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帰国まであと2日今日は後片付けに追われた一日でした。最後の記事は、今回のエッセン・フィル(マレク・ミンコフスキ指揮)のコンサートと、DOBで鑑賞した『シモン・ボッカネグラ』(演出:Lorenzo Fioroni、指揮:レナート・パルンボ)、『ばらの騎士』(演出:ゲッツ・フリードリッヒ、指揮:フィリップ・オーギャン)です。『ばらの騎士』は、カウネ、シェーファー、ガランチャと超豪華女性陣が並んだ注目の公演で、ガランチャのDOBデビューとなったものです。


2008年3月13日(木)20:00 エッセン・フィルハーモニー
8. シンフォニーコンサート

エッセン・フィルハーモニー管弦楽団
マレク・ミンコフスキ(指揮)
Gérard Caussé(ヴィオラ)

エクトル・ベルリオーズ(1803-1869)
交響曲『イタリアのハロルド』作品16(独奏ヴィオラとオーケストラのための交響曲)

ヨハネス・ブラームス(1833-1897)
交響曲第4番 ホ短調 作品98


ミンコフスキの名前はもちろん知っていたが、彼が古楽器界で注目されている事以外は、ファゴット奏者だったり、フランス人だということは知らなかった。今回エッセン・フィルに客演したのでちょうど良い機会だと思い観に行くことにした。

プログラムの前半はベルリオーズの交響曲『イタリアのハロルド』で後半がブラームスの第4交響曲でフランス人で古楽器系の指揮者だからこのプログラムかと、あまり考えることなく聴き始めた。

『イタリアのハロルド』は、今回初めて聴いた曲で独奏ビオラが入った不思議な曲だ。パガニーニに”もっとソロを難しくしてくれ”と言われたが、結局ベルリオーズにはそれができず、このようなお得意の大管弦楽作品になったようだ。独奏ビオラのGérard Causséは、フランス、トゥールーズ生まれのソリストでかなり国際的にも高いキャリヤをもつソリストのようである。この曲だとなにもこんな名人を呼ばなくてもという気もする(失礼)。前半はエッセン・フィルの調子も良いようだしなかなか充実した演奏だったと思う。ただ終曲近くでソリストと一部バイオリンとチェロ奏者をステージからおろして演奏させていた以外、至って普通の演奏だったと思う。

このプログラムの意図とミンコフスキの面白さがわかったのは後半のブラームスを聴いてからだった。前半同様かなり激しい指揮振りでオケから派手な音色を引き出していたが、それにしてもガチャガチャと騒がしいブラームスの4番だと思った。4楽章のテンパニなど随分小さく堅い鉢を使っていた。その時はっとしたのが、響きがベルリオーズと全く同じように聴こえたのだ。共にロマン派の作曲家でありながら、特殊楽器を使い大管弦楽物を作ったベルリオーズとパッサカリア等古い作曲技法を用いながらも新しいものを模索したブラームス、両者が到達していたのは、よく似ていたんだよ。とミンコフスキに指摘されたと思ったのだが、どうだろうか?

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