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無事日本へたどりつきました。時差ぼけも無く普段よりもとても調子が良いです。さて今回は残っていた鑑賞記でドイチェオーパー・ベルリン(DOB)の『シモン・ヴォツカネグラ』です。

2008年3月14日(金)19:30 ドイチェオーパー・ベルリン(DOB)
ジュゼッペ・ヴェルディ『シモン・ボッカネグラ』

(詳細は後日)

指揮:レナート・パルンボ
演出:Lorenzo Fioroni

シモン・ボッカネグラ:Ambrogio Maestri
ヤコポ・フィエスコ:Roberto Scandiuzzi
パオロ・アルビアーニ:Piero Terranova
ピエトロ:Ante Jerkunica
マリア:Anja Harteros
ガブリエーレ・アドルノ:Stefano Secco



最後のベルリン訪問は、当初日曜日のリンデンの『マイスタージンガー』だったのだが、引っ越しの準備もあり、泣く泣く鑑賞を諦めたので翌日の『ばらの騎士』が最後となった。

『シモン・ボッカネグラ』というオペラ、かつてアバド指揮のCDで挑戦したが、その地味な内容について行く事ができずあえなく断念していた。今回はウィーンの公演のDVD(ガッティ指揮、ハンプソン(シモン・ボッカネグラ)、フルッチョ・フルラネット(フィエスコ))という豪華メンバー(もちろんアバド盤も豪華メンバーのはずだ))を鑑賞していて、このバリトンとバスが主人公の地味なオペラを、年齢や経験のためであると思うが、素直に楽しむことができたので、とても楽しみにしていた。また、本公演の指揮は、GMDであるレナート・パルンボが努めたため、この何度もお世話になり楽しませてもらったDOBの現GMDの指揮を最後に聴いてみたいと思い鑑賞することにした。

そのパルンボの指揮だが、抑制が聴いておりバランス感覚も抜群でオケをきちんとコントロールしている。アンサンブルもきめ細かく配慮が行き届いている。その反面、テンション抑えめであっさりやってしまう感じがするみたいで、会場でお話した日本人のかたはイマイチという印象をもたれたみたいだ。GMDなのでしっかりとした練習時間をとることが出来るのだろうし私はとても気に入った。しかし地味な印象は拭えない。

歌唱陣はシモン・ボッカネグラのマエストリ以外初めて聴いた人ばかりだったが、パオロのPiero Terranovaが弱かった以外かなりハイレベルだったと思う。マエストリを以前聴いたのはファルスタッフだったので、その喜劇役者ぶりにも驚いたので、このシリアスな役でどのように表現するのかとても楽しみだったが、十分に満足のいくものだったと思う。

演出はLorenzo Fioroniという人で初めて聞く人だったが、ちょっとした冗談がとても好きで楽しませてくれた。また、相当の鉄道マニアらしく蒸気機関者が登場したり、その登場の仕方にも様々な工夫があり(1回目は、巨大な実物大に近いもの。2回目は、煙だけ。3回目は鉄道模型として登場。)面白い。ただ全体として鉄道がどういう意味をもっているのか私には理解できなかった。

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