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仕事のために札幌を訪れた。
大学を変わってもうすぐ4年になる。
住み慣れた札幌を離れて、誰も知己の居ない土地に引っ越した。
研究のためにしばしば訪れる札幌の街は、来る度に装いを少しずつ変えていた。
でもそんなことはどうでもいいんだ。
札幌の空気はほかの街とは特別違う。
そこには張り詰めて澄んだ空気と、
気のいい人々と、そして文化の香りがある。
僕は夜の街に出た。
刺すような寒さが躰を強張らせる。
夢遊病患者のように街を彷徨する。
ホワイトイルミネーションに照らされた人並みを。
ミュンヘン祭りの華やかな賑わい。
恋人たちの会話。
僕は夢中でカメラのシャッターを切った。
僕がここに置き忘れてきた記憶を取り戻すように。
どうして僕はここを出て行ってしまったのだろう?
どうして僕はここに居られなかったのだろう?
後悔はしたくないと思っていた。
でも後悔の気持ちしか今は感じない。
僕は繰り返しシャッターを切った。
取り返しのつかない自分の過去を押しつぶすように。
君は僕についてきてくれた。
でも、君と手をつないでこの街をもう一度歩けるだろうか?
不安で、不安でいっぱいなんだ。
僕は、この先、この気持を持ち続けて生きていけるのだろうか?
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旅行記
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帰国の旅程は、 |
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さて、無事にキールには着きました。 |
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何とかドレスデンにたどり着き、 |
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アクシデント発生!! |


