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今日の本は5月に同タイトルの映画が上映されます
1988年の架空都市呉原市をモデルとした
警察と暴力団組織との話です
孤狼の血 柚月裕子
エピローグに
部下がきにしている防弾チョッキには目もくれず
日岡はまっすぐ出口に向かう
部下はあとを追いながら声を張り上げた
『班長防弾チョッキは』日岡は振り返らずに答えた
『つけたいやつはつけい。わしはいらん』
『ですが課長からは着用しろと指示が出とります』
日岡は両手をズボンのポケットに
突っ込むと、前方を睨んだまま
仁王立ちになった
狭〜い庭の鉢植えで咲いてくれています
『相手は火薬量の多いトカレフじゃ、あんなもんで撃たれたら
チョッキなんぞ役に立たん
それにチョッキを着ると動きが鈍うなって逆に撃たれやすうなる』
日岡は肩だけで振り返るとからかうような口調で言った
『お前はつけとけ。チョッキをつけんと逆に動けんじゃろう』
花うさぎ
暗に度胸がないと言われた部下は、さきほどとは別な意味で
頬を赤くし手にしていた二枚の防弾チョッキ傍らの長机に置いた
『自分もいりません』
日岡は苦笑いしながら、精一杯の強がりを見せる部下の肩に腕を回した
今年は寒くて枯れるのではないかと?一枝咲いたクンシランです
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2018年04月26日
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