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Gallery Project-PACINO
歴史、映画、自作の再現動画などを中心に綴る、手記風の趣味ブログ。

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今回は一騎打ちシーン直前から、一騎打ち直後までをちょっとしたコラムも交え、書きとめて行こうと思う。
(動画の3:00〜4:04あたりまで)
 
 

史実の川中島〜一騎打ちについて
 
川中島の戦いのハイライト・信玄と謙信の一騎打ち。
時刻は正午前だとされている。大体11時頃だろうか。
武田信繁、山本勘助など幹部にまで戦死者が出て、応戦に追われて手薄になっていた武田本陣の隙を突き、愛馬・放生月毛(ほうしょうつきげ)に跨った謙信が単騎突入、信玄に斬りかかったといわれる有名なシーンだ。
もう定説だが、後世の江戸時代以降の創作により広まったもので、一騎打ちは実際はなかったという説が強い。
ただ、謙信の影武者を努めていたとされる荒川長実が信玄に斬りかかったという説もあり、これが謙信の単騎斬り込みに変化して流布したのではないかともいわれている。(長実自身はこの戦いで戦死)
 
 
一騎打ちは、騎馬の謙信の太刀を、刀を抜く間のなかった信玄が床机に座ったまま軍配で受け止めたという描写が一般的だ。(岩国歴史美術館蔵「川中島合戦図屏風」・下)
 
イメージ 1

 

 
しかし、米沢本川中島合戦図屏風(下)の描写のように、両者とも騎乗した状態で切り結んだという説もある。
中学生時代に見た映画「天と地と」でも、騎馬の両者が激しく渡り合う描写になっていて、新鮮に感じたのを覚えている。
イメージ 2
 
 
「なかった」といわれるこの信玄・謙信の一騎打ちだが、ニコニコ動画で頂いたコメントにもあったが、「一騎打ちはあった」と考えたほうがロマンはある。
史上稀に見る大混戦となった戦闘だ。あってもおかしくはないだろう。
 
 
 
動画解説

【御館様、お許しを・・・!】
山本勘助役という設定にしている秋月律子が、星井美希(覚醒版)の槍を受け、戦死。
啄木鳥戦法失敗の責任を感じて突撃し、散ったという設定だ。
これまでひたすら寝ていた美希がここで覚醒して奮戦するのは、原作「アイドルマスター」での美希の覚醒の設定と、律子・美希の微妙な関係を小ネタとして導入しようと思った為だ。
 
※覚醒美希・・・原作で、ゲームの進行によってそれまでぐうたらだった美希が態度を改め、同時に容姿が変化した状態をさす。髪型が金髪のロングから茶色のショートに変わる
 
余談だが、この場面での律子の表情と、音声の「オアーッ!」という断末魔の叫びがマッチしていて妙に笑える。

 
【信玄!覚悟ォォッ!】
水溜りを駆ける騎馬は放生月毛。(3:00)
馬上は上杉政虎(如月千早)その人だ。
このシーンも秋月涼の戦死シーンと同じ水面エフェクトを使用していて重く、別撮りとなった。
また、跳ね上がる水飛沫を、一つ一つ馬の足元に設置するのはなかなか面倒だった。
 
 
鋭い千早政虎の視線の先には、両手を口元にやって驚愕の表情の雪歩信玄。
この千早の疾走シーン。
実際はそれなりのスピードで走っているのだが、カメラが被写体の千早に固定のうえ、背景が遠くに映っていてあまり動かない為、いまいちスピード感を表現しきれなかったのが少し心残りだ。
そこでやむを得ず、集中線エフェクト(千早の周囲の黒っぽい放射状の線)を使用して、疾走感を表現した。
マンガ的な表現になるので、あまりやりたくなかったが・・・。

 
イメージ 3
 
「信玄!覚悟ォォォッ!!」
ぶつかり合う千早の備前小豆長光と、雪歩のスコップ軍配(笑)。
過去記事で書き忘れたが、このスコップ軍配は、既存のスコップのモデルを自力で改造して急造した物である。
返す返すも、軍配の3Dモデルが存在しないのが残念だ。
このシーンはとことんシリアスにしたかった。
しかし、それを除けば、カメラワーク、モデルのポーズ、画面のぼかし具合など、ほぼ満足いく仕上げになったと思う。自画自賛だが・・・。
敢えていうなら、背景の黄色っぽい火炎のようなエフェクトをもう少し赤っぽくしてもよかったか。
ちなみに雪歩が><の表情で顔を背けているのは、もちろん彼女のキャラクターを表現する為のアレンジだ。
 
 
旗本の一人(双海亜美)が槍で放生月毛の尻を引っぱたく。(3:19)
ここでの、馬が驚いて伸び上がるモーションは当初、「いかにも面倒そうだな・・・」と思ってなかなか手をつけなかった。しかし、いざ手をつけてみるとさほどでもなかった。
適当に馬の姿勢を伸び上がっている形に変化させ、他の走行モーションでの脚のポーズをコピーして貼り付け、後は微調整する・・・という感じだった。これでも分からない人には全く何のことだか分からないと思うが・・・。

 
で、このシーン(というよりも原作のまんが日本史での描写そのもの)だが、ツッコミどころがある。
謙信が突入してくる直前まで信玄の周囲に旗本が控えていたのに、なぜやすやすと謙信が斬りかかれたのか。
まあ、騎兵の全力での突進は相当なものらしいので、おそらく旗本達も思わずひるんで逃げたのだろう。
それに、槍で叩いた旗本だが、なぜ謙信本人を攻撃しなかったのか。もしくは馬をただ叩くだけでなく、負傷させて謙信の落馬を狙わなかったのか。
軍神に恐れをなして、あれが精一杯だったのだろうか。
虚構(といわれている)エピソードの、しかもアニメに突っ込むのも野暮だが(笑)。
 
 
風のように去っていく千早政虎。
野太い「おのれ謙信め・・・」の声とは裏腹に、やはりビビりポーズの雪歩信玄。
 
 
 
そろそろ執筆ペースを戻して完結させたいところだ。
今週末には次回を書き、エピローグはスピーディーにまとめて行きたい。
史実コラムが入ればまた長くなると思うが・・・。
本日はこれまで。
 
 
◇◆◇
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    久しぶりの更新ですね^ ^
    歴史ってロマンがありますよね

    [ ヤドヴィガ先生 ]

    2013/6/26(水) 午前 1:10

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    遅くなりましたが、更新です(笑)
    ロマンといえばやはり想像、ですかね。
    「あれがもし、こうだったら・・・」というifを想像するのが醍醐味ですからね。

    [ Pacino Approach ]

    2013/6/26(水) 午後 10:20

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    ですよね
    もしどちらかが勝ってたら、歴史が大きく変わってたんでしょうかね

    [ ヤドヴィガ先生 ]

    2013/6/27(木) 午後 5:56

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    万が一そうだとしても、大勢に影響はないかもしれませんね。
    信玄は地方に独自勢力を築く割拠志向が強くて、天下統一の野心はさほどなかったようだし。どちらかというと謙信のほうが天下へ関心が強かったようですが、それも幕府や朝廷を守り立てていこうというスタンスだから。
    「信長・秀吉の統一事業に影響が出そう」という意味では変化はあるかもしれませんね。

    [ Pacino Approach ]

    2013/6/27(木) 午後 9:42

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