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8年ぶりの東京リングだが、前回は『ワルキューレ』のみしか見ていない。あの時はワーグナーのオペラを生で見るのも初めての経験だったが、その後ドイツ生活を体験して数々のワーグナーの実演を体験して今回のプロダクションをどのように感じるか、楽しみにして出かけた。

演出は、新国立劇場の巨大な舞台機構を十分に生かし、比較的わかりやすくみやすい。情報化社会で盗まれた情報の断片がこれからどのように展開していくか楽しみだ。最終場面は神々へ風船が舞い降りて来る場面は、バブルの絶頂にあるヴァルハルなのだろう。初演時はちょうどバブル崩壊後の不況時だったと思うが、今また不況の時代に上演されるのが、不思議な感じがしていた。

少し疑問に思ったのだが、ハーゲンの母親らしき女性が登場するが、これをみているとハーゲンはミーメの子供という解釈だと思ったのだがどうだろう。

歌手はアルベリヒのユルゲン・リンが素晴らしい声で圧倒していたと思う。また、フリッカのエレーナ・ツィトコーワとエルダのシモーネ・シュレーダーも素晴らしい歌唱を聴かせてくれた。これにくらべると、ヴォータンのラジライネンとローゲのズンネガルトはごくごく普通の歌唱で、特にローゲなどあまりキャラが生きていないと感じた。日本人勢はミーメの高橋が良かったくらいで、他の歌手は外国人勢に比べると大きく聴きおとりがした。

エッティンガーの指揮はまずまずで、師匠のバレンボイムの影響をかなり強く受けている。東フィルの演奏は、始終ホルンが安定しないのが気になったし、ドルトムント歌劇場のようなドイツの地方劇場でやっているリングの演奏と比較してもまだまだ不十分という印象だ。

2009年3月7日(土)14:00 新国立劇場
ワーグナー『ラインの黄金』

(詳細は後日)

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詳細が楽しみです。
日本でのワーグナー上演という観点からの想いなどもお聞かせ下さればありがたいです。

2009/3/8(日) 午後 10:07 [ ]

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恵さん>こんばんは。次回15日にも鑑賞するのでその時にまた改めて記事を書きたいと思います。

2009/3/9(月) 午後 11:21 dom*6w*g*er

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お久し振りです。「ラインの黄金」での3人の主要人物中二人が普通で出来では全体の印象が薄いのではないでしょうか?ハーゲンがミーメの子供となると「神々の黄昏」第2幕始めのハーゲンとアルベリッヒの対話の解釈をどうすればいいのか心配です。

15日の記事も楽しみにしてます。

2009/3/10(火) 午後 0:26 [ 蘭丸 ]

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蘭丸さん>ハーゲンは、やはりアルベリヒの子で、ハーゲンの母親らしき女性がミーメに擦り寄っていっただけなのかなとも思いました。

素晴らしいプロダクションであることは間違いないので、今後の展開が楽しみです。

2009/3/10(火) 午後 11:20 dom*6w*g*er

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15日に観てきました!!素晴らしかったです!!大満足!!

歌手陣についてはほぼ同感です。ヴォータン役のラジライネンは意外にも(嫌いな歌手だったので)結構気に入りましたが。
日本人歌手陣、まあまあだと思いました。巨人兄弟はイマイチでしたが。

ドルトムント『リング』、体験してみたいなぁ〜♪

2009/3/17(火) 午後 1:38 [ オデュッセウス ]

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オデュッセウスさん>遅レスすみません。オケは15日の方がだいぶ良かったように思います。ラジライネンは、確かに悪くはなかったですよね。

2009/3/22(日) 午後 7:14 dom*6w*g*er

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オデュッセウスさん、書けないのですがアクセス禁止にしましたか?
何かアクセス禁止にするような暴言などを書きましたか?

2009/3/23(月) 午後 9:52 [ kanno ]

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こんにちは。2回ご覧になったのですね。15日は僕も聴きに行きました。歌手については同じ感想を持ちました。高橋淳は群を抜いていましたが、日本人勢は全体としてイマイチでしたね。

2009/3/25(水) 午後 8:22 [ mar*in*bba*o ]

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martinさん>15日の方が良かったように思います。ただ、オーケストラはイマイチで、エッティンガーも悪くはないというぐらいの印象しか受けませんでした。

2009/3/28(土) 午後 5:52 dom*6w*g*er

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ご無沙汰しております。
最終日に拝見しました。
前回のツィクルスは「ジークフリート」と「神々の黄昏」のみを拝見。
歌手陣が違うものの今月の「ヴァルキューレ」で、変則的(笑)ではありますが、一応全て観る事になります。
「ラインの黄金」はやはりああいうスーツなどを着せてしまうと、いかにも神々が想像した契約社会というのが前面に出すぎてしまい、嫌味っぽくなるかと思いました。
昨今の世界的傾向なのでしょうが。
やはりメトのオットー・シェンクの様なものが無難でしょう(笑)
最近、カラヤン演出のDVD買いましたが、ちょっと古臭く感じてしまうのですねぇ。
難しいです。
とはいえ、演出家にとって色々なことができるという点では、この「ラインの黄金」だと思います。

2009/4/3(金) 午後 5:50 [ / ]

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コメントが遅くなり申し訳有りません。私は前回は「ワルキューレ」のみの鑑賞でした。今回もシーズンチケットを申し込みましたので、後半の「ジークフリート」「神々の黄昏」も鑑賞予定です。
歌手は「ワルキューレ」の方もまあまあといった感じの評判を聴いていますが、どうなるでしょうか?明日(12日)鑑賞予定です。

2009/4/12(日) 午前 1:01 dom*6w*g*er

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