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横浜能楽堂企画公演 「英雄伝説 義経」
第6回「義経を守り抜く忠信の忠義」
横浜能楽堂の企画公演英雄伝説『義経』の最終回である。今回の演目は『忠信』で前回の公演の『攝待』では、佐藤兄弟の母親をシテが演じ、屋島の戦いで討ち死にした兄・継信について語られるものだったが、今回のシテは弟・忠信で追われた義経一行が夜討ちに合うという情報の中、防ぎ矢として一人残り義経一行を逃がすという場面を能にしたもの。時間も約35分程と短く大人数での切り組があることから動きが多く、あっと言う間に終わってしまった感じがした。この番組は、作者不詳だが歴史が古く世阿弥の頃には既に登場していたらしい。江戸時代に一時廃曲となったが、観世と宝生の二流で復活している。
この公演は上原まりによる義経記からの抜粋で琵琶の語りと能という二本だてで横浜能楽堂の意欲的な企画公演だった。できれば全てみたかったのが、心残り。
第6回「義経を守り抜く忠信の忠義」
平成22年3月6日(日) 14:00開演 13:00開場
対談 上原まり、三宅晶子
解説 三宅晶子
琵琶・語り 上原まり
能「忠信」(宝生流)
シテ(佐藤忠信)宝生和英、ツレ(源義経)大坪喜美雄、
トモ(義経の従者)田崎甫、今井基
ツレ(法師武者)水上優、ツレ(衆徒)小倉伸二郎、和久荘太郎、澤田宏司、
辰巳大二郎、川瀬隆士、辰巳和磨
ワキ(伊勢三郎義盛)殿田謙吉
笛:松田弘之、小鼓:古賀裕己、大鼓:柿原弘和
後見:辰巳満次郎、東川尚史
地謡:武田孝史、金井雄資、東川光夫、小倉健太郎、辰巳孝弥、
地謡:亀井雄二、金森良充、金森隆晋
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