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…最近は他愛もない事ばっかり書いていますがお付き合い願います(笑)。

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プロ麻雀リーグ『Mリーグ』なるものが発足されるらしい。
日本には麻雀のプロ団体がいくつもある上に団体ごとにルールが違うものだから、こういったものは「(利権とかが絡んで)永遠に実現できない」と思っていたが、何だかあっさりと(?)実現してしまった、という感じである。「優勝賞金5000万円」という金の力で実現させた、という可能性も無きにしも非ず、と言ったところかも(笑)。

「発足会見(動画がある)」によると、初年度のMリーグは(企業が有する)7チーム参加で1チーム3名を登録(既存のプロ団体から「ドラフト」で選出…※1)、予選(?)は4ヶ月くらいの日程で各チーム東南戦で80試合(麻雀の大会としては異例の数字である)、その上位4チームが「クライマックスシリーズ(安易な名前だなぁ…)」に進出し、その優勝チームがチャンピオン。
…長期的な実力と短期的な運と両方を要求されるという意味では合理的(?)だと思う。例えば半荘10回くらいの短期決戦だったら「運ゲー」と罵られて終わりだろうし、リーグ戦のみだったとしたら後半かなりのゲーム数が「消化試合」になってしまう可能性もある(実際公式戦で「最終戦開始前に優勝がほぼ確定している」という事はそう珍しくもない)。
…もっともCS制であっても場合によっては予選の後半戦の多くが「消化試合」になってしまう可能性はかなりある、それどころか早々にCSが確定したチームは「相手を選ぶ」、つまり「CSに勝ち上がってほしくないチームを狙い撃つ(あるいはそれ以外のチームをわざと勝たせる)」なんて事ができてしまうかも知れない。…まぁその手のしがらみ(?)は実際にリーグをやってみないと分からない事が多いと思うが。 

日本国内においても麻雀の競技化、健全化を図り、麻雀自体の社会的地位の向上及び認知の拡大、新たなファンの獲得を目指し、最終的には麻雀のオリンピック種目化も狙っている

なんて随分壮大な(あるいは素頓狂な)目標を打ち出しているなぁ、と思ったが、

そのために最も大事な事は「参加選手のモラル・マナーの教育」ではないか

と思った。以前「プロゲーマーにはモラルの欠如した奴が多い」なんて事を書いたが、プロ雀士にもモラルやマナーの欠如した(雀荘で時折見かける「ひどい客」と大して変わらない)人間というのは結構いたりする(「養成機関の存在しない業界」に数千人も「プロ」がいたらそんな人間は絶対出てくる)。…そんな人間がデカい顔をしている業界が「社会的地位の向上及び認知の拡大」なんてできるわけがない(そんな業界に「自分の子供にはそこを目指してほしい」などと願う親はまずいないだろう)。
ましてや麻雀は「プロがアマチュアに負ける確率が将棋や囲碁などと比べたら格段に高いゲーム」である(あくまで短期決戦の場合は、だが)上に「未だにマイナスイメージを持っている人が多数いるゲーム(※2)」であるので、最低でも(?)モラルやマナーと言ったものくらいはアマチュアを上回るもの、というより

「アマチュアの範となるべき存在」でないとMリーグの──と言うよりプロ雀士という職業?自体の──存在価値すらない

のでは、と思う。

以前「棋士とプロゲーマーの差は礼儀作法も教育する『養成機関』があるか否か」なんて事も書いた。…残念ながら現在はプロ雀士の『養成機関』に相当するものは存在しない(各団体が主催する試験を受けてパスすれば誰でも「その団体所属のプロ」になれる、しかもその難易度は「高くない」らしい)。そして発足会見で挙げられたスローガン(?)では

Mリーグでは、麻雀の新たな兆しを加速し、
・頭脳スポーツとしてのイメージの確立
・健全で安全な麻雀環境の整備
を通して、麻雀の楽しみ方や価値拡大を牽引する。

麻雀の裾野を拡大、将来的なオリンピアンの育成も
・プロ選手のノウハウを活かした麻雀教育プログラムの開発
・リトル・シニア世代など、各世代の選手育成
・Mリーグ登竜門としての下部・地域リーグ等の開発
・Mリーグでのトッププロ育成

…「麻雀そのもの(つまり技術面)」の教育(らしきもの)はあっても、「礼儀作法やモラル・マナー」の教育に関しては該当しそうなものが見当たらない。一応「ゼロギャンブル宣言(※3)」なんてのを謳ってはいるが、それと根本的なモラル・マナーとは完全な別物であろう(そんな事を言ったら選手は「パチンコやパチスロをしてはならない」「馬券や舟券を買ってもいけない」なんて話になりかねないし)。

…こんなんで本当に大丈夫なのか(「一時の話題性」あるいは「一部のマニア向けコンテンツ」で終わったりしないか)、と余計な心配をしてしまう。もっともMリーグに関して言うならMリーガー(便宜上そう呼ぶ)のモラルよりも

彼らが所属する「チーム」を所有する企業やMリーグ機構の上層部の人間のモラルの方がよっぽど不安

なのだが(笑)。

…他にも言いたい事は沢山あるがこのくらいでやめておこう。自分は講釈を垂れるほど偉い人間でも麻雀が上手い人間でもないし(※4)、仮にリミッターなしで語り出したら下手すると本1冊書けそうな分量になってしまうかも知れないので。


慢性閉塞性肺疾患のため今月2日に81歳で亡くなった落語家の桂歌丸師匠。第1回から出演されてきた「笑点」から「永世名誉司会」の称号(?)が贈られた。
将棋ファンとしては「永世」と「名誉」が同時にくっついている肩書きには違和感を感じてしまう「…どっちなんだよ」と(※5)。


7月17日に行われた第89期ヒューリック杯棋聖戦で豊島将之八段が棋聖のタイトルを奪取、史上初となる「8人で8冠」時代になった。叡王戦が新設される以前の7大タイトル時代を含めても1987年10月21日に「7人で7冠」時代が誕生→同年11月25日に終焉(※6)して以来、31年(正確には30年8ヶ月)ぶりの出来事である(当時は「十段戦」だったので、「竜王戦創設後では史上初」という見方もできる)。
ところが、今回の「戦国時代」も極めて短命で終わる可能性がある。現在進行中の王位戦は挑戦者が豊島将之棋聖なので、王位を奪取すると2冠となって(この後4連勝したとして最短で8月30日に)終了、王座戦も渡辺明棋王が挑戦権を得て奪取となればやはり終わる。竜王戦も久保利明王将が2冠の可能性を残している。


7月19日に行われた第31期竜王戦決勝トーナメント、増田康宏六段は久保利明王将に敗れる。敗着は△8七角成なのだろうか。
来期は3組、決勝トーナメントは「右の山」となるので、藤井聡太七段(来期は4組)との「3年連続対戦」が実現するとしたら挑戦者決定戦三番勝負以外しかない。


7月20日に行われた順位戦C1、森下卓九段−藤井聡太七段戦。大阪北部地震の影響で6月18日に予定されていた対局がこの日に延期となった。
…そして延期となった対局当日は関西将棋会館の空調設備の不調により「御上段の間」「御下段の間」が使用不可能(それ以外の部屋で対局)、とドタバタ続きである。
対局は以前の予想の大本命(?)だった矢倉模様に。中盤までは互角っぽく見えたが、気が付くと形勢が後手に傾いている(※7)。藤井聡太七段の将棋はこういった「一見互角の(あるいは『相手は自分が有利だと思っている』)局面だが実は既に形勢に差がついている」という将棋が多いような気がする(無論苦しい状況からの粘り・逆転も多々ある)。これは「藤井マジック」とでも呼ぶべきなのだろうか?(同じマジックでも「羽生マジック」とは性格が全然違う)


※1…やはり「賞金」がある(それどころかMリーガーには「年俸」もあるらしい)のでアマチュアの出場権利は認めにくいのだろう(それを知ってか某俳優も「特例?」で団体所属のプロの肩書を得ている)。…もっとも仮に「ネット麻雀枠(サイト内で行われる選考会で優勝したプレイヤーに「ドラフト被選択権」が付与される)」なんてのがあったらいろいろなものが崩壊しそうな気もするが。

※2…特に雀荘に対して抱かれるイメージとして

・メンバー(従業員)は「給料<麻雀の負け」になる(多額の借金を背負わされる)くらい麻雀を打たされる
・ヤクザと裏で繋がっている(資金源になっている)

というのは今でもあるようである。
「…一体いつの時代の話よ」
と一笑に付してしまう人もいるだろうが、そういう雀荘は今でも稀に存在する(後者は資金源というより「税金対策(赤字部門)」である事の方が多い)ようだ。

※3…発足会見で

Mリーグと選手は賭博行為とは一切かかわらず、
賭博行為への関係が判明した場合、
解雇等の厳重な処分を課す。

と宣言しているが(改行も含めて原文まま)

ペナルティ(解雇等の厳重な処分)は「課す」ではなく「科す」である
(重箱の隅を突きたがる詰キストの本領発揮…?)

…この程度の漢字を間違えるような機構で大丈夫かねぇ、と思った(笑)。

※4…それでも雀荘勤務でいろいろな麻雀打ち(そのほとんどは「ダメな見本」)を見てきた経験から

「麻雀における『運』と『実力』の比率は?」

という質問の回答を見る(聞く)事でその人のおおよその力量を見抜けるくらいの知識と技量は持っているつもり。

※5…将棋のタイトルは王座のみ「名誉王座」という永世称号である。またそのタイトルを取った事のない棋士に「功績を鑑みた特例」として「名誉○○」の称号が贈られた事がある(小菅剣之助名誉名人、土居市太郎名誉名人、塚田正夫名誉十段)。
…そう考えると加藤一二三九段にも「加藤一二三名誉竜王」(前身の十段戦で活躍)なんて肩書が似合…わないかも(笑)。

※6…当時のタイトルホルダーは以下の通り(太字が奪取した棋士)。
・文字数を合わせる為姓のみの表記としています。
・タイトルの序列は当時のもの。

      名人 十段 棋聖 王位 王座 棋王 王将
10/20 中原 福崎 桐山 谷川 中原 高橋 中村
10/21 中原 福崎 桐山 谷川 塚田 高橋 中村
11/25 中原 高橋 桐山 谷川 塚田 高橋 中村

王座戦の次の番勝負が十段戦七番勝負、しかも4−0のストレートで奪取だったので「7人で7冠」時代はわずか35日。

※7…71手目の▲9五角が悪かったのかも知れないし、次の△8八歩には▲7九玉と強く対応する手もあったのかも知れないし、78手目△6四角にはいったん▲4六桂(好機に▲3四桂と使える)みたいに受けておく方が良かったのかも知れないし(全て個人的な感想)。

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