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逃亡と袖の下
先日、久しぶりに公的機関に勤める中国人友人と食事をした。
その日のために、
一週間前から予定の確認をとったり、食事場所の選択をしていた。
当日、タクシーで向かっている途中、
携帯が鳴ったので出ると、友人からだった。
「もう着いて個室で待っているよ」と。
いつもは僕より早く着いていたためしがないのに今日に限って早い。
電話を切ってから2分後に着いて個室に入っていった。
「切ったばかりなのに・・」と言いたそうに怪訝な顔をして見ていた。
そんな顔を横目にそそくさと席についた。
この店は、和洋中の料理が楽しめる。
友人に紹介したくてここにした訳。
でも、
彼らは、結構色々な飲食店を知っているので味にはうるさいし、
雰囲気にも重点をおいているので、なかなか難しい連中なのだ。
いよいよオーダーの段となって、
各自がメニュー片手に一つ一つ店員にオーダーし、
一通り終わったところで結構な料理の数になった。
未知の味を想像しながら選んだ料理を私見を交えて話し合っていた。
料理の前に取り合えずということで、生ビールを頼んだ。
数を言おうとしたら、突然、一人が飲まないと言うではないか。
「えっ?どうして?」と聞くと、
「酒は飲まないことにした」
思わず、
「ウソだろう?」「どうして?」「前回はジョッキで5杯は飲んだじゃない!」
立て続けに質問ぜめした。
その答えは返っては来なかった。
「まっ、いいか」ってな感じでそのままにしておいた。
生ビール3杯とコーラに枝豆が運ばれてきたところで、
カンパイとなった。
運ばれてくる料理一つ一つを興味津々に箸をつけ、
料理評論家バリの口舌をぶちあげながら、
モクモクと食べてはカンパイの繰り返し。
いっとき腹の満足感を得た時点で、
いよいよ情報交換の話が始まった。
その中の一つで交通取締りの時の話があった。
今、大連では、ますます厳しさを増してきたのは、飲酒運転。
先月の事、
彼は、部下からの報告を受けた時、こんな日本人がいるのかと驚いたそうだ。
それと言うのは、
飲酒運転を一台一台止めて取り締まっていた時、
その部下が一台の黒塗りの車を止めて免許証の提示を求めたところ、
いきなりドアを開けて走って逃げたというのだ。
50メートルぐらい追いかけた所でとっ捕まえたそうだ。
そのあと、取調べをするうちに、
日本人・無免許・飲酒運転・・・
人材派遣会社社長のA
こういう輩が大連でビジネスをすることは、
断じて許さん!!
次は中国人に忠告する。
日本へ観光旅行する中国人は年を越すごとに増えている。
日本にとっては本当に有り難いことである。
旅行で日本へ行ける中国人のほとんどが高所得者である。
そんな彼らが日本で何か問題を起こして警察ざたになった場合、
彼らが真っ先に取る手段は、
やはり、
やっぱり、
警察官に <袖の下>
この行為は、
日本では犯罪であるから逮捕・拘留されてしまうから要注意!
中国の悪習慣が、
日本でも通用すると勘違いしている中国人もいると言う。
どちらにしても、
その国のことを理解した上で、
行動に移すことが大事だと思う。
甘く見ちゃイカンヨ!!
全員の情報交換も終わり、帰るため店先でタクシーを拾おうとしていると、
例の今夜酒を一滴も口にしなかった彼が傍に来て、「送って行きますよ」と言う。
「えっ?!」と言いながら彼が歩いて行く方向見ると、
黒塗りの車のドアを開けているところだった。
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