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今日のお勧め本は
きみ去りしのち
重松 清
爆竹音が陽の暮れ落ちた島原の町に鳴り響く
切り子灯篭に埋めつくされた鐘楼船
担ぎ手は二十人ほどいたが船の重さはそうとうありそう
江戸時代には島原の乱があった
キリシタンの弾圧もあった
『島原大変』とよばれる普賢岳の噴火も
あった
平成に入ってからの大噴火もある
沢山の人をいっぺんに亡くしてしまうことの多かった土地だ
残された人たちは、こっちは元気だぞこんなに にぎやかなんだぞ
だから安心しろとお盆を終えて帰る
故人のたましいに伝えたくてこんなにも けたたましく爆竹を
鳴らしつづけるのかもしれない
亡くなった人を静かに送ってあげるのも 生きてる人の優しさだし
にぎやかに送ってあげたいっていうのも優しさなんだと思うんです
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2016年08月18日
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