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DJカートン.mmix
…最近は他愛もない事ばっかり書いていますがお付き合い願います(笑)。

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負けオセロ…?

…やっぱり世の中は広いからロセオ(仮)のような「ミゼール」(元の競技とルールは一緒だが普通だと「勝ち」になる結果が「負け」になるゲーム)を考える人はいくらでもいるんですね。しかも「負けオセロ」という名前も定着しているんだとか。ただ、とあるブログ(?)
有名なのは『リバーサル』ですね。これはリバーシ(オセロ)のミゼールです。
と紹介されているが、自分の周りでこれを知っている人は(香龍会以外でも何人かに聞いたが)誰もいなかった有名と言っても所詮はマニアの中での話でしょうかね。

ついでに言うとここでは「詰将棋のミゼールは馬鹿詰め」と紹介されているが、これは少し(大きく?)違うのではないか、と思う。
何故なら将棋(詰将棋)は「相手の玉を詰ましたら勝ち」「自分の玉が詰まされたら負け」なので、将棋をミゼールすると「相手の玉を詰ましたら負け」「自分の玉が詰まされたら勝ち」となるしかし「ばか詰」は玉方こそ「自分の玉が詰まされるように」逃げるが、攻め方は通常どおり「相手の玉を詰ますように着手」するのでミゼールになっていないのである(まるで数学の「命題」のような話だ…)。
しかしここで終わらないのが詰将棋のすごいところ(?)で、フェアリー詰将棋にはこの矛盾点を解消した(?)「自殺詰」という分野があり、
「攻め方は『最終的に自分の玉が詰むように』王手を続ける」
「玉方は自玉への王手に対し『相手の玉が詰まないように』応じる」
事になっている。ただしいくら自殺したいと言っても王手放置などのルール違反は認められない。またステイルメイトで終わるのも失敗(ステイルメイトが目的の場合は「自殺ステイルメイト」と表記されている)。

自殺詰の例題。即興で考えたので検討が不十分だが御容赦の程を。
イメージ 1
答えを先に書いてしまうが「▲2二角△4一玉▲3一角成△同玉▲3二飛成△同玉まで」。
「相手玉が詰まないように応じる」と言ってもこの例題では攻め方の王手(▲2二角、▲3一角成、▲3二飛成)に対する応手は1つしかない(そういう形に誘導するのが自殺詰のポイントなのだが)、▲3二飛成を△同玉と取った形が逆王手で詰み、「自殺達成(?)」となる。
なお、初手に▲3二飛成は△同玉が通常の詰将棋だと「合利かず」の詰みだが、この場合は「▲2一角」と逆王手の合駒が利き、それに対して「相手の玉が詰まないように」△4一玉と逃げられて失敗する(以下▲3二角成も△同玉と取れば詰みだが△5二玉とかわされて自殺できない)。また初手▲1三角と離して打つと△2二銀(★1)と捨合され、以下▲同角成…と作意(?)どおりに進んだ時に「▲2一銀」と打ててしまい、前述の時と同様に△4一玉で失敗。

では指し将棋でのミゼール、つまり「自分の玉が詰まされたら勝ち」というルールは可能なのか?
…多分、いや絶対に無理である。何故なら「相手玉を詰ましたら負け」とわかっているなら『自分から王手をしなければ永遠に詰まない』ので。もし決着がつく(最終的に自玉を詰ませる)には先ほどの例題のような「ルール上絶対の応手が逆王手になって、かつそれで詰み」という局面に誘導しないといけない。
…双方が協力する「ばか自殺詰」でもないと無理でしょう(笑)。そもそもそれ以前に歩を動かさずに他の駒(玉飛角金銀)を自陣で往復させるだけでも永遠にゲームが終わらない(笑)。ちなみに双方が協力してどちらかの玉を詰ます(便宜上「ばか自殺将棋」とする)のなら最短で「▲2六歩△4二玉▲2五歩△3二玉▲2四歩△4二飛▲2三歩成」の7手「▲7六歩△3四歩▲6八玉△8八角成▲5八金右(または▲5八飛)△9五角」の6手(後者は詰将棋のように▲8六歩・▲7七桂といった「無駄合をカウントしない」場合)で詰む。

ちなみにチェスには「キングを含めて全ての駒を相手に取らせたら勝ち(※1)」になる「ミゼール・チェス」というフェアリーチェスがあるそうなので、これを援用して「玉を含む全ての駒を取らせたら勝ち」というルールもできそうだが、面白いかどうかはまた別の問題だと思う(第一感では「あまり面白くなさそう」な気がする)。

…やっぱり「ロセオ(仮)」くらいのほうがシンプルで楽しいと思います(笑)。ついでに言うと「負けオセロ」だとゲーム名ではなくオセロの用語のように聞こえてしまうので(たとえば「負け将棋」はゲーム名ではなく将棋の用語である)、「負けオセロ」よりは「負け(という目的)」を強調した「必敗オセロ(ひっぱいおせろ)」なんて名称のほうがいいと思うのだがどうでしょうかね?(笑)


※1…相手が駒を取ってくれないと永遠に決着しないので、駒が取れる局面では必ず取らないといけない」というルールになっている。

★1(後日加筆修正)…「銀合」では自殺できてしまうので「角合」が正しい合駒(詳しくはM先生のコメントを参照)。

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    13角に22銀は同角成、41玉、31馬、同玉、22銀以下詰むので、ここは22角合が正着です。
    ただ、22同角成、41玉、31馬、同玉で初形に戻ってしまうので、かなり味悪なのですが。
    そもそも持駒を銀にすれば良かったのでは?

    かつて「詰将棋パラダイス」に載っていたルールに「詰めて将棋」というものがあります。
    「自玉が詰んだら勝ち」に「1手で相手玉を詰められる局面では、その詰手を指さねばならない」というルールを加えたもの。
    実戦譜も載っていましたが、それなりに指せるルールのようです。
    このルール、プロブレムの世界では「Reflex」と呼び、作例も数多く存在します。 削除

    [ M先生 ]

    2014/7/5(土) 午後 11:21

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    余詰(?)のご指摘ありがとうございます。
    ご指摘のように「持駒を銀にする」か、あるいは「1三に何か置く(角を打てないようにする)」手もあったのかも知れません。
    …慣れない事はするものではないですね(笑)。

    「詰めて将棋」というのははじめて聞きました。これだと「歩を動かさずに自陣で駒をウロウロ」ができないですね(1五玉・1六歩・2五歩・2六飛の形を作れば「△1四歩まで」を強制される)。
    時間があれば対局・検討してみたいところですが、7・8月の会合(全国大会を含む)はどこにも参加できない見込みなので…

    [ DJカートン ]

    2014/7/6(日) 午前 0:08

    返信する

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