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2010年11月28日(日)14:00 鎌倉能楽堂
県民のための能を知る会 鎌倉公演
解説 鎌倉武士というもの 屋島政雄
能 鉢木
狂言 鐘の音
久しぶりに能楽鑑賞に出かけた。場所は、初めての鎌倉能楽堂である。近くに住んでいると意外と鎌倉にもいかないものだ。初めて、藤沢から江ノ電に乗り最寄駅の長谷まで向かった。長谷駅から大仏の方へひたすら歩くと途中に鎌倉能楽堂の看板があり、曲がると民家の奥まったところにある小さな能楽堂だ。舞台も小さく客席数も少ないため演者の表情もよく見える。
客層は都内で能楽を見るときに比べ若い人がほとんどいない。30台半ばの私が最年少くらいだ。ただ小さいせいか、客のマナーは格段に良い。
鎌倉能楽堂は、観世流シテ方の中森家によって運営されており、東京や横浜でも公演を行っている。シテの中森貫太自ら公演前に現れ挨拶を行ったり、公演終了後も現れ質問を受け付けるなどアットホームな雰囲気にあふれている。
鉢木は以前にもどこかで観たような記憶があるが思い出せない。超有名な演目であるが、少し面白おかしなところもあり他の能楽の演目とは一線を画している。狂言の鐘の音も鎌倉にある寺を巡りながら、鐘の音と鐘の値をかけたシンブルなものだが、狂言自体の面白さに加え、鎌倉の街並みを巡る楽しさもある。
地場に根差した能楽の楽しさ、鎌倉能楽堂では今も執権北条家の治世が行われているかのような異界へ旅することができる。
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