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ショスタコーヴィチの交響曲の演奏と解釈においては、現代の第一人者ではないだろうか、キタエンコがケルン・ギュルツェニッヒ管を指揮した全集を某オークションサイトで手にいれた。これまでショスタコーヴィチの交響曲の実演経験は、5番(西本/ミレニアム響、ビシュコフ/WDR響、ホーネック/NDR響の三種と今週末にエッシェンバッハ/フィラデルフィア管を聴く予定だ)、7番(フィオーレ/デュッセルドルフ響)そして11番(キタエンコ/NDR響)だ。一番感銘を受けたのはキタエンコの指揮したもの。ショスタコのスコアを知り尽くし、どうすれば素晴らしいショスタコの書いた譜面を音に出せるのかを知り尽くした演奏だったと思う。ここではイデオロギーが言われた時代が遠い過去のことであることがはっきりとしている。
このCDとても欲しかったのだが、ドイツにいる時には持って帰るのが面倒だということで購入を控えていた。帰国後ネットやCDショップを探しても新譜は8番しか手に入らないことがわかり残念に思っていたのだが、神保町のササキレコードであっさりつ見つけることができたのだが、その値段をみて購入をためらっていた。しかし某オークションサイトをみるとその半額くらいの値段で出品されているのを見つけ手に入れた。で、5番と11番しかまだ聴いていないのだが、やはり素晴らしい。すべての音がこう響くべきだというような確信をもって演奏されている。またここではオーケストラも最高だ。ケルンのオーケストラというのは、ハンブルクやベルリンに比べ、柔らかく明るい響きをしていると思うのだが、そこはドイツのオケ、重心のしっかりとした低弦のアンサンブルをはじめ、重戦車のように響き咆哮する金管楽器が健在だ。
ショスタコの交響曲演奏のリファレンスとして貴重な全集ではないだろうか。ショスタコの交響曲に興味をもたれているかたはぜひ聴いてみてください。
今再度HMVのサイトで調べてみたら普通に手に入りますな、、、。
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