毎日が相分離(涙)

雑用に負けずがんばります。

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空鳴り

先週の日曜日(6/2)は久しぶりに家の庭を一日中いじってました。
東北もだいぶ暖かくなり、植物を植えるのに適した気候になってきました。
トマトやナス、バジルなどの夏野菜を植え、
以前に収穫したときのとても甘いトマトの味を想像しながら草取りに精を出しました。

気になったのは朝から一日中、「ドーン!」というような音が鳴っていたことです。
外で遊んでいた隣の子供達や、家族もあまり気にしていなかったのですが、
頭の中を揺さぶられるような、空気の振動というか・・・そういうのが夕方まで続いていました。
いわゆる「空鳴り」という様な感じで、晴れているのに雷が鳴っている様な雰囲気でした。

でも、あんまりみんな気にしていなかったので、
逆に何だろうと気になっています。

夕方頃近くのホーマックに苗を買いに行った際も、
外の売り場の天井が振動している位だったのですが・・・。

夕方頃にはそれもおさまり、静かな夜を迎えました。

因果関係がはっきりしないので、論理的根拠は全く無いですが、
折しも台湾で巨大地震が起こったのを考えると、ちょっと不気味な気もしています。

我ながら非科学的だなー。

でも、化学者だからと言って、生物の感覚までは否定できないし、
まだ「意識」というモノについて明確な理論も無いですから、
いろいろ考えなければいけないことがまだまだあるな、と思います。

こういうのが、説明できる日が来るんだろうか?
アメリカやヨーロッパで始まるブレインプロジェクト等に期待しています。
相変わらず日本は個々の研究者はがんばっているのに、
科学技術政策がチンプで辟易しますが・・・。


1ドル101円まで行ったそうで、いまのところ円安政策は当たっているように思いますが、
その影響がどのように出てくるのか気になるところです。

折しも各企業の決算結果が公表され、大きく明暗が分かれている様です。

大学人としては、企業や社会の経済状況は企業との共同研究などの研究開発費や、
学生の就職などに如実に影響が現れてきますので、
今時無関心では居られません。

明暗が分かれているのは就職活動をしている学生も同じ。

研究に日頃から打ち込んで成果を出している学生は、
なんだかんだ言って、すぐに決まるモノです。

実際自分のグループのM2の学生さんは内定を3つも取って、
一番行きたいと言っていた企業に4月中に決まりました。
そういう学生さんは、自分のやっている研究の意義や、
自分の価値を十分判っています。
それだけ自分と社会を相対化し、客観視出来る視点が出来ているからです。
こういう視点は、大体人前で話すことでしか成長しません。

一方、研究にも本気になれず、適当に過ごしてきた学生は悲惨です。
社会は厳しいんですよ、と、まず誰か言ってやってほしい。
一人よがりで、自分の主張はするくせに周りの話は聞かない。
研究に集中出来ない子は、大体こういう学生に育っていきます。

成果の出し方を知っているのが大事なのです。
人間、完璧な人は居ないので、どこかでミスもしますし、
一人で出来ない事もあるでしょう。

だから、世の中はチームで動くのです。

一人で出来ない事が、他の人には出来るかもしれない。
他の人に出来ない事が、自分なら出来るかも知れない。

自分の本分を見極めている事が大事です。

成果は人が評価して決めるモノです。
だから、マーケティングやニーズを見つける事が大事です。
そこから物事は動いていくんだと思います。

また、人は技術に感動してモノを買うんじゃありません。
感動出来るモノにお金を払うのです。
技術は見える必要は無いんですよ。

業績の良い企業と、悪い企業。
本当のチームが居て、感動出来るモノを作っている企業と、
形だけのチームで、技術力だけをアピールする企業では、
当然差が出てくるでしょうね。




年代の話

今週は実験と研究打合せで過ぎました。

実験では新しい発見があり、次のネタになりそうな芽が出てきて、
こういう瞬間を味わうために、研究者になったんだよな、と改めて思いました。
やはり時間が無くても、実験室に居る時間は出来るだけ確保したい物です。

研究打合せでは新しいプロジェクトを立ち上げようと議論をしてきました。
昨今は分野が細分化している性もあり、一人で研究を完遂することはとても難しく、
相互に協力し合って成果を出さなければ生き残れない時代です。
結果として共同研究が増え、打合せの回数も増えるのですが、
異分野の研究者(もちろん一流の人に限りますが)との連携は非常に刺激的で、楽しいものです。

こういう共同研究をしていると、お互い研究者のセーフティネットというか、
どこかでつまずいてもお互いが助け合う気概の様なものが産まれてきます。
そういう雰囲気が特に30代〜40代の研究者にはあるような気がします。

これはそれだけ苦しい時代であることの反映でもあるのでしょうが、
お互いにそれだけの価値がある、と思っているから、そういう気持ちになるのでしょう。

ところが、今の50代〜60代前半には、あまりそういう雰囲気はありません。
自分一人でふんぞり返っている人が多い気がします。
それでいて、仕事は手下の貢ぎ物や、二番煎じの仕事ばかりなど、
研究者としての姿勢を疑う人が多いのです。

せめて少しは若手の支援をするなり、担がれてくれても良いのに、
めんどくさくなるとすぐに逃げてしまう・・・。
これはバブル期に全盛時代を迎えた人たちだからでしょうか。

その年代の人たち全てがそうだとは言いませんが、
そういう人たちの言葉は非常に軽く、
そして将来に対して無責任なことが多い様な気がします。

先日某50前後の教授が、
「日本も中国・韓国の様に勝てるところで勝負しなければダメだ」ということを言っていました。
この発想では今の中国・韓国に負けるのは当たり前でしょう。
日本は文明開化以来、欧米と競ってきたはずです。
そして欧米化した結果、歴史が短いながらもScienceを議論できる国になったはずなのです。

それを今更アジアの一部に戻ることは出来ませんし、
そうなったら中国に勝つ見込みはありません。
アジアでの中国の存在感は歴史的に見ても圧倒的です。

中国・韓国と同じ土俵で戦って勝てるほど、
彼らは甘くないでしょう。
実際同じ土俵に乗って負け続けている日本の企業は多いと思います。
これは科学の世界でも同じではないでしょうか?

せめて僕らの世代だけでも、ドラッカーの言うイノベーションを起こして、
もっと頭を使って生き残っていかなければ・・・。




独創性(1)

釜山の研究会に弾丸ツアーで参加したので、そのときの雑感を。

まず感じたのは、アメリカ帰りの教授がほとんどだということ。

英語でのコミュニケーションは問題無いし、
アメリカ的な、よく言えば社会還元、悪く言えば即物主義的な研究をしている。
また、選択と集中を行ってそういう研究テーマにお金が付いている現状が伺える。
従って教授陣はすごくアグレッシブ。

一方で学生さんは英語でのコミュニケーションは厳しいし、
何となく、モチベーションが高くない印象を持った。

結局インドから韓国に来ている学生さんとはよく話したけど、
韓国人の学生さんは積極性という点でも、何となく、日本の学生さんと同じ雰囲気を感じた。
まだ日本の学生さんの方が、積極的だったかもしれない。

しかし、まんまアメリカで習得してきた技術をそのまま継続していて、
研究者としての独創性を担保するのは難しいのだなと思う。

独創性・・・これはまた議論したいと思います。



事故にあった猫

とある用事で職場に休日出勤しました。

子供と奥さんはバスケの試合を見に行くとかで、
ドタバタと出て行きましたが、
私の方はいつもよりゆっくりと準備が出来ました。

通勤はいつもバスか自転車でしていますが、
今日は天気も良いので自転車で30分ほどかけて、
ラッシュのない土曜の朝を駆け抜けてきました。

予定では、朝からさわやかな一日がはじまると思っていました。

しかし、それは家をでて早々に打ち砕かれました。

それは家を出て、しばらく岡を越える登り道にさしかかったところでした。

犬の散歩をしているおじさんがぼうっと一点を見つめて立っていました。

その視線の先には、何か茶色いものが落ちており、灰色の猫が1匹、
そのそばでたたずんでいます。

近づいていくと、茶色ものは車にひかれた虎柄の猫の死体でした。

よく見ると、道路一面に猫の血が飛び散っており、
猫の死体は無惨に内臓が飛び出し、また、両目の眼球がとも顔から飛び出し、
視神経の糸で顔とつながっている状態でした。

さわやかな朝は一瞬でホラー映画の光景に変わりました。

とても見られるモノではないので、早々にその場は立ち去りました。

しかし、あれだけひどい状態だと、
轢いた車の方にもかなり返り血が着いているのではないかと思うのですが、
そのあたりに該当する車は見あたりませんでした。

一つ興味深かったのは、そばにたたずんでいたもう一匹の猫です。
完全に死んでいるのは見て分かるのに、
押してみたり、なめてみたり、まるで反応を確かめているような行動をしていました。

私は化学者なので、動物の行動様式は分かりませんが、
まるで、死を悼む友人のような行動に、少々不可解なものを感じました。

あの後、あの猫はどうなったんだろうか・・・。


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