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Gallery Project-PACINO
歴史、映画、自作の再現動画などを中心に綴る、手記風の趣味ブログ。

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今回からはストーリー順に振り返っていこうかと思う。
余談だが、製作後記を書いていて、映画のDVDによく収録されている解説ムービー風の動画でも作ろうかなどと思ってしまった。
千早が身振り手振り交えながらアメリカ人風に
「いや、本当につらかったよ。にらみっぱなしだったんでね、眼が痛いんだ」とか。

 
 
 
【プロローグ】
冒頭の川中島合戦の背景の解説。
BGMは、まんが日本史でもお馴染みの曲のひとつ。筆者は「行軍のテーマ」と勝手に呼んでいる。
製作開始当初は、前回触れたように「川中島のその後」「エンディング」と同じく構想にはなかったが、歴史に詳しくない人が見ても楽しめるようにしようと思い、川中島合戦の経緯を簡単に説明するオープニングを作ることにした。
そして、「じゃあ行軍のテーマをオープニングにするか!」とすぐにひらめいたわけだ。
マップは完全自作の画像で、フリーペイントツールのPixiaを使用。
緑の山岳部の描画が、完成を急いでいてほぼベタ塗りで手抜きっぽくなったが、さほど違和感はないので妥協した。

 
当初、このシーンでもMMDを使用した一枚絵の画像を使用するつもりだった。
例えば、「山本勘助役の秋月律子が雪歩信玄に啄木鳥戦法を進言しているシーン」とか、「夕刻に後姿の千早謙信が妻女山から上る炊事の煙を見ているシーン」とか。

 
秋月律子 : メガネのその風貌どおり、普段は冷静な頭脳派の765プロ所属のアイドル。ちなみにアイドルマスター2ではアイドルを引退してプロデューサー業に就いている。
 
なぜカットしたかと言えば、「信玄・謙信の配役を合戦中の登場シーンまで秘密にしておこう」と思ったからである。
特に雪歩信玄はどう見てもミスマッチなのでインパクトがあるだろうから、ここで一枚絵で中途半端に出すより効果的だ。
とはいっても、動画のサムネイルの一騎打ちシーンで配役はバレているわけだが(笑)。

 
また、山本勘助の登場シーンがなくなったため、同時に律子勘助という正式な設定もお蔵入りになったが、その名残として律子を合戦中戦死させることで、実際に作戦を看破された責任を取る形で討ち死にした山本勘助とダブらせている。
イメージ 3
山本勘助。近年まで架空の人物と思われていた。
 
 
【「信州・川中島」夜明けのシーン】
記念すべき、製作開始第一歩のシーン。このシーンから製作がスタートした。
背景モデル名は、フレスベルク氏作の「リベルニア公国」。
大変広大かつ高クオリティな背景モデルで、今回の作中には当然映らないようにしているが、中世ヨーロッパ風の城郭、市街地、家屋も付いており、歴史的な動画作成にはもってこいの素材だ。
だだっ広い平地にごつごつとした切り立った岩山風の山並みはさすがにヨーロッパ風で、日本の風景とは違うが、それを言うのは贅沢というものだ。テクスチュアがきめ細かくて素晴らしい。
ちなみに過去作品の「木曽義仲の最期」も、この背景を使用している
さしずめ、765プロの歴史ドラマ収録の定番ロケ地となった、というところか。

 
未明の闇の斜面に林立する足軽のポーズを一人一人設定し、槍や旗指物を持たせるのは大変面倒だった。
製作開始からこれでは滅入るので、足軽の立ち位置のみを設定して、ポーズなどの細かい設定はおいおい少しずつやっていくことにした。
余談だが、この冒頭の足軽群の中に初音ミクが紛れ込んでいる。興味のある方は探してみてください。
どうやらニコニコ動画でも気づいた人は居なかった様子。まあ、さすがにアップロード後の画質では無理か・・・。
 
 
会話を交わすモブの足軽コンビは鏡音リン&レン
いかにも気心知れた相棒同士という風情がぴったりだ。
今回、Vocaloidのキャラクターも登場させているが、いずれもエキストラ役扱いにとどめている。
一人はある意味目立っているが(笑)。

 
そして、堂々と床机(和風の椅子アクセサリーで代用)に、愛用のスコップ軍配片手に鎮座する雪歩信玄登場。
彼女には似つかわしくない、泰然自若とした威厳溢れる容姿である。
まぁ、この後すぐに地が出るのだが。
 
イメージ 2
 
 
周囲を固める旗本たち。
菊地真(運動神経がよく、雪歩とも仲がよいのでボディーガード役のイメージで。史実の「菊池槍」からキクチつながりで、槍の名人という設定にした。得物は十文字槍)
水谷絵理(アイドルマスターシリーズのキャラだが、765プロではなく他事務所の876プロ所属。頭脳派の側近というイメージでの配役)
双海真美(特に理由はなくフィーリングだが、双海姉妹は脇役がはまっているような気がしてのチョイス)

 
背後にはアイドルマスターではお馴染みの雪歩の台詞「ミスミスミスタードリドリラー」の文言入りの陣幕である。
これは「萩原雪歩」というキャラを強調する為の短いキャッチフレーズということで採用した小ネタである。当然受け狙いだが(笑)。
もちろん、きちんと信玄のトレードマーク「風林火山」の黒旗も立てることも忘れない。
なお、旗の立っている位置、本数が原作とは異なっているが、これは「ミスミスミスター〜」の文字が手前、奥の幕ともに同じ字が隠れて何が書いてあるのか分からなくなってしまわないようにするためのアレンジである。
 
 
かつてのNHK大河ドラマ「武田信玄」(主役:中井貴一)で、出陣前に必ず大広間で信玄以下重臣一同が、武田家家宝の旗と大鎧に向かって、
御旗楯無!ご照覧あれ!」
と唱和する史実どおりのシーンがあったが、あれの代わりに、
「ミスミスミスター、ドリドリラー!」
と雪歩信玄たちが叫んでいる場面を想像してしまった。
 
 
渋い中年男性声で「あの音は?」と雪歩信玄がいぶかると、兵士達もざわめき始める。
具足姿の足軽たちの中に、ラフな現代風服装のリン&レン、亞北ネルが自然に紛れ込んでいるのが、我ながら内心少しおかしかった。
このシーンもそうだが、多数いる足軽達のポーズを一々設定するのが本当に辛気臭かった。
手を抜かないとやってられないので、このシーンの足軽は目立つ部分を除いて、ほとんど同じポーズでお茶を濁している。
そもそも、原作のほうでもそういう感じなので、ここでは一々ポーズを忠実に再現することはしていない。
その代わり、レンに少しずつ姿勢・表情を変化させたり(呆然と見とれて姿勢が弛緩する様)、リンに首を傾げさせたり(疑念の表現)、ネルに瞬きをさせたり(シチュエーションにアクセントをつける効果)というアレンジ部分に注力した。
イメージ 1
 
【続く】
 
◇◆◇
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