2008年1月
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」
日本有数の豪雪地帯である新潟を舞台とした川端康成の雪国の一節である。
ここは新潟県十日町市にある“松代駅”
汽車を降りると、この日も新潟は雪が降っていた。
車に乗ること約1時間ほどの道のり
曲がりくねった山道を抜けていくと、少しずつ空も明るさを取り戻してきた。
少し道が開け、前方に見えるのは、久しぶりの人工物
道の両側からは、除雪された雪が覆いかぶさるように迫ってくるのだが
これでも例年よりも格段に雪が少ないのだそうだ。
厳しい雪と戦う北国では、雪が少ない日は雪下ろしなどの重労働から開放される
しかし、それが必ずしも豊かさと“=”になるとは限らないのである。
松之山温泉
ついにやってきた松之山温泉
山深い中に位置するこの温泉は
“日本三大薬湯”の一つに数えられる歴史ある温泉でもあるのだが
十数軒の宿とその間に位置するように店を構える飲食店があるのみという
とてもこじんまりとした温泉街
この街並みをみると、ここが日本三大○○だなんて思えないだろう。
しかし、それがいい
日本三大薬湯、残りの二つはどこなのかといえば
とどちらも日本を代表する名湯の一つ
その二つに比べれば、ちょっとマイナーな感じはぬぐえない
実際に入ってみた
色は少し白みがかっているが、透明に近く
匂いも・・・・・なんと表現したらいいのか、硫黄臭とは違うのだが、少し臭い感じ
どの辺が日本有数の薬湯の所以なのか悩んでいたのだが
長時間入ろうとすると、なんとも力強い湯のプレッシャーに負けてしまう
成分としては、ホウ酸含有量が日本一なのだそうで、
約1000万年前の化石海水が地圧によって湧き出してくるのだという。
その薬効の高さから
日本三大薬湯の一つに数えられるようになったのだそうです。
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