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東京は週末は雨のようでだんだんと蒸し暑くなってきた。サントリーホールが開場になるあたりから、雨がポツポツと降り出した。
今回はサントリーホールのP席、オーケストラの後ろの席で鑑賞した。もちろん音は良くないのであまり好きではないのだが、なんといっても安いのでここで観てしまう。サントリーホールでチケットを買う時はいつもこのジレンマに悩まされそうだ。
前半が五嶋みどりをソリストに迎えてのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲で、後半はショスタコーヴィチの交響曲第5番というプログラム。特に前半のチャイコフスキーでは、五嶋みどりとエッシェンバッハそしてオケの三者が見事に調和した素晴らしい演奏で、今シーズンのベストコンサートの最有力候補だと思う。
コンチェルトの出だしからして、弦楽器を中心としたオーケストラの音色の素晴らしさに驚かされる。先にも書いた通り、五嶋とエッシェンバッハとコンマスのコンタクトが絶妙で、オケの素晴らしい音色が五嶋の登場に華を添え、五嶋の繊細だが決して弱い印象を与えない表現力がさらに音楽を高いものにしていた。とにかく、ソリストとオケの凄まじいレベルでの演奏に驚愕した。エッシェンバッハはちょっと脱力していて、これくらいが丁度良い?。
後半のショスタコーヴィチは、エッシェンバッハ節が炸裂で特に3楽章にそれが現れていた。静かなところをねっとり(笑)と歌わせ、緊張感を長時間持続させて、4楽章で炸裂させたのは見事だった。1楽章の出だしは、もっとズシズシと重くやって欲しいと思ったのだが、2楽章冒頭のコントラバスの音の大きさと深い響きに驚かされた。
エッシェンバッハは指揮姿をみていると、クラシックマニアのおじいちゃんが、一流オケを前にして成りきっているようにしか見えないのだが、あんな怪しい動きでこんな凄い演奏をしてしまうのである。
とにかくヴィルトーゾ同士の共演といのはこのようなコンサートを言うのであり、年にこのような体験が何度できることか、、。
2008年5月24日(土)14:00 サントリーホール
フィラデルフィア管弦楽団
指揮:クリストフ・エッシェンバッハ
ヴァイオリン:五嶋みどり
チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op.35
ショスタコーヴィチ 交響曲第5番 ニ短調 op.37
(アンコール:ワーグナー 歌劇『ローエングリン』第3幕への前奏曲)
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エッシェンバッハ指揮が相変わらず下手でしょう?でもフィラデルフィアになるとミスすると食えないので完璧にやっちゃいますね。ドイツは振ったとおり。あれだけ指揮が下手だとその分だけミスをやります。指揮のとおりさえやってればミスしても首にならないんです。ミスをするのは指揮のせいだそうです。なるほどドイツの普通の指揮者でこれほどボウの下手なのはいないのでミスしないのはわかります。とにかくドイツのオケはボウのとおりしか演奏しません。下手だったら下手なようにやるそうです。
でもそれを差し引くとこの指揮者凄くいいですね。来年はWPと一緒にケルンにも来ます。WPはケルンに年に4回来ますが、4回ともそれぞれ別の指揮者です。
2008/5/25(日) 午前 4:11 [ kanno ]
エッシェンバッハの指揮は下手ですね。そしてちょっと面白い?。でもなんかいい音楽をやる。不思議な世界です。エッシェンバッハが盛り上がって来て指揮姿がめちゃくちゃになっても、アンサンブルを崩さずに、大音響を築き上げる、フィラデルフィア管に感心しました(笑)。
WPが4回もケルンにくるんですか!エッシェンバッハはウィーンフィルの指揮台にも立っているんですね。どんな演奏をするのか、ウィーンフィルの団員がどのような表情で演奏しているのか観てみたいです。
2008/5/25(日) 午後 9:31
こんばんは!
よい演奏会だったようですね。
火曜日に行く予定でいます。
今回はメインがちょっと面白くないと思ったので、協奏曲で余り出ないブリテンということで選ばせて頂きました(笑)
フィラデルフィア管ってとてつもない大きな音を出しますよね。
シカゴより大きいのでは???
今から楽しみです。
2008/5/25(日) 午後 11:49 [ / ]
おはようございます。
初めてショスタコの5を聴きました。
ご指摘のように
3楽章と4楽章のコントラストは見事でした。
華麗なサウンドなるものを
もう1度聴き直してみたいと
思いました。
2008/5/26(月) 午前 5:37
WPがケルンに客演で来る場合は日本と同じ法外なギャラが取れるんで指揮どうりに間違ったりはしないでしょう。でも彼があそこ歌劇場でプローべなしにオペラを指揮したらシュナイダーのように指揮どおりにわざと間違ってやるかもしれませんね。もちろんCDはミスは絶対売れないのでそこを必ず編集してだします。NDRやバイロイトのライヴのTVやラジオは生なのでミスがそのまま流れますね。ミスしても首にならないし潰れないのでどんどんここでは指揮のせいにすることができます。ドイツのオケは他の指揮者とはめったにミスは起こらないのですがエッシェンバッハが指揮するとミスの王様でしたね。アマより酷くなります。だから5年しか持たなかったのでしょう。フィラデルフィアの同様のはずです。みんな馬鹿じゃないのだからあの指揮ではとてもじゃないけどアホ臭くてやってられないですね。WPはその音楽性だけに着目したんでしょう。今時あの音楽は珍しいです。
2008/5/26(月) 午後 4:46 [ kanno ]
katatsumuridono さん>ブリテンの協奏曲は一度、デュッセルドルフで聴きました。なかなかいい曲だと思いました。CDでは確か、ヴェンゲーロフ、ロストロポーヴィチ指揮/ロンドン響を持っています。ちょっとどんな曲だったか忘れてしまいましたが、、、。メインは、やはりショスタコですよね。エッシェンバッハの指揮ぶりが見物です。ほんとにクラシックオタクのおじいちゃんにしか見えません(笑)。
2008/5/26(月) 午後 10:23
irigomiさん>聴かれましたか。かつてはイデオロギーうんぬんを行っていたのですが、現在では各指揮者がスコアを分析して、どうすれば効果的な演奏になるのか、研究し尽くした演奏が多い気がします。金管楽器があんなに朗々と立派に演奏しているのを聴いていると、短い間にも進歩していることを実感します。ロシアのオケやロストロポーヴィチが指揮したアメリカの某オケやN響の古い録音を聴いていると、金管楽器奏者の演奏レベルを越えた音をショスタコは書いているのかと思っていました。
2008/5/26(月) 午後 10:28
菅野さん>音楽監督やら首席指揮者といったポストには向かないということですよね。確かNDRには今でも客演していますよね。怪しさたっぷりのあの音楽は聴きものです。そういえばこのコンサート、開演前にオケの団員が必死な顔をして曲をさらっていたのを思い出します。指揮みて合わせているようではやばいと思ったのでしょうか(笑)。
2008/5/26(月) 午後 10:32
常任じゃないとレコーディングの話は来ないのでやらないとだめですね。とにかくドイツではしっかり楽員の生活が守られているから彼には向きません。耳もそれほど良くないしね。あの人は異常な曲:マーラーとかが良いですね。精神異常者が精神異常者の曲を振ると良く合うようです。ちょっと経営が苦しくて絶対ミスできないオケ:アメリカとかイギリスの常任がいいです。
2008/5/26(月) 午後 10:46 [ 菅野 ]
そうなんですか。以前来日したときはマーラーの6番をやっていたと思います(パリ管かフィラデルフィア管か忘れました)。テレビで少し指揮しているのを観たような気がするのですが、これまた面白い指揮するなあという印象しか残っていません。
2008/5/28(水) 午前 0:03