただし、出力のQ11のエミッタとQ12のエミッタは接続されていないと変です。訂正しておきました(笑)。それにしても、ずいぶんと複雑ですね。オリジナルの石と違うのか、あるいは同じ回路なのにデータシート上では簡略回路図しか公開されていないのか。昨日示したTIのLM358には内部素子数が出ていましたが、残念ながらモトローラのLM358とはちょっと合わないようです。
 一方、フェアチャイルドのKA358は、初段のところが違いますね。
 う〜ん、358の場合も、互換品とはいえ回路は各社で微妙に違うようですねえ。

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 TIとSANYOの358である、LM358とLA6358の回路もチェックしてみました。
 TIのLM358は、NSのLM358とほとんど同じですが、電流源の値が一部違います。また、NSのLM358の回路図のQ12のベース・エミッタ間抵抗が無いですねえ。TIがNSを買収してしまったので、TIのLM358を買うと、元NSのLM358だったり、元々TIのLM358になったりするんでしようか(笑)。
 興味深いのは、Current Regulatorとなっていて、直訳すると「電流制限器」でしょうか。定電流源やカレントミラーではないんですね。実際にはカレントミラーの回路のはずで、表現の問題でしょうが、以前気づいて感心したことでもあるんですが、カレントミラーには2つの使い方があります。1つはカレントミラーの基本ですが、基準となる部分の電流と比例する電流を複製する機能です。もうひとつは、電流を制限する機能で、制限値は基準電流に比例して設定できます。
 もう1つ回路図を見ていて興味深いのは、内部素子の数が示してある点です。残念ながらCurrent Regulatorの部分が省略されているのではっきりしないのですが、Current Regulator以外の部分も簡略化されているかもしれませんね。だって、トランジスタが計51個あるんでしょ、基準電流部で3個使ったとして、各オペアンプに24個ですよね、どこに使っているんでしょう?
 三洋の方は、入力に抵抗が入っています。どういう意味があるんでしょうね、保護抵抗かな。どっちにしても大きな影響はないと思いますけどね。
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 クワッド・ローコスト単電源オペアンプとして有名な石が324ですが、オリジナルはNSのLM324です。そのデュアル品がLM358ですね。
NSのLM358の回路図(等価回路)を再び見ると、上図のようになっています。今回使ったSTのLM358も全く同じでした。ただ、電流源のところは省略されています。
 インターシルのLM358では、Q12のベース・エミッタ間抵抗がありませんね。ほとんど同じですが。

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 今回、STマイクロのLM358がそれほど歪率特性が悪くなかったので少々意外だったんですが、データシートによると、標準でスルーレート(SR)0.6V/μSと利得帯域幅積(GBP)1.1MHz、歪率(THD)0.02%などとなっています。まあ、測定条件でこれらは変わりますが。
 一方、358は汎用オペアンプで、各社から互換品が出ています。歪率というのはスルーレートと利得帯域幅積(または単位利得周波数)が関係するので、少し調べてみました。5社のものだけですが(笑)。UGBというのはユニティゲイン周波数(単位利得周波数)の意味です。利得帯域幅積(GBWまたはGBP)と単位利得周波数はほぼ同じだと思います。こうしてみると、各社から出ている互換品の性能は2倍程度の差はあるようで、これらの中で、STmicroのLM358は比較的性能がいいようです。ちなみに、電源電圧は高いほうが一般的にはちょっと有利になると考えられます。STmicroのLM358は片電源5Vの場合のものですが、それより電源電圧が高いときは、さらに少しスルーレートと利得帯域幅積が良くなっているかもしれませんね。電源電圧の影響を受ける原因は、バイアス電流の変化のほかに、補償容量の変化も関係している気がします。

 ※あれっ、STmicroのデータシートをよく見ると、SRの値はVcc=15V、GBPはVcc=30Vとなっているぢゃないですか。何だよ、ぷんぷん。わかりにくい。

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 今回、NJM5532とその改良型のNJM2114の結果が、それほど超低歪でなかったことは少々意外でした。測定がいいかげんだったかもしれませんが、仮にある程度信用できるとすると(笑)、なぜなんでしょうね〜
 互換品だからと言って必ずしも同じではないでしょうが、レイセオンのRC5532は、抵抗やコンデンサの値まで公表されているのでありがたいですねえ。なんまんだぶ、なんまんだぶ・・・(笑)
 5532は3段増幅+出力段という構成でフィードフォワード位相補償がしてあるのですが、Q17のコレクタには、補償容量C3,C4が接続されていて、強力な負帰還がかかって歪低減効果が発揮されているようです。でも、出力段のフォロワにはその効果は及ばず、出力段の歪についてはアンプ全体の負帰還しかかかりません。また、負帰還で低減する前の歪については、他のオペアンプと比べて特に低歪ではないのかもしれませんねえ。回路的にもPNPを使わずにダイオードで済ませていたりしますし。
 いずれ、5532についてはもう少し詳しく解析してみたいと思います。

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