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そんな感じで一人旅を続ける中で、自分の中で大きく宗教というものに対する
考えの変化をもたらせてくれた出来事が起きた。
それはベトナムでのことだった。
大げさな書き方をしてしまったけど、その原因というのは全然大したことではなくて、
フエという街の日本人宿に近いゲストハウスに泊まった際のこと。
オーナーの人が日本好きということで、日本語字幕のついた映画や漫画が結構おいてあり、
その街の雰囲気に気に入ったこともあって、一週間ほど滞在しながら時にはごろごろと
漫画を読みふけったりするような日もあった。
そこで初めて手塚治虫先生の「ブッダ」に出会った。
恥ずかしながら小学生の頃は漫画家になりたくて色々と作品を描いていたにもかかわらず、
手塚治虫先生の作品はあまり読んだことがなかったのです。
環境のせいもあると思うけど、自分がその「ブッダ」から受けた影響は計り知れなかった。
すっかりブッダのとりこになった自分に気づき、同時に仏教=ブッダでは決してないということに
気づいた。
現在でも自分はブッダを心から尊敬している。しかし、○○宗だとかそういったことに興味は
さらさらない。
大切なのはこの偉大な人物がどういった人生を送り、何を大切にし、何を伝えたいかということ
を自分なりに理解し、それを見習いたいという思いからでる行動にあると思う。
日本に帰国後家でたまたま発見したへルマンヘッセの「シッダールタ」を読み、
内容は違えど伝えようとする何かが共通であるような感覚を受けてよりいっそう強く
そう思うようになった。
とはいえそんなえらそうなことを言っても自分も弱い人間。
ブッダの小指の垢の一部にも及ばないけど、ちょっとでも近づけるよう自分の行動に対しての
規範にさせて頂いております。
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