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9月最初のコンサートは、ヴェルレクである。超重量級のプログラムからはじまった。
独唱陣には、ファンティーニ、プルデンスカヤ、マクアリスター、ルーカスと超大物オペラ歌手を揃えて臨んだ布陣。
全体的な曲のつながり昂揚感やドラマ作りがいまいちで、散逸的な印象を受けた。独唱陣、合唱、オケとも高いレベルで聴かせてくれるのだが、アルミンクの音楽作りがイマイチだ。静寂の中から始まったキリエはなかなか良かったのだが、独唱陣が入ってくるあたりへのつなぎ方があまりよくなく、音楽が連続的でないと感じた。マクアリスターなどもっと劇的な表現をしてほしかった。最後の独白のようなソプラノのファンティーニも良いのだが、そこへ至る音楽の作り方がイマイチで大きな感興を生むまでには至らなかった。
と、文句ばかり並べているが、シーズン開始から『抒情交響曲』そして今回の『ヴェルレク』と意欲的な作品に取り組み続けるこのコンビには大いに楽しみだ。そのためブリュッヘンのベートーベンプロジェクトなどというプログラムを見るとがっかりしてしまうのである。
2010年09月10日(金)19:15 すみだトリフォニーホール
トリフォニーシリーズ#467
ヴェルディ『レクイエム』
指揮:クリスティアン・アルミンク
ソプラノ:ノルマ・ファンティーニ
メゾ・ソプラノ:マリナ・プルデンスカヤ
テノール:スコット・マクアリスター
バス・バリトン:ラルフ・ルーカス
合唱:晋友会合唱団(合唱指揮:栗山文昭)
コンサートマスター:西江辰郎
新日本フィルハーモニー交響楽団
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2日目(9月11日)の公演を聴きました。初日より練り上げられたのでしょうか、散逸的という印象はありませんでした。むしろ、アルミンクの曲ごとのテンポ設定やデュナーミクが明快で、よく考えられた演奏という感想です。また、「リベラ・メ」でのノルマ・ファンティーニの劇的な歌唱が強く印象に残りました。
2010/9/13(月) 午前 0:20 [ dsch1963 ]
実は2日目も見に行こうか迷ったのですが、ラザレフも聴きたかったのであきらめました。アルミンクがちょっとしたところで修正をしていけば、とてもよくなると思ったので2日目はそこを修正してきたのでしょう。
2010/9/13(月) 午後 10:25