2005-07 鑑賞記(欧)

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ここからは7月の鑑賞記になります。はじめの2回は初めてのコミッシェオーパーの登場です。

2007年7月7日(土)19:30 コミッシェオーパー・ベルリン
モーツァルト『後宮からの誘拐』
Sebastien Rouland(指揮) カリスト・ビエイト(演出)

このプロダクションは話題の演出家カリスト・ビエイトによって2年前にプレミエで上演されたもの。同オペラハウスでは、この後『マダム・バタフライ』の演出をてがけそちらもかなり衝撃的な舞台で話題になりました。今回も三年前からのプロダクションなので落ち着いて観れるかと思いましたが随分と荒れた公演になりました。

劇場内にはいると、その異様な光景にまず驚きます。シャンデリアの下にはミラーボールがぶら下がり舞台の幕は既に上がっており透明なガラスによって囲まれた部屋がいくつか用意されています。それらはピンクや紫の証明によって照らされており怪しげです。全裸の女性が出てくるくらいはお客さんもなれていますし、舞台上で性行為のようなことが行われていても、笑ってみていられるのがベルリンのお客さんですが、コンスタンツェのアリアの最中にオスミンがナイフで女性の体を傷つけるシーンがありそこから会場が荒れ始めました。怒って大きな音をたてて出て行く客や気分が悪くなって途中で出る女性。アリアが終わると大ブーイングと出て行く客がみられました。それでも私語をつづける客がいるので今度は会場内から「シーッ、シーッ」という声が、ビエイトがどのような演出家かわかっていたら、これくらいは当たり前にやるでしょうし、ブーイングや大きな音をたてて出る人はベルリンのオペラファンではないかと思います。確信犯というところでしょうね。

人間の持つ暴力性と残酷さ、無情なほど救われない人物達。ビエイトの演出はこれらを直接私達の前に突きつけるので、つらくてみていられなくなるのです。

演奏は良かったのですが、正直言って舞台が衝撃的でよく聴けなかったというのが本音です。このオペラはまたの機会におとなしい演出でもみてみたいです。


Die Entfuehrung aus dem serail
Singspiel in drei Aufzuegen von Wolfgang Amadeus Mozart

Musikalische Leitung Sebastien Rouland
Inszenierung Calixto Bieito

Basse Selim Guntbert Warns
Konstanze Maria Bengtsson
Blonde Eir Inderhaug
Belmonte Peter Lodahl
Pedrillo Christoph spaeth
Osmin Andreas Hoerl

Chorsolisten der Komischen Oper Berlin sowie Kleindarsteller
Es spielt das Orchester der Komischen Oper Berlin

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この舞台は「歌劇」ではなく、本当の「過激」ですね。
モーツァルトの音楽にこのような「過激」な暴力的要素を持ち込む必要が本当にあったのでしょうか?

2007/7/25(水) 午後 11:26 JinK

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ビエイトは過激な演出家ですが、確実にお客さんに受け入れられていっているなあと感じました。モーツァルトのオペラを観ようと思うとひどい目に合いますが、ビエイトの演出をみようと思うと、なるほどよく考えられているなあと感じる場面もあります。そこには社会への強烈な批判があるので、そこを汲み取ろうと努力してみましたが。まだ一回ではよくわかりません。

2007/7/26(木) 午前 3:23 dom*6w*g*er


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