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淡い光はだんだんと光の強さを増して、酒場の中を照らし上げた。あまりの明るさに眠っていた金剛とエミリアが目を覚ます。
「……なんだ? 何だ!?」 「これは……一体……?」
当の本人は勿論それどころではなく、あふれるエネルギーに対抗するので精一杯のようだった。
「いまっす。力を押し出すような感じで、ヘルメスと。」その様子を見てヴァンプがセフィの耳元で言った。 「……へ、ヘルメスっ!!」
彼女がそう叫んだ瞬間、指先から水と光があふれて柱を作り、それはやがて前方へと滝を作った。
「…………!」凄まじい音と光が交錯し、同時に飛沫が還って来る。
目標であった樽はおろか、その後ろの壁までもが穴をあけていた。
「……ほう」
寝起きでことを全く理解できていない2人と、こんなことになるとは思いもしなかった二人が唖然としている中で、平然とヴァンプが口を開く。
「話には聞いていましたが、まさかこれほどとは……」「…………」
セフィは自分の手を不思議そうに見つめた。
「これが……あたしの力……?」「一回目でこれだけの力っす。力をコントロールできるようになればこれ以上の力がでるっすよ」
その言葉の終わりでヴェルデが怪訝そうに尋ねた。
「ヴァンプ、さっき話には聞いていたっていったよな? だがこれを扱えるのは今までいなかったんじゃなかったのか?」「……伝説っすよ。それも有名な昔話っす。」
皆が耳を傾けているようだったので、ヴァンプはそのまま話を続けた。
「……昔々、この世に天使と悪魔が、そして人間と人魚がいました。やがて人間は力を求め、人魚の持つ天槍、トライデントを奪おうと人魚に戦争をしかけ、やがて戦火は全世界に広がりました。」「それを見かねたウラノス神は、人魚側に天使アグリアスを送り、戦争を人魚に勝たせようとしました。しかし同時に人間側にも悪魔ギリアがつき、さらに戦火は激しくなるばかり。ついに人魚はトライデントを取り出し、アグリアスの力を借りて津波を起こして人間を滅ぼしました。」 「そして僅かに残った人間を見張るため、天使アグリアスは自らを削って精霊を作り出し、その精霊にアクエリアスとなずけました。」 「……こんなもんっすかね」 |
Breath Dragoon
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こんにちは、RON様。とうとうセフィも指輪を使えるようになりましたねw 光と水の力……素敵です! ヴァンプが次々と語る真実も興味深いですし、これからが楽しみです^^
2006/10/12(木) 午前 11:58
織姫サマ、コメントありがとです☆ なかなかこの先が思いつかず…… 苦戦中ですが、頑張って書きいてくのでこれからもよろしくお願いしますね♪
2006/10/12(木) 午後 10:36