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久しぶりに観客が熱狂に包まれた演奏会だった。かなり前5年くらい前か、ヤンソンスがコンセルトヘボウと来日した時に名古屋で、ブラームスの2番とチャイコフスキーの悲愴というプログラムで聴いたのが唯一のヤンソンス生演奏の体験だった。録音等を聴いていても最近はかなり油が乗っていてますます情熱的な演奏をするようになったと感じる。もちろんコンセルトヘボウの素晴らしかったが、ここまで熱狂的ではなかった。

バイエンルン放送響と言えば名門中の名門オケでベルリンフィルなどどともに称されることもあるオケだがその素晴らしさを体感することができた。とにかくオケの奏者同士のアンサンブルが緊密でお互いによくアイコンタクトを取ったり、体を動かして緊密な連携をとっているのが印象的だった。アメリカのトップ5なども素晴らしいが、やはり技巧的な面やアンサンブルでガチガチに固めて来るアメリカの一流オケに比較して、オケ全体の音のイメージや音楽作りではやはりドイツの一流オケは一歩抜きん出ていると感じた。

また、この日はブラームスもチャイコもホルンのトップの上手さには感銘を受けた。特にチャイコの2楽章のソロなど、柔らかな音色でさらりと吹き出したあたり鳥肌が立つような素晴らしさだ。

毎度感じることだが、ドイツをはじめとしたヨーロッパの超一流オケやアメリカの超一流オケには変なヘヤースタイルやファションの人が皆無だということだ。それに比べどこかの国のオケは、、超一流じゃないからだと言ってしまえばそれまでなのだが、、。


2009年11月15日(日)14:00 サントリーホール
マリス・ヤンソンス指揮 バイエルン放送交響楽団

ブラームス:交響曲第2番ニ長調作品73

休憩

チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調作品64

アンコール
シベリウス:悲しいワルツ
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル『憂いもなく』 op.271

銕仙会 11月定期公演

金曜日の仕事帰りに銕仙会の公演を観に宝生能楽堂へ行った。水道橋など能を観るまで全く来たことがなく、ここが東京ドームのすぐ近くだということを知ったのも最近だ。


今週NHKで能楽入門として観世流能楽師野村四郎を講師に『船弁慶』を中心に能の決まり事など、その楽しみ方を解説した番組をみたおかげで、能に少し入りやすくなった気がする。とにかく実演にたくさん実演に接することを流儀としている私はそうやって何度もトライすることにしている。

さて今回の公演は、はじめに能の『浮舟』これはもちろん源氏物語からである。内容的には激しい動きが少なく渋い演目だと思うが、シテの研ぎすまされた演技に見入った。後半の昭君はこれも有名な、王昭君の悲劇である。前半の嘆き悲しむ白桃と王母の悲しみにみちた舞台、後半の単干登場により一変して激しい舞になる。通常は前シテが白桃で後シテが単干だが、今回は「護法型」というシテの白桃が舞台にいるままで、単干が登場するという演出で銕仙会では度々このタイプの演出もなされるとのこと。


2009年11月13日(金)18:00 開演 宝生能楽堂
銕仙会11月定期公演

番組

能 浮舟(うきふね)
   彩色

前シテ 里女
後シテ 浮舟

観世清和

ワキ 旅層 殿田 謙吉

アイ 里人 小笠原 匡

笛 一ソ 隆之
小鼓 林 光寿
大鼓 柿原崇志

後見 谷本健吾
   浅見真州

地謡 観世淳夫 長山桂三 北浪貴裕 遠藤和久
   西村高夫 山本順之 観世銕之丞 長山三郎

狂言 魚説法(うおぜっぽう)
    シテ 施主 野村万蔵
    アド 新発意 野村拳之介

能 昭君(しょうくん)
   働入
    シテ 尉(白桃) 浅井文義
    ツレ 姥(王母) 浅見慈一
       呼韓邪単干 柴田 稔
       昭君    鵜澤 光
    ワキ 里人    村瀬 堤

笛  槻宅 聡
小鼓 鵜澤洋太郎
大鼓 亀井広忠
太鼓 小寺佐七

後見 清水寛二
   永島忠イ

地謡 安藤貴康 谷本健吾 長山桂三 泉雅一郎
   馬野正基 若松健史 野村四郎 小早川修

シテ五流のうち金剛流のみが京都を本拠地としている。私は『安宅』を観るのも初めてなので他流がどのようなものかわからないが取りあえず鑑賞してみることにした。

安宅は言わずと知れた歌舞伎の『勧進帳』の元ネタだが、歌舞伎では富樫が義経だと気づくが弁慶の主君を思う気持ちに心うたれて、義経一行を見逃す人情劇だが、能は大きく異なり弁慶を中心に描かれる、富樫も弁慶の引き立てるのに一役買っている上、義経も子方が演じるとこで弁慶を引き立てている。

ワキの宝生閑やシテの金剛永謹は、登場してくるだけで舞台に緊張感が張りつめる。金剛永謹の弁慶は、重厚で力強くとにかく威厳たっぷりの弁慶だ。また、最後の富樫が現れ酒盛りになる場面は、演者によっていくつかの解釈があるとのことだが、宝生閑は酒盛りの場面でもあわよくば命を狙おうと最後の最後まで弁慶一行への疑いを捨てなかったようだ。

2009年11月7日(土)14:30開演 国立能楽堂
番組

狂言
呼声
野村萬斎
深田博治
高野和憲

後見 月崎晴夫

休憩


安宅 延年瀧流 貝立

シテ(武蔵坊弁慶)/金剛永謹
子方(源義経)/原 陸
ツレ(随行の郎党)/金剛龍謹、今井克紀、豊嶋晃嗣、宇高竜成、工藤 寛、廣田泰能
ワキ(富樫某)/宝生 閑
間(強力)/野村萬斎、石田幸雄

笛 /一噌庸二
小鼓/幸 清次郎
大鼓/柿原崇志

後見/廣田幸稔、豊嶋幸洋、田村 修
地謡/豊嶋三千春、今井清隆、宇高通成、山田純夫
     田中敏文、坂本立津朗、元吉正巳、見越文夫

野村万之介と野村万作の名人芸を堪能した。万之介は登場したときは、何やら頼りないおじいさんが出て来たなと思っていたが、独特のとぼけた感じが上手くとてもいい。


2009年11月6日(金)18:45開演 宝生能楽堂
第48回野村
番組
貰聟(もらいむこ)
 舅 三宅右近
 聟 三宅右矩 妻 三宅近成

柑子
太郎冠者 野村万之介
主 石田 幸雄

休憩15分

素囃子


大鼓 内田輝幸 
小鼓 観世新九郎

太鼓 徳田 宗久 
 笛 内潟 慶三

老武者

祖父 野村 万作

三位 野村 萬斎

その他出演

大野の『ウェルテル』はモネ時代にブリュッセルで観たことがあり、全般的な印象はその時とほとんど変わらなかった。ただ、モネの時は歌唱陣が全般的にかなりアクの強いフランス語で、主役のウェルテルを演じた歌手(私が鑑賞した日はバリトンだった)の癖の強いフランス語が特に 印象的だった。それにくらべ、今回の歌唱陣はフランス語がとても柔らかく、普段よく聴くフランス語だと感じたのだがどうだろうか?

モネのオケもパワフルなオケだが、リヨンのオケをそれに劣らずというか、それを遥に上回る力強いオケだ。パリのオペラ座管を聴いたときも感じたことだがフランスのオケはイタリアのオケと違った独特の情熱的な演奏をする。これはウィーンやドイツそしてメトのオケには全くない特徴だ。

大野の指揮は劇的な音楽で常に飛ばし続けるこのオペラだが、緊張感を損なう事無く最後まで全力疾走の演奏には脱帽だ。歌唱陣もとてもすばらしい。ウェルテルのヴァレンティとアルベールのロートは、時折譜面を観ながらの歌唱だったが、細かな性格表現もよく出来ていたと思う。ヴァレンティは若干高音が苦しくなるような場面もあったが。また、シャルロットのオールドリッチが歌唱も表現力も抜群に良かった。

しかしこのドラマ、ウェルテルがどこまでもせつない、、、

たまたま最近自宅でマスネの『マノン』のBDをよく鑑賞しており、今回の『ウェルテル』を聴いて、マスネにしばらく嵌りそうだ。



2009年11月1日(日)15:00 オーチャードホール
マスネ『ウェルテル』 

大野和士指揮

ウェルテル:ジェイムズ・ヴァレンティ
シャルロット:ケイト・オールドリッチ
アルベール:リオネル・ロート
ソフィー:アンヌ=カトリーヌ・ジレ
大法官:アラン・ヴェルヌ
シュミット:バンジャマン・ベルネーム
ヨハン:ナビル・スリマン

管弦楽:リヨン国立歌劇場管弦楽団
児童合唱:東京少年少女合唱隊


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