播磨の山々

兵庫県姫路市周辺の山歩きと山道具の紹介をしています。

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今日は「やまあそ」さんのサイトでおなじみのOAPさん、わーさん、たくさん、私の4人で植松山を歩いてきました。

やまあそさんつながりのメンバーですから、普通のルートを歩くはずがありません。
車を複数台利用しての縦走となりました。

コースは、カンカケ越〜植松山〜トリガタワというロングコース。

今回私たちが歩いたコースは、大部分に人が歩いたような形跡はあるものの、一部に藪がありますし、道標の類は一切ありません。
地形図、GPS、コンパスを駆使できるベテラン、マニア向けのルートです。
道標のある整備された山しか歩いたことのない方には、全くお勧めできません。

イメージ 1

▲対応する地図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図「西河内」「千草」。(クリックすると大きくなります)

9:00
トリガタワに集合。
もっと早くに着きたかったのですが、国道29号線が混んでいてギリギリに到着しました。
他の3名の方はすでに到着されています。

トリガタワでは、やまあそさんやわーさん、OAPさん、私のブログをよく見ているという男性ハイカーと出会いました。
私が車の側でゴソゴソと準備をしていると、挨拶をしに来てくれました。照れくさいですが嬉しい。

エスケープルートとして植松山の一般登山道を利用するため、車を1台、植松山一般登山口の駐車場に回し、わーさんの車でカンカケ越えへ向かいます。

10:00
カンカケ越に到着。

イメージ 2

▲カンカケ越近くの空きスペースに駐車(地図中「P1」)

10:05
準備を整えて出発。

カンカケ越のすぐ東で南側の斜面を見ると、明らかに道と思えるようなものが付いています。
ここから登ることになりました。
法面が急だったら尾根に乗るだけでも大変、と思っていましたが、とりあえずは楽に尾根に乗れそうです。

イメージ 3

▲林道脇の斜面から尾根に取り付く

しかし、道があったのは本当に最初だけで、すぐに鹿よけネット沿いの藪歩きになります。しかも、斜度がきつい。体がまだ温まっていないのに、この斜面はきつすぎます。

10:35
藪は30分続き、バテながらも何とか最初の小ピークに乗りました。

ここからは快適な尾根道です。(整備された山しか歩かない方にとっては道だと思えないかも知れませんが)
シカが作ってくれた道をたどり、小ピークを巻く所もあります。

11:05
小ピークを巻いてまもなく、目の前に広い伐採地が現れました。(地図中「伐採地」)ここでちょっと休憩。
この日最初の展望ポイントです。(登りの藪でも、振り返ると多少の展望は楽しめましたが・・・)

イメージ 4

▲右手側の展望が良い伐採斜面を登る

11:22
伐採斜面を登り、植林帯に入ってしばらくすると、目の前に大きな岩が現れました。
この岩の下には、衣類を保管する半透明のケースが置かれており、中には銀マットやバスマットが入れられていました。
やまあそさんもこの山域で同じような物を見つけておられますが、正体は不明です。
ジオキャッシング(GPSを使う宝探しゲーム)のお宝かと思いましたが、見つけた人向けのメッセージもありませんし、まったくもって謎です。(地図中「謎の大岩」)

この大岩から進路は90度右手に変針し、南西へ進みます。

11:47
1178m標高点に到着。

イメージ 5

▲1178m標高点の様子

ここからは道が格段に良くなります。

イメージ 6

▲快適な尾根道

この先では90度左へ変針する地点がありますが、この尾根が広くてくせ者。うっかりすると正しい進路へ進めませんので要注意です。こういう場所では、電子コンパスのないGPSよりも地形図とコンパスが役に立ちます。

'12:10頃
倒木帯に出会いました。
またいだりくぐったりして突破できるレベルなので、大したことはありません。

イメージ 7

▲倒木帯の様子

倒木帯を抜けると、すばらしい雰囲気の雑木林になります。広い尾根ですが、基本的に高い方へ向かって登れば問題ありません。

イメージ 8

▲気持ちの良い雑木林

12:32
植松山から北へ延びる尾根に乗りました。
ここは、帰りにトリガタワへ向かうときにも歩くルートです。

ここからは尾根を南へ歩いていけば、すぐに植松山山頂です。右手側から一般ルートが合流してくると、山頂は目の前。

12:45
植松山の山頂に到着。さびた小さなほこらがここのシンボルです。
普通は三角点標石が目立つ場所にありますが、植松山の三角点(三等三角点「植松山」)は、草の中に埋もれてしまっています。

ほこらから少し南へ行くと、南向けの展望がすばらしいちょっとした休憩スペースがあります。
ここで昼食。
気温が10度ほどしかなく、寒い寒い。

霞んではいますが、ここからの展望はすばらしい。

イメージ 9

▲山頂から南の展望(クリックすると大きくなります)

13:28
食事と展望を楽しみ、山頂を後にします。

13:43
登りで通った尾根を引き返し、登りでこの尾根に乗った地点を過ぎてまもなく、笹原の中に倒壊したテントを発見しました。(地図中「謎のテント」)

イメージ 10

▲正体不明のテント

「中で誰か死んでるんじゃないか?」ということで、勇敢なOAPさんがテントを開けると、中には水浸しになった毛布やクッカー、ガスストーブ、衣類がありました。側には剪定ばさみや小型のスコップがあります。
林業関係者が物置小屋代わりに使っているテントなのかも知れません。

14:00
この周辺は膝に届かないほど背の低い笹が生えており、その中に細い道が一本通っています。
これをたどっていくと、山上池に出会います。(地図中「山上池」)

イメージ 11

▲山上池(左奥が植松山山頂)

14:03
山上池からわずかに斜面を登ると、展望の良い小ピークです。

この小ピークからは、やせ尾根をたどって1171m標高点へ。

そこから先は、植松山への登りで歩いたような普通の尾根道になります。
展望はありませんが、非常に歩きやすい快適な尾根道です。

ただ、鞍部(地図中「ヒルガタワ」)からの登り返しが辛かった。体も気分も下山モードになっているときにあの登り返しは苦痛です。
注)ヒルガタワは1171m標高点を指すことが多いようですが、「タワ」の本来の意味を考えてこの記事では最低鞍部のことをヒルガタワと呼ぶことにします。

14:59
金属票が埋め込まれた新型の三角点標石に出会いました。(地図中「新設の四等三角点」)
国土地理院のサイトで調べてみましたが、まだ掲載されていないようです。そのため、点名は不明。

尾根道はず〜っと同じような風景なので、主要ポイントの通過時刻だけを記載します。

15:08
1108m標高点を通過。ここで進路が90度右へ向きを変えます。

16:07
四等三角点(点名:荒尾)を通過。この三角点のある尾根に乗るのがちょっと難しい。この三角点の北で進路が90度左へ向きを変えていますが、その地点がわかりにくいので要注意です。
また、この三角点への下りはかなり急な下り斜面です。

点名:荒尾を過ぎ、尾根の西を走る林道に向けて南西へ下っていきます。

16:27
昔はここが峠だったのか、石仏が置かれているのに出会いました。(地図中「石仏」)
OAPさんが前回ここを歩いたときに見つけたとのこと。

イメージ 12

▲峠の石仏(?)薄暗かったのでフラッシュをたきましたが、夜のような写真になってしまいました。

石仏の南には、日光寺の跡地があります。(地図中「日光寺跡地」)
削平地があり、かつては巨大な伽藍があったことを忍ばせます。
ただの平地ではなく、空山の南側にあるような、地面が削られている中に土塁のような道が通っている不思議な地形の場所です。
OAPさんによると、「昔砂鉄を掘った跡」だとのこと。

寺跡から西へ進むとすぐに未舗装の林道に出会います。
林道を南へ進み、トリガタワへ。

16:39
トリガタワ(地図中「P2」)へ戻ってきました。

OAPさんはわーさんを積んでカンカケ越へ車の回収、私はたくさんを積んで植松山登山口の車を回収に向かい、本日の山行は無事に終了。

カシミールによると
総歩行距離(沿面距離):10.546km
累積標高差:+934m、 -1171m

疲れましたが、充実した山歩きでした。

ちなみに、トリガタワへの下山に使った尾根はこんな感じの標高差です。(クリックすると大きくなります)
イメージ 13




今まで当ブログで紹介した山の記録の一覧を公開しています。興味のある方はどうぞ。
山行記録一覧

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閉じる コメント(22)

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こんばんは
予想通り早いですね。
行きたかったですが、ロングコースだったみたいで足を引っぱっていたかもしれません。友達は「やまあそルート」には、まだ免疫がないようでした。 削除

2007/10/13(土) 午後 10:59 [ koko ] 返信する

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kokoさん、こんばんは。

今日はこちらに来なくて正解でしたよ。我々OAP隊は最初
残念がっていましたが、実際に歩いてみて「連れてきてたら
(kokoさん達が)怒るで、これは」との意見になりましたから。

累積標高差が大きかったので、足腰にかなり”来ました”。

2007/10/13(土) 午後 11:15 [ しみけん ] 返信する

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たくです。以前の名前でログインしました名前です。
早速地図ありがとうございました。GDBのファイルでの対応が出来ませんでしたので。ブログからいただき、JPGで保存しました。
今日は、とても楽しかったです。又、送っていただきありがとうございました。また、いきましょう!! 削除

2007/10/13(土) 午後 11:29 [ smailpoint ] 返信する

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しみけんさん、おはようございます。
ヒルガタワは現在では1171mのピーク名に
なっています。

でもタワというぐらいですから
元々はあの鞍部の名前だったはず・・・。
と、これはあくまでも私の想像でした。
荒尾の集落で聞き取りすればわかるかもね。

ところでその鞍部から下るという
計画はなかったのでしょうか?
道はあったでしょ?

2007/10/14(日) 午前 6:37 [ やまあそ ] 返信する

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たくさん、おはようございます。
GDBファイルは、カシミールの「ファイル」→「開く」→「GPSファイル」でカシミール上に表示出来ると思います。
ルート上を右クリックして「ポイントの操作」→「プロパティ」でその地点を通過した時刻の確認も出来るので便利ですよ。

2007/10/14(日) 午前 6:52 [ しみけん ] 返信する

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やまあそさん、おはようございます。
なんと、ピーク名になっていますか。でも、本来の名前の意味を考えて、今回はヒルガタワを鞍部の名前のままにしておきます。
あの最低鞍部から道はあったかな。あったような無かったような。国土調査のためか、あちこちの尾根に道がありましたが、鞍部からの道の有無は思い出せません。
で、最低鞍部からの下りは計画にはありませんでした。下山候補地は植松一般登山口(エスケープ用)、トリガタワ、大甲山経由の3つでしたから。

2007/10/14(日) 午前 6:58 [ しみけん ] 返信する

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やまあそさん、
播州野歩記では、野歩記さんが平成14年6月4日(火)に最低鞍部から荒尾の集落へ下山されています。が、残念ながら道はなかったと書かれています。

2007/10/14(日) 午前 8:30 [ しみけん ] 返信する

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早速のUP予想していたとうりはやいですねえ!
パノラマ写真いいですねぇ!
ひざの痛みは初体験でしたが
風呂に入ると直りました。
又御一緒させてください。

2007/10/14(日) 午前 8:33 [ you*a*hi ] 返信する

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あっ今のはわーさんでした。

2007/10/14(日) 午前 8:34 [ you*a*hi ] 返信する

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わーさん、おはようございます。
肉眼ではもっとくっきり見える風景でしたが、写真にするとダメですねぇ。三脚を使ってシャッタースピードを色々変えて試さないといけないのかも。
膝は大事にして下さい。私は関節痛を予防(軽減)する錠剤を毎日飲んでます。

2007/10/14(日) 午前 9:01 [ しみけん ] 返信する

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野歩きさんのレポートはかかさず
読んでいたはずだったのですが
アルツで忘れていたようでした。

等高線に沿った獣道はあるが・・・
と書かれている道が私のねらっていた
ルートです。

それと石仏の台座ですけど
写真で読みとるかぎりでは
「施主十五人 念仏講 あと不明(村の名前かな)」
この石仏は私も見逃しているので
いつか訪れたいです。

2007/10/14(日) 午後 6:52 [ やまあそ ] 返信する

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そんなに何度も呼ばれたら困てしまって
初めてのしみけんさんブログに登場の野歩記です。
私も昔のこととてはっきりとは覚えていませんが
急な踏み跡無き植林の斜面でしたが簡単に下りられます。

今思えば谷を下りるとは無謀なことをしたと思いますが
そのときの精神状態は、登ってきた道を戻れば
間違いなく日没を迎えることが明確で
かなり追い詰められていました。
でも、なんてことなく下りることが出来て
拍子抜けしたことを覚えています。
若気の至りでした。 削除

2007/10/14(日) 午後 7:17 [ 野歩記 ] 返信する

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若毛のイタリア?

2007/10/14(日) 午後 7:21 [ やまあそ ] 返信する

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野歩記さん、こちらでは初めまして。そして復活おめでとうございます。
野歩記さんの復活を待ち望んでいた方々もたくさんこのブログを見て下さっているはずですよ。

まだ復活されたことをご存じない播州野歩記ファンのみなさん、これからはまた毎週チェックをしてみて下さい。

2007/10/14(日) 午後 8:02 [ しみけん ] 返信する

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やまあそさん

石仏の台座ですが、よくあの写真で分かりましたね。
どうがんばっても文字の立体感が分からないので、「どうでもいいや」と適当に撮った写真を載せただけでしたが。
http://shimiken.my.coocan.jp/uematsu/index.html

若毛かぁ。私もまだ若いつもりでいますが、毛だけ見ると父親と良い勝負です。

2007/10/14(日) 午後 8:06 [ しみけん ] 返信する

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しみけんさん こんにちは。 先日はトリガタワでは失礼しました。
お見かけしたところ 小柄で健脚には見えませんでしたが 凄いですね。 私はトリガタワ〜大甲山往復で限界でした。やはり 一人で
歩かなくては 他の人には とてもついて行けない。
アドバイスのお陰で 細尾山811mから北の尾根に出たところで
下山時直進しないよう注意しましたので 間違いなく降りられました。途中 広い杉林で分かり難い所もありましたが。
下山時 例の石仏から直ぐ横の林道へ降りましたが 登るときも林道を10分程度(5,600m?)歩いて
昔の峠道?から石仏へ登るのが ベストルートではないでしょうか? 寺跡は通りませんが・・。
やまあそさん どうでしょうか? 姫路のYS11 削除

2007/10/16(火) 午後 1:44 [ YS11 ] 返信する

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YS11さん、やまあそです。
他人と歩くと自分の思っている以上に
歩けるもんです。

私も単独だと「このへんでやめとくかあ」って
感じですが、大勢だと話をしていながらでも
ずんずん進めます。

私はいろんなものを見たり、さわったりするのが
好きなので、寺跡寄り道コースがおすすめです。
(^o^)

2007/10/16(火) 午後 7:17 [ やまあそ ] 返信する

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YS11さん、こんばんは。
私はとてもじゃありませんが健脚とは言えません。
七種薬師〜七種槍の縦走が限界ですから、1日せいぜい
15kmほどしか歩けません。六甲全山縦走が出来る人達が
信じられません。どういう体をしているんだろう。

それにしても、一人でこの静かな山を歩くのも良いで
しょうね。
おいしい空気とすばらしい景色を独り占めするのは私も
大好きですから、一人で歩くことが多いです。

でも、たまには何人かで楽しく歩くのも良いものです。
色々と勉強になりますし、やまあそさんのおっしゃる
ように、一人では歩けないほどのコースでも不思議と
歩けてしまいます。

2007/10/16(火) 午後 8:23 [ しみけん ] 返信する

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楽しそうなトレッキングですね。体力があれば挑戦したくなるコースです。

2007/10/17(水) 午前 10:44 [ でんでん虫(s6912h) ] 返信する

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s6912hさん、こんにちは。
トレッキング・・・そうですね。ハイキングと言うにはちょっとハードでした。
紅葉の時期はすばらしいかも知れませんから、是非挑戦してみてください。

2007/10/18(木) 午後 8:27 [ しみけん ] 返信する

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