Cafe 『La bussola nella vita』旧舘

紅茶、小説、HMKUについて書いてます♪ こちらは旧舘のほうでございます。詳しくはトップの記事を・…

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 こんばんわ^^ ということで、いきなりこんな題名で申し訳ない。ぶっちゃけ、今まで小説書いてた

事が信じられん位文章全般がかけません。。。。なんでなんやろ??? 最近ずっとなんもかいてなかっ

たからなんかなぁ。 謎は深まるばかりです。。。。誰か助けて〜^^;w

――仮面2――

「ね〜。ほんとアシュリー役の本条香奈子さん、すっごい演技力だったね〜」

「ほんとほんと。特に普通の人間の時とその仮面がとれて魔女の面が明るみになったときのギャップ! 

思わずぞくぞくって来ちゃったよ〜!」

「だよなぁ。しかも美人でスタイルもいい。俺マジで惚れそうになっちゃったよ!」

「え〜、残念でした〜。本条さん、実は結婚してるらしいよ〜」

「え、そうなの!? まあ確かに当然か。あんなおしとやかで、それでいて快活そうな美人、ちまたの男

どもが放っておくわけないもんなぁ」

「そゆこと♪ っじゃ、そろそろお昼でも行きますか〜」

「だな!」

 ――そんな会話が聞こえてきた。この劇の主役、本条はこういった観客の感想を舞台そでで聴くのが大

好きだった。さっきの演技の良し悪しとか、舞台の成功度が分かるし、何より次の公演の励みになるか

ら。だからいつも一人最後まで残ってみなの感想をここで聴いて回るのだ。

「本条さん、今回の劇の成功挨拶行きますよー」

「……あ、はい……」

 スタッフの人に呼ばれて、本条は小走りで楽屋のほうへ戻る。楽屋につくと、そこにはもうみな全員が

集まっていた。

「やっと今回の主役が来たよ。それじゃ、成功祝い始めようか」

「まずは監督から。どうでしたか、今日の公演」

 スタッフの人が監督へと話を向けた。みなも監督のほうへいっせいに向き直る。

「そうだな。まあ、今回の公演はおおむね成功したと言っていいだろう。ただ、各々の感情の移入の仕方

がばらばらで、誰かが浮いているようにも聞こえる。そこを今後気をつける事。役柄、と言う仮面を劇場

で被った時点で既にそいつはその物語の一人となる。なりきるのではなく、その人物そのものになるの

だ。その事を頭に叩き込んで、いつ、どのような仮面でも即座にその役になれる事が大切だ。演劇はこの

一本で終わりではないからな」

「はい」

 みながいっせいに返事をする。スタッフが次の人に話を向けた。

「はい、それじゃ次はこの話の主役、アシュリー役の本条さん。初公演でしたが、どうでしたか?」

 同様に皆の視線が一斉に本条の方に向けられる。

「え。私、ですか……? 私は……」

 何かを言っているものの、後のほうは消え入るような声で聞こえない。


「おいおい香奈子ちゃん。演劇の時とはえらいちがいだな」

 軽い冗談のつもりでエドワード役の男が言う。が、本条はさらに顔を真っ赤にして黙り込んだ。

「す、すみません……話すこ…………」

 ただでさえ小さい声がうつむいてさらに聞こえなくなる。

 そこに監督が口をはさんだ。

「まあまあ。いいじゃないか。これもさっきのお話しのいい例えだ。本条は劇中ではあのアシュリーと言

う仮面を被っている。だからあれは本条ではなく、アシュリーなんだ。そして本状の演技力が飛びぬけて

高いのも、ここの切り替えが人よりもうまいからだ。そこを皆も見習え。」

「監督、ぁ…………ございます……」

 本条が真っ赤のまま、監督に対して礼を言った。が、それも最後まで聞こえない。やれやれ、と監督が

本条に対して付け加えた。

「……とはいえ、本条。それでは他の人に何も伝わらないぞ。演技を磨くのもいいが、たまには自分自身

の演技も磨いたほうがいいとは思うぞ」

「……はぃ……」

「よし。今日はもう遅いし、肝心の本開演は明日だからな。皆明日に備えてゆっくり休む事。間違っても

飲んで潰れたりしないようにな。では解散」

「お疲れさまでしたー」

 皆それぞれの楽屋へと帰る。中には忠告を無視して飲みに行く奴もいたが、幸い本条はその誰からも声

をかけられなかった。やはり既婚者だからだろうか。

「……帰ったら家の事、しないといけないなぁ」

 そう思いながら一人、家路につくのであった。








「やばいやばい!」

 香奈子から電話があったのは7時55分。いつもの終わった時間からかけたとすれば、恐らく猶予はあと1

0分もない。

 ソファでビール片手に野球に熱中していた彼、本条和仁は呆然として部屋を見渡した。床には脱ぎ散ら

かした寝巻きや靴下。台所は昼ご飯の洗い物で埋められ、おまけに頼まれていた洗濯物は未だにベランダ

で泳いでいる。

「和仁、落ち着け、落ち着くんだ! 必ずどこかに全てをうまく収める方法があるはずだっ!」

 とりあえず、時間稼ぎに鍵をかけ、ドアチェーンをかける。普段なら彼女が帰る2分前に外しておくの

だが、(あの開けた瞬間がんっ!って言うのがいやらしい)今日はまあ忘れていたって言うことで許して

もらおう。

 それから急いで洗濯物を入れる。多少干し過ぎて冷たく湿っているが、なんとか明日の朝までには乾く

だろう。と言うか乾いてくれ。

 その後に急いで洗い物をする。幸い今日の昼はサンドイッチだったのであまり皿は出ていなかった。よ

し、なんとか間に合った――

 がんっ!

「!!」

 玄関までダッシュして鍵とチェーンを外す。ドアを開けてみるとやはり不機嫌そうな香奈子の姿があっ

た。

「香奈子、おかえ」

「なんでドア、開けてないの」

 早速にらまれる。

「い、いや……ちょっと忘れてて」

「ふぅん。まあいいけど。」

 そのまま香奈子はヒールをぬいで上がる。ほっ。なんとかうまく切り抜けれそうだ。

「ねえ、ちょっと位荷物持ってよ」

「あ、ああ、ごめんごめん。はい」

 香奈子が持っているかばんと紙袋を持つ。一足先にソファにかばんを置き、玄関にいる香奈子のスプリ

ングコートを脱がそうとする。

「もう、そこまでしなくていいから。……今日なんかあったの?」

 まずい。怪訝そうな顔で見られてる。

「い、いいやいや、別になにも!」

「……ふうん」

 そのまま香奈子はソファへと倒れこむ。よっぽど疲れてたの……かな?

 そのまま瞼が落ちるか……と思われたが違った。

「ねえ。ビールは?」

「は?」

「ビール」

 しまった。今日さっき飲んじゃったんだ。

「まさかあんた、私のビール飲んだんじゃないでしょうね!?」

「…………」

 はぁ、と香奈子が溜め息をつく。

「じゃ、買ってきて」

「は?」

は? 今なんとおっしゃいましたか。

「は、じゃなくて。ビール買って来て」

「い、いや、でも今日はもう時間も」

「買ってこい」

「……はい」

 諦めて財布を持って玄関へと出る。

「ついでにつまみと焼酎もねー」

「……はぁ」

 深く、深く溜め息をつく。

「返事は!?」

「あ、はいぃ!」

 これ以上何も言われないように外へと飛び出した。後ろのドアがしまった瞬間、ガチャンと思いっきり

鍵が閉まる音とチェーンがかかる音が。

「…………」

「……はぁ」

 まさかあの彼女が、人前では声も出せないような彼女が、結婚を境にこれだけ変わってしまうとは。恐

らく自分以外はこの真実を知らないだろう。最近の俺は、彼女のどこまでが仮面を被った「役柄」で、どこ

からが彼女の「本心」なのか、分からなくなってきつつある。

……できれば、今の「香奈子」が「仮面」のほうであって欲しい。俺は切にそう願う。




あとがき

 ……いかがでしたでしょうか。私たちは日常生活中でさまざまな「仮面」を被って生活していると思います。でも、これって、どれが本当の「仮面を被ってない本当の私」になるんでしょうね。案外、難しい問題だと思いますよ。もしお時間がおありでしたら、一度考えて見てください。
 最後になりましたが、ばっどさま、いつも楽しいお題や連絡頭有り難うございます。お忙しそうですのに、本当に感謝感謝です^^そして皆様、これからもよろしくお願いしますね

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――仮面1――

 ばっどさまの第5回、ついについに来ましたよ! 今回のテーマは「仮面」です。

 では早速行きましょうか!




「ああ、父上! どうして反対なさるのですか!」

 割と高めの男の声が、ホール上の建物に響きわたる。謁見の間に座っている国王らしき人物がその男の

問いに答えた。

「きまっとるであろう! そやつは魔女じゃ! 結婚したら最後、わしらの生き血を残らずすするような

女との結婚を、わしが許すはず無かろう!」

「父上! そのような言い方はおやめください! 私は、彼女がたとえ魔女だろうと、心の底から愛して

いるのです! 今更どう言われようと、この心のたぎりを消すことなどできません!」

 二人が言葉でもめる間に、一人の紅いドレスをまとった美女がたたずんでいる。

「…………」

「いかん! いかんと言ったらいかんのじゃ!」

 不意に、その美女が口を開いた。

「……もう、いいのよエドワード。」

「!? 何を言っているんだアシュリー! 二人で……二人で一緒に式を挙げようって、そう誓いあった

じゃないかっ!」

 精一杯の口調で、エドワードはアシュリーに語りかける。が、彼女の表情はすぐれる事はなかった。

「……でも、もう私、あなたがこれ以上傷づくのを見ていられないの……」

 そういって、アシュリーは国王のほうへと向き直った。

「お父さま。このたびはたいへんなご無礼、申し訳ありませんでした。私はもう、故郷へと、帰ります。

二度とあなたの土地を踏むような事は致しません」

 深深と、頭を下げる。

「アシュリー!」

「よかろう。ふん、魔女でもそれなりの礼儀心はあるようじゃの。本来ならここで火あぶりの刑に処すつ

もりだったのじゃが、気が変わった。もう帰って良いぞ」

「父上!! なんて事を!」

「いいのです、エドワード。やはり、私たち人間と魔女は、互いに相容れぬ存在……。仕方のない事、な

のでしょう。」

 魔女は体を翻し、謁見の間の出口へと体を向けた。彼女が身にまとっている紅いドレスがぶれて、まる

で鮮血のように見える。風を切るような音がした。

 そして、それは見間違いではなかった。

 彼女の体がゆっくりと地面に沈む。エドワードには何が起きたのか見当もつかなかった。

「アシュリー!!」

 エドワードは急いでかけより、アシュリーの体を抱き起こす。

「アシュリー、アシュリー! お願いだ、目を開けてくれ! もう一度、私の名を呼んでくれ……!」

くくく、と気味の悪い笑い声が響き渡る。そちらを見ると、国王が自動弓を抱えて笑っていた。

「……火あぶりはやめて、弓で打ち殺すことにした。そのほうがより他の魔女へのみせしめとなるであろ

うて」

 エドワードはその言葉を聴いた瞬間、はじけたように体を起こし、国王へ向き直った。

「父上、私はあなたを許さない!!」

 エドワードが腰の刀を抜き、床を蹴って父親へ斬りかかる。同時にエドワードの左胸に激痛が走った。

「かはっ」

 あまりの痛みに眩暈がし、エドワードは床に片膝をついた。

「おまえも哀れよのう。おまえ自身に罪は無いが、今となってはちと邪魔なのでの。怨むなら出来の良か

った次男、この王国の時期国王を怨むのじゃな」

 国王がエドワードに向かって満面の笑みを浮かべた。

「く、くそう……。アシュリー、すま……ない」

 意識が朦朧とし、そのままエドワードは床に倒れこむ。床についている左頬が妙に生温かい。

「では、エドワードよ。お別れだ」

 国王は自動弓に矢をつがえ、エドワードの頭を狙う。国王のその顔は、狂気の笑みで満ち満ちていた。

「ふ、ふふ、ふははぁ!!! やった、やったぞ! これでわしの永……えんの……」

とてつもないオーラに気付き、国王が振り返る。その目線の先には右胸に矢の刺さった女がいた。さっ

き、自分がこの手で殺めたはずの、あの女が。

「き、貴様……! なんで」

 そこまで言うと同時に、国王が後ろへ吹き飛んだ。

「ま、待て……! わしが悪かった! 何でも、何でもするから命だけは……」

 ゆっくりと、煙の中を足音だけが近づいてくる。

「頼む! なんでも好きな物を与える!だからわしのいの」

「欲しいのは貴様の命だ」

「そう! 命でもなんでも……え?」

「有り難く、頂戴する……」

 国王の断末魔が響き、そして静かに、何も聞こえなくなった。

 

 数刻の後、辺りが暗くなり、ブザーがなる。そして頭上から真紅の布が下りてきた。

「え〜、皆様いかがでしたでしょうか。この春公開のエルディニア国の波乱劇! 是非是非劇場のほうに

も足を運んで見てください。なお、当先行上映会の――」

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