無題
リバイアサンの悲劇(徳の起源 第12章より)
リバイアサンの悲劇
ハーディンが残した遺産は、政府による強制の回復であった。これはまさにホッブズ派の勝利である。ホッブズは人民を強力に導くことのできる唯一の制度として専制君主制を擁護した。武力の後ろ盾なき契約は、ただの言葉にすぎず、人に保証を与える力はまったくない」と彼は書いている。一九七〇年代には、共有地の悲劇―現実のものにしろ、架空のものにしろ―のたった一つの解決法は、国有化であると考えられていた。共同所有がハーディンの理論によって非効率的であると非難されたことは、各国政府にとって国有化を進める格好の口実となった。一九七三年にある経済学者が悲しげに述べたように、「共有地の悲劇を回避するには、リバイアサン(旧約聖書ヨブ記に出てくる巨大な水生動物の名)の助けを借りるという悲劇的な方法しかないであろう」
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