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11月25日に突如沸いたドバイワールドのスタンドスティル宣言。通常、債務リストラは銀行団と話合い、双方合意の上で妥結に至るものだが、一方的に10年5月30日までの支払繰延を宣言するという大胆な所業に金融市場は大きく驚き、格付機関は政府の裏保証は評価できないということで政府系企業の格付を相次いで引下げ、中銀は商銀向け特別流動性ファシリティーを導入するなど事態収拾に追われた。 12月14日に償還日を迎えたナヒールのイスラム債は元利合わせ41億ドル。まず期日通りの償還は不可能で、グレースピリオドとなる12月28日までもつれ込んだうえ、債券保有者の合意が集めきれずに最終的にデフォルトというシナリオが予測されていた。 それを土壇場で救ったのはやはりアブダビだった。アブダビ政府は100億ドルの支援拠出を発表し、ナヒールのイスラム債も無事償還された模様で、金融市場は束の間の安堵を得たといえよう。12/16付ロイターによると、アブダビの100億ドルの支援は、ドバイ政府国債の引き受けであったことが分かった。UAEのシェイク・アブヅラ・ビン・ザーイド・アルナヒヤーン外相がクウェートで開催されていたGCC首脳会議の場で明らかにした。 同相は、「首長国の協力体制に疑問を持つ人は連邦の真実を知らない人だ」と述べ、7首長国の結束の固さをアピールした。しかし、ドバイワールドの債務リストラ交渉は引き続き継続中であり、債権者にとっては休まらないクリスマスとなりそうだ。
(出所:arabianbusiness) |
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