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オルゴール きまぐれノオト オルゴールの世界をご案内
19世紀のアンティークから現代のオルゴールやその話題まで豊富な情報を紹介しています。

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 ヨーロッパ系オルゴールのシックで重厚な音色に比べ、アメリカ系のそれは明るく軽やかな音色ですね。
 代表的なのは何といってもやはりレジーナでしょう。
 他にもステラ、ミラ、オリンピア、またアメリカ向けシンフォニオンなどがありますが、レジーナの音色にはある種の普遍性さえ感じられます。
 レジーナ社はアメリカ最大のオルゴール・メーカーであり、製造台数・販売台数とも大きく、だからビッグ3のひとつだったのですが、それだけ人気があったということであり、この音が好まれたということです。
 特に15 1/2インチ・ディスクのムーブメントにそれが顕著に感じられます。
 ディスク・サイズとしては決して大きい部類には入りませんが、それだからこそ音にしまりがあり、キレがあり、まとまりがあります。
 日本はなんだかんだ言ってもアメリカ文化の影響を強く受けており、アメリカ文化の特徴のひとつにハリウッド映画などに見られるように「わかり易い」ということがあるようですが、レジーナ15 1/2も実にわかり易い音色で、だから日本でも人気があり多くのオーナーがいますすし、博物館などで見たり聴いたりできます。
 ドイツのシンフォニオン社の30Nなども同じぐらいのサイズであるし、音色もその演奏も聴けば聴くほど惚れ惚れするようなものですが、経験から言うとその良さがわかるまで、特徴やその良さについて説明しなければならず、ある程度の時間がかかるようです。
 そこへ行くとレジーナ15 1/2は音が出たとたんに「素敵!」と思わせる何かがあるらしく、理屈や説明のいらないオルゴールでしょう。博物館などで1回しか聴くことの出来ない、一過性の入館者でも好きになれるのです。
 そしてこのムーブメントは実に多くのケースに納められ、販売されていました。
 エンサイクロペディアを見ているともう様々なケースがあって、ひとつひとつ例を示して行けないぐらいです。
 日本でよく見るのはスタイル11aのサーペンタイン・ケースでしょうか。
 また意外なことに愛好者からはライオンと呼ばれている、レジーナフォンのスタイル240をけっこう見ることができます。
 またオートチェンジャーもしばしば見かけますし、さらにはこのオートチェンジャーをチャイナ・クローゼットに組み込んだ、スタイル335もいくつかの博物館で見ることが出来ます。
 ハッキリしたことは言えませんが、19世紀から20世紀初頭にかけて作られ、そして現存するオルゴールではこのレジーナの15 1/2インチが最も多いのではないでしょうか。
 さらにはこれをモデルにしたポーター社のものもあるし、互換性のあるポリフォン社のもの含めて、このディスク・サイズを使うオルゴールのオーナーは相当数になるでしょう。
 だからディスクの入手も容易であり、例えば日本でも田代オルゴール研究所が日本曲ディスクの制作もしており、すると益々このオルゴールが求められることになり、オーナーが増えて行き…そしてまたディスクが作られ…資本の論理のようなことになりますね。
 浜名湖オルゴールミュージアムは、個人コレクターのコレクションが基になった博物館だということですが、そのコレクターの方がお好きであったのでしょう、ここにはポーター社のもの含めて、様々なレジーナ15 1/2インチ・ディスクのオルゴールが展示されています。 

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