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2008年は「リーマンショック」だったが、2009年は「ドバイショック」の年だったと語られるのか。リーマンが先進国発の危機で新興国にも伝播した一方、ドバイは新興国発で先進国に伝播する構図となるのか。 今週末にかけて世界の株式市場は、ドバイワールドおよび関連企業に融資している銀行、および開発プロジェクトを請け負って工事代金が未収になっているとみられる企業が集中的に売られた。 銀行では、中東向けエクスポージャーが大きいとみられているHSBCやスタチャンの株が大幅下落した。シンガポールのDBSも中東向け債権が大きいといわれているが、11/27はシンガポールは休場だった。ロイターによると、ドバイワールドに対する銀行融資額は、ナヒールやイスティスマールも込々で120億ドルと見積もられている。となると、ドバイワールド関係の総債務は590億ドルといわれているので、銀行以外の債務は470億ドル程度ということになる。 その多くは建設業者向けが含まれるとみられる。オーストラリアのゼネコンのLeightonホールディングスは、ドバイのビル工事代金で未収があるが支払いは行われると信じているとのコメントを出している。ドバイの開発プロジェクトでは、地元の中東系ゼネコンに加え、アジア企業も多く参画しており、今後の影響拡大に注意を要する。 (挿絵:arabianbusiness.com)
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