Cafe 『La bussola nella vita』旧舘

紅茶、小説、HMKUについて書いてます♪ こちらは旧舘のほうでございます。詳しくはトップの記事を・…

Breath Dragoon

[ リスト ]

Breath Dragoon(26)

それからもう少し歩いただろうか。
ポートヴィルヘルムの町並みはまだ見えなかったが、風が変わった。
山の匂いから、潮の香りへと変わっていく。
ヴェルデは後ろの3人を見た。幸いみな元気そうだ。セフィも心の整理がついたみたいだし。
「もう少しで町が見えるはずだ。あと少し、みんな頑張ろう。」
「うん」
「ヴェルデ、ポートヴィルヘルムまで行くのはいいんじゃが、そこからどうするつもりじゃ? ここもケピの村みたいだったら船は出してくれんじゃろう」
金剛が額の汗をぬぐいながら言った。
「そうだな、やっぱり夜を待って船を奪うしかないだろう」
今のヴェルデにはその手しか浮かばなかった。
「……あんまり誰も傷つけたくないよ」
セフィがぽつりともらす。その言葉はヴェルデに痛いほど刺さった。
「……いい方法を考えとくさ」
それっきり会話は続かなくなった。やがて町並みが見えてくる。
「あ、町が見えた!!」
セフィがはしゃぐ。
グランディリオにおける、世界の扉。そう呼ばれているのがここポートヴィルヘルムだった。あらゆるものがここに集まる。ロードミゲールの品物。さらにその近辺の食料品から海外の交易品まで。必然的に町も大きく発展している。中央のテルニア教の教会を礎とし、その周りに住宅、さらに外側に商店街。道は複雑に入り組んでおり、非常時には町並みが自然の城壁となるつくりだった。
ヴェルデは腰の単眼鏡を取り出して、町並みを覗いた。
「どうだ、ヴェルデ」
「……うん、やっぱり外には誰も出ていない。ここも魔法の影響が出てるみたいだ」
もとの場所に単眼鏡を直してから言った。
「まあ、とりあえず町に降りてみよう。」
4人はそのまま進んだ。

.
Ron
Ron
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

Yahoo!からのお知らせ

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!
いまならもらえる!ウィスパーWガード
薄いしモレを防ぐパンティライナー
話題の新製品を10,000名様にプレゼント
いまならもらえる!ウィスパーうすさら
薄いしモレを防ぐ尿ケアパッド
話題の新製品を10,000名様にプレゼント

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事