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府中城の主な部分を紹介したが、これら主要部の周囲広範囲に小規模な砦や屋敷を配置、家臣等をそれらに住まわせたり守らせて城の防衛を担っていたようである。そのうちの一つが磯部出丸と云われる砦で、所在地は若宮2丁目字宮部(みやべ)という。
磯部出丸のある場所は、低地との比高約10mの台地先端部にあり、ちょうど南に府中城Ⅰ郭を見る場所になる。もともと磯部(いそべ)という地名(現在消滅)があった場所とされ、そのため磯部出丸と呼ぶらしい。
台地上はご多分に漏れず、住宅地が所狭しと並んでいるが、本来の地形にある程度合わせる形で開発をしているようで、台地南端部を最高所とし、北側に一段低く平坦地が広がり、この2つの曲輪を主郭としていたようである。その周囲斜面に2〜3段の平場を巡らせ、北側台地基部には幅深さとも不明ながら、大きな堀切を設けていたようである。現在でもこの堀切部分は更に約2m低く、南側堀内部の斜面と思われるものが一部残っており、また、道路も不自然にクランクして非常に通りにくくなっている。開発されているとはいえ、比較的遺構の残り具合は良好なほうと言える。
縄張図
縄張図内①から見た、砦遠景。
縄張図内②から見た、登り口の様子。
縄張図内③、台地上にある半円地形。元々の地形に手を加えたのだろうか。
縄張図内④、曲輪内部から見た堀切跡の様子。
縄張図内⑤、堀切内部から見た、曲輪側斜面の様子。
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2019年05月28日
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