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許せば癒される?
見当違いだ。
失った悲しみは、時間を砕くのだから。
ふと、長い道のりを車を運転して帰っていた時の、
疲れた、でも懸命に戻ろうとしている自分の気持ちがよみがえった。
そうだ、一生懸命戻ろうとしていた。
戻れば、会える道のりだったのだ。
私は、一瞬順序を失ったのだ。
そうだ、すべては、私のすべては、私の中にある。
私の知っているお前のすべてが、お前の姿が、お前への思いと一緒に
私の中にある。
悲しさは、だから私のすべてを 多いつくす。
色々な事を、振り捨てて 振り向かずに前だけ見て歩いてきた。
私を 気の強い 何も我慢しないヤツだと 思っている人は
たくさん居る。 自分自身が まず そうだった。
でも、振り返らない我慢を わかるだろうか。
お前は初めて 私を振り返らせたのだ。
そして、留まらせた。
そうだ、失って 初めて得た 私の居場所なのだ。
やがて時は 容赦なく 私自身を 崩し去るだろう。
だが、その日まで 私は 私を手放さない
お前と会えた この小さな人生を
お前が居場所をくれた このちっぽけな自分と言う存在を
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詩
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焼け付くような 夏の日差しが
柔らかな 夕暮れに変わる頃http://stat001.ameba.jp/user_images/20100722/10/digital-comic12/ff/5c/j/t02200311_0800113210652309815.jpg
地上の星達が 静かに輝き始める
僕の手の平にも 崩れかけた星屑がある
手放したくなくて 失いたくなくて
強く握り締めて 僕が壊してしまった
手の平に砕け散った 星のかけら
誰も行ったことのない 遠い彼方から
涼やかな光が 降り注ぎ
ほのかな朝の香りに 露を結ぶ
僕の手の平にも 消え入りそうな露が光る
地上の星にも 天上の星にも 照らされる事の無い 小さな露を
手の平に砕けた 星の欠片が 照らしてる
時間が 僕を置き去りにして 流れてゆく
僕は 立ち尽くしたまま
何処にも 行けずに居る
何時か 風が僕を運び去るまで
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過ぎ去った日々の事が 君の心に残した傷跡に
君は縛られている。
そして 見えない未来の 得体の知れない不安が
君の心を更に縛り付ける。
だから 僕は 君に神様をあげるよ。
人ではどうしようもない事が二つある。
過ぎ去った日々を変える事と 未だ来ない明日を見る事だ。
だから それは 僕があげる神様に預けて。
君は 今 君のしたい事をすればいい。
君の心から願う事に 今 夢中になればいい。
過去は二度と繰り返されない。
明日は決して来ない。
いつも 在るのは 今だけさ。
今 生きている その人生は 君だけのものだ。
誰かに 言い訳しながら生きる必要は無いんだ。
本当言うと 確かに君のモノなのは
誰かに譲られる事も 誰かに譲る事も出来ない 君だけのものは
それだけなのだから。
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うつむいたら
そこに、 菫が
私を 見上げ返して来る
あれ?
この菫、私を見ていない
何を見上げているのだろう?
振り仰いだ私は
空に 放り上げられた
ああ、そうか
人は見上げさえすれば
とてつもない自由の姿を見る事が出来る
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人とは、不完全なもの。
人とは、間違うもの。
人とは、悩むもの。
輝いていたはずの君が
何時の間にか
波に翻弄され
頑張って来た事がむしろ足枷になる。
誰も判ってはくれない。
何時の間にか
君は溺れて
もがけばもがくほど深みにはまる。
人とは、求めるもの。
人とは、失ってしまうもの。
あれ程守りたかったもの
何時の間にか
それすら
君の手の平をすり抜けて行った。
人とは、死んでしまうもの
いっそ何もかも失って
しまえるなら
その方が
ずっと楽になれたはずだ。
一番大切なものを失って
何時の間にか
君は独りで
また、立ち上がる。
叩きつける雨の痛みも冷たさも
そのまま受けて
君は独りで
また、歩き出す。
人とは、もがき続けるもの
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