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オーガニックとかロハスとかエコとか。
そんな事を謳った商品が増えてきた。
自然由来だからアレルギーが出ない?身体に良い?健康的?
「なんとなく」良さそうだという事は理解が出来る。
しかし、なにを根拠にそれを言っているのだろうか。
元を正せば、大体のものは自然を加工することによって出来た物質である。
人間が無理やりに作り出した、完全に自然に由来しないものなんてそうそう有るわけではない。 上げるならば、非常に不安定で存在すら危うい新原子や粒子などはそうかもしれないが…。
確かに、中には石綿(アスベスト)や食品添加物、抗生物質のように、本来ならそこにあるべき物ではないせいで引き起こされた健康被害や災害はある。
しかし、それは天然由来も同じ。
形を変える、その地域にないものを持ってくる、抽出して濃くする、違うものと組み合わせる…
人の手に一度渡れば、「天然由来」という謳い文句とともにどんな加工品でも天然になり得る。 また、天然のものであるから良い、病気にならない、アレルギーが起きないなんて事は単なる幻想でしかない。 日光を浴びれば、人の細胞は害される。
風は体力を消耗させ、地には人を攻撃する細菌が住む。 水のアレルギー、木のアレルギーもある。 食物アレルギーは、どんな「天然」の物でもおこり得る。 結局は、人の造りだしたものも、元々そこにある天然の物も、さほど変わりはない。 問題なのは、使い手の使い方。 毒にも薬にも、という言葉が表す通り、それ自体が悪いもの良いものなんてそうそう存在するハズもない。
人工物に依存し、それだけで暮らす事は確かに褒められたことではないのかもしれない。 しかし、ただなんとなくという理由で自然に肩入れするのも、同じく褒められた事ではないのではなかろうか。
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